2020年12月27日
壮絶列伝D ヴォルク・ハンvsディック・フライ
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私見ですが、ヴォルク・ハンはリングスの最大の収穫だと思っております。昨日のハンの試合の紹介ブログを書いている途中で思い出したのが、「サイボーグ」ディック・フライとの試合です。
前田日明氏の選手を見出す能力は本当に凄かった。ズーエフ先生との試合も凄まじかったのですが、打撃系代表のディック・フライとの試合もとても面白かったです。
フライはオランダでバーの用心棒をしながらキックボクシングジムで練習をしており、クリス・ドールマンに誘われて新生UWFに出場するようになりました。UWF解散後はドールマンと共にリングスに参戦しています。
画像はハンス・ナイマン(左)とディック・フライ。ナイマンは2014年にオランダのジムから出てきたところを対立組織に射殺されています。フライと共に刑務所に収監されていたようですが、両者とも暗殺予告が頻繁にあったとか。オランダもヤバい国です。 |
今回のフライ vs ハンは、打撃系 vs 寝技の水と油がとてもうまく混ざり合った試合です。
試合開始のゴングと同時にフェイントの握手と同時にフライを手繰り寄せ寝技に持ち込むあたりはヤバい奴だと思ったのと同時に鳥肌立ちまくりでした。
フライはこの翌年の94年頃からステロイドを辞めたのか、筋肉が急に落ちて勝てなくなります。
同じくリングスに参戦していたピーター・スミットも用心棒のような仕事をしており、ナイマンと同様に射殺されています。リングスロシアはその後、PRIDEに参戦するなどの活躍がありましたが、オランダはドールマンやフライの引退で消滅状態になりました。
ディック・フライ vs ヴォルク・ハンの試合をご覧ください。
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