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招待客が多すぎる

 今年購入したアルバムに占める、新譜の比率を調べようとしたところ、かなり思い違いしているものがあることに気が付きました。

 てっきり、10年リリースだと思い込んでいたのですが、実は09年作だったということが判明したのが、この1枚です。

  
Guest List
Martin Belmont

1. My Baby's Gone / Paul Carrack
2. Time For The Sun To Rize / Johnny Nicky
3. A Man in Love (original version) / Nick Lowe
4. Johnny Too Bad / Sean Tyla
5. Seven Curses / Reg Meuross
6. Island of Dreams / Geraint Watkins
7. Get Rhythm / Martin Belmont
8. Tall Lover Man / Carlene Carter
9. Alison / Martin Belmont
10. In the Midnight Hour / Graham Parker
11. Waltzing With Sin / Hank Wangford
12. I Viberate / Martin Belmont
13. Beyond the Blue Horizon / Barbara Marsh


 Martin Belmontが、多数のゲストを迎えて制作したソロ・アルバムです。
 実にのどかな1枚に仕上がっています。
 97年のBig Guitar以来のソロ第二作ではないかと思いますが、インスト中心だった1stに比べると、ゲスト・ボーカリストが豪華なので、なかなかに楽しめます。

 ニック・ロウやポール・キャラック、ジェレイント・ワトキンスなんかは、当たり前すぎるゲストで、スリルに欠ける気がしますが、実は結局おちつくのは、こういったメンツとやった曲だったりします。
 なかでも、ワトキンスが歌うIsland of Dreamsは、私のお気に入りです。
 ニックのA Man in Love は、07年のAt My Ageでやっていた曲ですね。
 オリジナル・バージョンの意味は不明てす。

 カーリーン・カーターや、グレアム・パーカーも、先の3人と変わらない近い存在ではありますが、私の感覚では、組み合わせとしての魅力はこっちの方が高いです。
 グレアム・パーカーは、常にソウルフルにやろうとしている人ですが、歌い方は、ディランぽかったりします。 

 ところで、カーリーンですが、最新作のジャケット写真が顔のアップでしたが、動画サイトなどを見ると、かなり体型が変わっていて、かつてのスリムな面影はなくなっています。
 変わらない音楽性は嬉しいですが、ビジュアル的には残念な状態ですね。

 名前を見て一番期待したのは、シーン・タイラでした。
 出来は、まあ普通でしょうか。

 そして、ハンク・ワングフォードはどうでしよう。
 珍しい人を連れてきたなと思うのは私だけですか?
 確か、乗馬しているジャケのアルバムを持っていたはずですが、音の記憶はありません。

 Reg Meurossと言う人と、Johny Nicky、Barbara Marshは初めて聴く人でした。

 どうも褒めどころが困るアルバムではあります。
 ロックにスリルや攻撃性を求める方には、不向きだと思います。

 まあ、このアルバムを買う方は、内容が想像できる方だと思います。
 そして、その想像は当たっています。

 私は、1stソロでやったハウリン・ウルフのカバーみたいなのが、今作でも欲しかったです。
 あまり、ルーツの見えない人だと思います。
 案外、ハンク・マーヴィンあたりでしょうか?



ハンク・ワングフォードのステージにベルモントがゲスト参加しています。





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