2010年10月21日
レイ・チャールズの壮絶人生、実名多数登場
昨晩、クッキーズを聴いたとき、何となくひっかかるものを感じました。
気にしないように努めましたが、のどにつかえたような感覚は、翌朝になっても消えません。
そして、今晩、私はのどのつかえの正体を確認するため、「これにちがいない」と感じるアイテムを鑑賞することにしたのでした。
音楽映画で、繰り返し見ているものが、数点あります。
何といっても、「ブルース・ブラザース」ですが、「天使にラヴ・ソングを」もそうです。
コメディ映画だからなのかも知れません。
事実、ミュージシャンの伝記映画は、大好きなものでも、一度しか見ていない場合が多いです。
例えば、「歌え、ロレッタ」とか、「Ray」とか…。
いったいミュージシャンの人生を知りたい人がいるんでしょうか?
もし知りたいとしたら、それは好きな曲がどうやってできたか、ということだろうと思います。
ミュージシャンの家庭生活を知りたがるのは覗き趣味です。
…とまあ思っていましたが、この映画はなかなかいいです。
レイ・チャールズの伝記映画「Ray」もまた、一度だけ見た映画です。
でも、パッケージを手に取るだけで、さまざまなシーンが蘇ってきます。
気にしないように努めましたが、のどにつかえたような感覚は、翌朝になっても消えません。
そして、今晩、私はのどのつかえの正体を確認するため、「これにちがいない」と感じるアイテムを鑑賞することにしたのでした。
音楽映画で、繰り返し見ているものが、数点あります。
何といっても、「ブルース・ブラザース」ですが、「天使にラヴ・ソングを」もそうです。
コメディ映画だからなのかも知れません。
事実、ミュージシャンの伝記映画は、大好きなものでも、一度しか見ていない場合が多いです。
例えば、「歌え、ロレッタ」とか、「Ray」とか…。
いったいミュージシャンの人生を知りたい人がいるんでしょうか?
もし知りたいとしたら、それは好きな曲がどうやってできたか、ということだろうと思います。
ミュージシャンの家庭生活を知りたがるのは覗き趣味です。
…とまあ思っていましたが、この映画はなかなかいいです。
レイ・チャールズの伝記映画「Ray」もまた、一度だけ見た映画です。
でも、パッケージを手に取るだけで、さまざまなシーンが蘇ってきます。
ここには、天才レイ・チャールズの成功の物語とともに、人間レイの苦悩と再生、そしてなによりも、彼の音楽の成長が見事に描かれています。
黒人音楽ファンとしては、次から次へと出てくる楽屋落ち的なエピソードに感激せずにはいられません。
ローウェル・フルスンのバンドに雇われてチャンスをつかむくだりや、アーメット・アーティガンやジェリー・ウェクスラーと出会い、新しい音楽を作っていくシーンは無条件に心が躍ります。
ナット・コールやチャールズ・ブラウンのまねばかりして、アップの曲をやろうとしないレイに、アーメットが、自作のブギ「メス・アラウンド」を教える有名なエピソードは、とりわけ興味深いです。
レイが、女性3人組のコーラスを要望するシーンでは、ジェリー・ウェクスラーと、アーメット・アーテイガンが、候補としてクッキーズの名前をあげ、お互い顔を見合わせてにんまりします。
そのあと、いきなり、オーディションのシーンに切り替わり、彼女たちがクッキーズであるとは、一言も語られませんが、普通にみれば、そう受けとれます。
さすがに、アール・ジーンの名前は出てきませんが、事実なら、初代レイレッツは、クッキーズだったことになります。
これが、私ののどにひっかかっていたものの正体でした。
エピソードの真偽はともかく、気になっていたシーンは、私の記憶違いではありませんでした。
ゴスペルを改作した曲で大きな成功を得るとともに、敬虔な信者たちから非難をも受けたレイ。
周りから反対されながらも意志を貫き、カントリー・ナンバーを吹き込み、国民的歌手へとなっていくレイ。
