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新入部員は、眼鏡女子

 今回聴いたのは、Elizabeth Mcqueenの、恐らくは最初のCDだと思われるものです。
 03年リリースのものですが、ジャケットも、眼鏡女子とむさいおっさんたちのイラストで、あまり購入意欲を高めてくれる要素は薄いです。

 裏ジャケには、彼女とバンドの写真が掲載されているので、こちらが表でもよかったんじゃないでしょうか?
 決して美人とまでは言えませんが、このころは、体型もスリムでしたし、このロング・ショットの写真なら、間抜けなイラストより、よほど好感が持てると思うのですが…。


The Fresh Up Club
Elizabeth Mcqueen And The FireBrands

1.Don't Wanna Stop
2.Love Minus One
3.Heaven Sent
4.Lyin'
5.You Shouldn't Have
6.The Oldest Story
7.Thirty Days
8.What Am I Worth?
9.I Don't Know Why
10.Freight Train
11.Drive Alright
12.I Know I Cross His Mind
13.I Think I'll Stay In Tonight

 ご存知のとおり、現在の彼女は、Asleep At The Wheelのドラマー、David Sangerとの結婚を契機に、Asleepの正式メンバーとなって、既に数枚のアルバムで歌声を聴かせてくれています。
 あと、余計なことですが、この時より、若干ふくよかになっています。

 このアルバムは、Dave Sangerがプロデュースしていて、いい感じのバンドに支えられた、女性ボーカル・アルバムになっているな、というのが最初の印象です。
 バンドは、ギター2本に、ベース、ピアノ、ドラムと言う編成で、Good Rockin'なスタイルを持っている、ギターリストのプレイが中々なカッコイイです。

 次作では、思いっきりパブ・ロック好きをカミング・アウトしていた彼女ですが、このアルバムでは、まだそこまで弾けきっていません。
 全13曲中、共作を含む自作が6曲ありますが、若干力不足かなとも思います。

 歌声は、澄んだきれいな声を出せる人ですが、パンチの効いたスタイルもOKなので、迷っていたのかもしれません。
 総じて、この時点では、自作以外の曲の方が、より魅力が発揮できているように、私は感じました。
 彼女の音楽的な根っこも、いまひとつ判断材料に欠けるところがあって、ジャンル分けは難しく、次作のはっちゃけぶりを知らなければ、女性ポップ・ボーカルと無難に言っていたかもしれません。

 しかし、Chuck BerryThirty Daysのカヴァーを聴けば、なおさら感じますが、バンドのサウンドは、パブ・ロックの雰囲気に近いものを感じます。
 発展途上にあったという感じですが、曲単位ではかなり気持ちいい音を響かせています。

 私の好みでは、冒頭のDon't Wanna Stop、4曲目のLyin'、8曲目のWhat Am I Worth?が気に入っています。いずれも、彼女の作品ではありません。
 あと、やっぱりThirty Daysは外せないですね。

 彼女の作品では、6曲目のThe Oldest Storyと、10曲目のFreight Trainが、フォーキーで、オールド・タイミーな雰囲気がうかがえて、彼女の真の正体を覗かせているいるようで好きです。
 ちょっぴり、マリア・マルダーを連想させる、ものうげな歌い方が気に入る方も多いでしょう。

 などと、タイプしていて、書き出しでの記述に反して、「彼女の自作も好きだな」と、自己矛盾のループに陥っている自分に気づいた私なのでした。

 ここでは、聴きこむほど、良くなっていくアルバムだと結論づけたいと思います。
 興味のある方は、ご自身の耳で確かめて下さい。

 近く、ソロ名義の新作がリリースされる予定です。
私は、もちろん予約オーダーしました。

 こちらは、多分、新作に収録される曲だと思います。




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