2010年08月10日
まるごとパブ・ロック
こんなアルバム、初めて聴いた!
思わず、そう叫んでしまいました。
とりあえず、CDのバッケージを裏返した写真を見てください。
ずらっと並んだバンド名、アーティスト名、そして、その下に記載された曲名を見たあなたは、間違いなく、こう問いかけることでしょう。
「パブ・ロックのコンピレーションですか?」
いいえ、違います。(くりかえし)
これは、右端に写っているメガネ女子のアルバムで、彼女とそのバンドElizabeth Mcqueen & The Firebrandsが05年にリリースした、「Happy Doing We're Doing」という、パブ・ロックのおもちゃ箱のようなアルバムなのでした。
彼女が、ベスなのか、ベティなのか、リズなのか、はたまたリサなのか、私は知りませんし、この際どうでもいいことですが、こんなコンセプトのオリジナル・アルバムは、初めて見ました。
エリザベス・マックイーン恐るべし!!
アグリー・ベティをスリムにしたような彼女は、現在、Asleep at The Wheelの紅一点のボーカルとして、ウエスタン・スウィングやポピュラー・スタンダードなんかを歌っている女の子の、ほんの少し前の姿なのでした。
まさか、こんな英国趣味があったとは!!
収録曲の選曲は、それぞれ興味深いものがありますが、私にとっては、まず、冒頭のLove's Melodyです。
Ducks Deluxeのレパートリーの中でも、Please Please Pleaseと並ぶ、ポップ・ソングです。
Tyla Gang勢じゃない方、Motersを作った方のメンツ、Andy Mcmastersが作った曲で、Coast to CoastあたりがDucks Deluxeのメイン路線だとすると、軟弱路線を代表する曲でした。
この選曲は渋すぎます。
結果的に、Nick Loweが作った曲が3曲入ることになって、全体的にポップでカラフルな印象が強いですが、同じLoweが作った曲でも、Dr.FeelgoodがやったThat's It、I Quitはブルージーで、いいアクセントになっています。
また、作者のAustin de Loneが、ゲスト参加してキーボードを弾くHome to Youには、和みます。
私がこのアルバムを聴いて、CD棚へまず探しに走ったのは、Eddie and The Hot Rodsと、Eggs Over Easyのアルバムでした。
この2バンドとも、私は、あまり強い印象を持っていなかったからです。
「あれ、こんないい感じの曲があったっけ?」っていう気持ちです。
曲単位で印象はなかったですが、Eddie and The Hot Rodsの曲は、スピード感あふれるつくりで、イメージどおりです。
この性急感がたまりません。ギター・リックもかっこいいです。
Rockin Siddnyも、Moon Mullicanも、期待を裏切らない出来で、キュートでパンチの効いたボーカルに、満点をつけたい気分なのでした。
そんな彼女も、07年の「Reinventing The Wheel」からは、Asleepの正式メンバーとして参加しており、ついこの間出たばかりの新作「It's a Good Day」でも、Texas Playboysの残党、Leon Rauschとためを張って、デュエットしているのでした。
実は、このパブ・ロック・フェイヴァリッツ・アルバムをプロデュースして、ほとんどの曲で、ドラムを叩いているDave Sangerは、Asleepのドラマーなのでした。
このあたりのことは、アマゾンの「Reinventing The Wheel」のベージにレビューを書かれている方の文章が大変参考になります。
その方によりますと、彼女はDave Sangerと結婚したことを契機にAsleepのメンバーになったとのことです。
そうだったのか!
単純に古い曲好きの女の子じゃなかったんですね。
Asleepの新作のジャケットには、彼女の姿がはっきりと写っています。
(旦那のSangerさんは識別できません。興味もないし…。)
1. Love's Melody
2. When I Write the Book
3. Annie Get Your Gun
4. You Ain't Nothin' But Fine
5. Dirty Little Secret
6. Almost blue
7. Happy Doing What We're Doing
8. All I Need is Money
9. A1 on the Jukebox
10. Local Girls
11. Home to You
12. That's It I Quit
13. Seven Nights to Rock
ちなみに、このアルバムは、エンハンスド仕様になっていて、PCでビデオ・クリップを再生することが出来ます。
解像度の違うアルバム・タイトル曲のファイルが2パターン入っていますので、オーディオ・ファイルを再生しようとするプレイヤーを無理やり止めて、ビデオを再生しましょう。
チープなつくりのクリップを観ることが出来ます。
それが、こちらになります。
それではどうぞ…。
思わず、そう叫んでしまいました。
とりあえず、CDのバッケージを裏返した写真を見てください。
ずらっと並んだバンド名、アーティスト名、そして、その下に記載された曲名を見たあなたは、間違いなく、こう問いかけることでしょう。
「パブ・ロックのコンピレーションですか?」
Elizabeth Mcqueen & The Firebrands
Happy Doing We're Doing
Happy Doing We're Doing
いいえ、違います。(くりかえし)
これは、右端に写っているメガネ女子のアルバムで、彼女とそのバンドElizabeth Mcqueen & The Firebrandsが05年にリリースした、「Happy Doing We're Doing」という、パブ・ロックのおもちゃ箱のようなアルバムなのでした。
彼女が、ベスなのか、ベティなのか、リズなのか、はたまたリサなのか、私は知りませんし、この際どうでもいいことですが、こんなコンセプトのオリジナル・アルバムは、初めて見ました。
エリザベス・マックイーン恐るべし!!