ここには、単なる成功物語ではなく、貧困と盲目という試練から立ち上がり、幸せな家庭を求め、それを築き上げながらも、女とドラッグにおぼれていく人間レイの真実が描かれています。
この映画には、レイの名曲の演奏シーンが数多く出てきます。
全てのシーンが素晴らしいですが、実は私の最もお気に入りは、冒頭のシーン、フロリダからシアトルへと人生を切り開くためバスに乗るレイが、歌詞が出てこなくなった白人兵士達を助けて、一緒に歌うシーンです。
このときの曲が、エディ・アーノルドのカントリー・バラード、Anytimeでした。
(追記)
第二期クッキーズのメンバーが、レイレッツになったのは間違いないようです。
アール・ジーンは、第二期メンバーの一人、エセルの妹で、姉と交代して第三期メンバーとなっています。
ヒット曲をだしたのは、この第三期時代だと思いますが、リードのアール・ジーン以外は、レコーディング・メンバーと、ジャケット写真のメンバーが同一だという断定はできません。
第二期クッキーズのメンバーで、レイの愛人となった、マージー・ヘンドリクスは、映画に実名で登場しています。
黒人音楽ファンとしては、次から次へと出てくる楽屋落ち的なエピソードに感激せずにはいられません。
ローウェル・フルスンのバンドに雇われてチャンスをつかむくだりや、アーメット・アーティガンやジェリー・ウェクスラーと出会い、新しい音楽を作っていくシーンは無条件に心が躍ります。
ナット・コールやチャールズ・ブラウンのまねばかりして、アップの曲をやろうとしないレイに、アーメットが、自作のブギ「メス・アラウンド」を教える有名なエピソードは、とりわけ興味深いです。
レイが、女性3人組のコーラスを要望するシーンでは、ジェリー・ウェクスラーと、アーメット・アーテイガンが、候補としてクッキーズの名前をあげ、お互い顔を見合わせてにんまりします。
そのあと、いきなり、オーディションのシーンに切り替わり、彼女たちがクッキーズであるとは、一言も語られませんが、普通にみれば、そう受けとれます。
さすがに、アール・ジーンの名前は出てきませんが、事実なら、初代レイレッツは、クッキーズだったことになります。
これが、私ののどにひっかかっていたものの正体でした。
エピソードの真偽はともかく、気になっていたシーンは、私の記憶違いではありませんでした。
ゴスペルを改作した曲で大きな成功を得るとともに、敬虔な信者たちから非難をも受けたレイ。
周りから反対されながらも意志を貫き、カントリー・ナンバーを吹き込み、国民的歌手へとなっていくレイ。
ここには、単なる成功物語ではなく、貧困と盲目という試練から立ち上がり、幸せな家庭を求め、それを築き上げながらも、女とドラッグにおぼれていく人間レイの真実が描かれています。
この映画には、レイの名曲の演奏シーンが数多く出てきます。
全てのシーンが素晴らしいですが、実は私の最もお気に入りは、冒頭のシーン、フロリダからシアトルへと人生を切り開くためバスに乗るレイが、歌詞が出てこなくなった白人兵士達を助けて、一緒に歌うシーンです。
このときの曲が、エディ・アーノルドのカントリー・バラード、Anytimeでした。
(追記)
第二期クッキーズのメンバーが、レイレッツになったのは間違いないようです。
アール・ジーンは、第二期メンバーの一人、エセルの妹で、姉と交代して第三期メンバーとなっています。
ヒット曲をだしたのは、この第三期時代だと思いますが、リードのアール・ジーン以外は、レコーディング・メンバーと、ジャケット写真のメンバーが同一だという断定はできません。
第二期クッキーズのメンバーで、レイの愛人となった、マージー・ヘンドリクスは、映画に実名で登場しています。
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