本日はこちら「ヘキシック HD」のレビューです。
本作はXbox360のデモンストレーション的なタイトルで、本体HDDにプリインストールされています。また、誤って削除等した場合でもマーケットプレースで無料で落とすことができます。
Xbox360の性能を活かした、素早いロード、ラグのない爽快なエフェクト、空いた時間にまったりのんびり出来るモードとBGM。そして実績(笑)。
旧世代となってしまった今では取り立てて見直すほどのものでもありませんが、Xbox360をお持ちの方なら誰もが一度は起動したことがあるのではないでしょうか。
本作は六角形のパーツで埋め尽くされた盤面を用いたパズルゲームで、隣接する三つの(あるいは特殊なパーツを用いて六つの)パーツを右および左回りに回してパーツを消す3マッチタイプのゲームです。
ただし、本作が他と違うのはこのシンプルなルールを用いてゲームクリアを目指す点ですね。
基本的なモードとなるマラソンモードでは、とにかく消せば良い、というわけではありません。むしろ消してはいけない。
何が何だか分からない初心者のうちは手当たり次第に消していって、「おおー、コンボみたいのが気持ち良いな」とか思うわけですが(私もしばらくそうやって遊んでいました 笑)、どんどん消していくとスコアが溜まり、レベルが上がります。
レベルが上がると当然難易度が高くなり、色が増えたりお邪魔パーツが出現してきたりするわけです。
本モードの目的はゲームクリアであり、その条件はとても特殊なパーツを三つ作って消すことです。
この特殊なパーツというのは、適当に消していれば出来上がるようなものではなく、緻密な計算によって計画的に生産されるべきものなのです。クリア条件ですので当然作るのには手間がかかり、ほんの一手のミスで全ての努力が水の泡になるようなシビアで繊細な計算が求められます(その代わり制限時間はありませんので、まるで詰め将棋のようにじっくりと考えて時間をかけてプレイすることができます)。
当然、お邪魔パーツが出てくればそちらの処理をせざるを得なく、手順は煩雑になってしまいます。
消すな、と言ったのはそのためなんですね。
あるへはこのゲーム、苦手です。
Xbox360購入当時、適当に消して遊ぶだけの暇つぶしゲーでしかありませんでした。ある時攻略サイトを見て興味が湧き、再び挑戦したのですがやっぱりクリアには至りませんでした。
ただ、この考え方の違い、というかプレイ方針が変わったことでまた新鮮な気持ちで本作に挑戦し、本当の魅力というものが見えた気がします。
Xbox360をお持ちの方、HDDに眠っている本作をもう一度プレイしてみませんか?
本作は最近増え続ける「時間に追われつつ、華麗な指捌きを要し、機転と瞬発力を試す」ようなアクションパズルゲームではありません。
一手一手、先を読み、レベルを低く抑えながらどのようにブラックパールを作るのか。この詰め将棋系の魅力を知り、中毒になるプレイヤーがいても不思議ではない名作です。
P.S.
「Hexic」「攻略」で検索するとたくさんヒットします。私が昔見たサイトがどれだったか忘れてしまったので、今回は紹介しません。ごめんね。
一番手間のかかるブラックパール、三つ作るだけでも大変なのに、これで盤面を埋め尽くすとか。Hexicの世界は果てしなく奥が深いようです。
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BGMは私も好きですね。ああいう「サウンド」的なジャンルはとても好きですが、どこかで聞いたような、でも確実にそれじゃない、なんだかもやもやする、サビが来そうで寸止めされる……そんな感じを受けています。
伝わるかわかりませんが(笑)。音の流れが、ちょっと汎用的すぎるかなぁ、とは思うのですが、だからこそ「聴く」のではなく「聞く」、まさにバックグラウンドミュージックとして、リラックスできるのかなぁ、と。
何とはなしに時々無性にやりたくなり、
やり始めてふと気付くと数時間経過している・・・。
そういうタイプの中毒性があるように思います。
HDと2の両方プレイしましたが、
個人的にはHDのほうが好きです。
HDの音楽のせいでしょうかね、アシッド系のテクノ的なというか、
あの独特のBGMは、聴く人を選ぶかもしれませんが、
わたし的には「ド」ストライクでした。
2までコンプを目指す人には、ひとまずHDからプレイすることをオススメします。
2の対COM実績がかなりキツめなので、たとえHDコンプに時間がかかっても、
それも「2のための練習だった」と思えば、
多少は気が楽にならないこともないような気もしないではない感じ?でしょうかね(自分に対する苦笑)。
2の最高難易度を未体験の方には、
一度サブタグなり捨てタグなりで体験してみていただきたい。
HDを結構やり込んだわたしもポカンとすること多々ありという感じでした(泣)。