アグリー・ベティをスリムにしたような彼女は、現在、Asleep at The Wheelの紅一点のボーカルとして、ウエスタン・スウィングやポピュラー・スタンダードなんかを歌っている女の子の、ほんの少し前の姿なのでした。
まさか、こんな英国趣味があったとは!!
収録曲の選曲は、それぞれ興味深いものがありますが、私にとっては、まず、冒頭のLove's Melodyです。
Ducks Deluxeのレパートリーの中でも、Please Please Pleaseと並ぶ、ポップ・ソングです。
Tyla Gang勢じゃない方、Motersを作った方のメンツ、Andy Mcmastersが作った曲で、Coast to CoastあたりがDucks Deluxeのメイン路線だとすると、軟弱路線を代表する曲でした。
この選曲は渋すぎます。
結果的に、Nick Loweが作った曲が3曲入ることになって、全体的にポップでカラフルな印象が強いですが、同じLoweが作った曲でも、Dr.FeelgoodがやったThat's It、I Quitはブルージーで、いいアクセントになっています。
また、作者のAustin de Loneが、ゲスト参加してキーボードを弾くHome to Youには、和みます。
私がこのアルバムを聴いて、CD棚へまず探しに走ったのは、Eddie and The Hot Rodsと、Eggs Over Easyのアルバムでした。
この2バンドとも、私は、あまり強い印象を持っていなかったからです。
「あれ、こんないい感じの曲があったっけ?」っていう気持ちです。
曲単位で印象はなかったですが、Eddie and The Hot Rodsの曲は、スピード感あふれるつくりで、イメージどおりです。
この性急感がたまりません。ギター・リックもかっこいいです。
Rockin Siddnyも、Moon Mullicanも、期待を裏切らない出来で、キュートでパンチの効いたボーカルに、満点をつけたい気分なのでした。
そんな彼女も、07年の「Reinventing The Wheel」からは、Asleepの正式メンバーとして参加しており、ついこの間出たばかりの新作「It's a Good Day」でも、Texas Playboysの残党、Leon Rauschとためを張って、デュエットしているのでした。
実は、このパブ・ロック・フェイヴァリッツ・アルバムをプロデュースして、ほとんどの曲で、ドラムを叩いているDave Sangerは、Asleepのドラマーなのでした。
このあたりのことは、アマゾンの「Reinventing The Wheel」のベージにレビューを書かれている方の文章が大変参考になります。
その方によりますと、彼女はDave Sangerと結婚したことを契機にAsleepのメンバーになったとのことです。
そうだったのか!
単純に古い曲好きの女の子じゃなかったんですね。
Asleepの新作のジャケットには、彼女の姿がはっきりと写っています。
(旦那のSangerさんは識別できません。興味もないし…。)
1. Love's Melody
2. When I Write the Book
3. Annie Get Your Gun
4. You Ain't Nothin' But Fine
5. Dirty Little Secret
6. Almost blue
7. Happy Doing What We're Doing
8. All I Need is Money
9. A1 on the Jukebox
10. Local Girls
11. Home to You
12. That's It I Quit
13. Seven Nights to Rock
ちなみに、このアルバムは、エンハンスド仕様になっていて、PCでビデオ・クリップを再生することが出来ます。
解像度の違うアルバム・タイトル曲のファイルが2パターン入っていますので、オーディオ・ファイルを再生しようとするプレイヤーを無理やり止めて、ビデオを再生しましょう。
チープなつくりのクリップを観ることが出来ます。
それが、こちらになります。
それではどうぞ…。
【パブ・ロック、バー・バンドの最新記事】
投稿者:エル・テッチ|23:40|パブ・ロック、バー・バンド
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