『超音速攻撃ヘリ エアーウルフ』ドミニク役のアーネスト・ボーグナインさん逝く

映画やテレビで活躍した米俳優アーネスト・ボーグナインさんが、ロサンゼルス市内の病院で腎不全により死去した。 95歳だった。
1955年の映画『マーティ』(1955：デルバート・マン監督)では素朴で照れ屋の男を演じ、アカデミー賞主演男優賞を受賞した。 作品は多数あり『マーティ』、『日本人の勲章』、『ワイルドバンチ』、『ポセイドン・アドベンチャー』などが有名である。

晩年はTVシリーズへの出演が多く、近年では『ER』にゲスト出演しエミー賞にノミネートされている。また日本では『超音速攻撃ヘリ エアーウルフ』のドミニク役で有名である。
笑ったときの笑顔がとても印象的で人柄が想像できる。 マネジャーは「知恵と愛情に満ちた人だった。笑顔を広めることで、世界を明るくしてくれた」と述べ、妻のトバさんや子どもたちに見守られて息を引き取ったという。



[ 参照記事 ： CNN｜REUTERS ]

遊星からの物体X ファーストコンタクト

The Thing

Introduction

本作は1982年、ジョン・カーペンター監督によってリメイクされた『遊星からの物体X』の、事の始まりとなったノルウェー基地での出来事を描いた作品。 詳しく書くと、1982年の映画では、ノルウェー基地は破壊され焼け焦げ、施設の中は扉に手斧が突き刺さり、自殺したらしい死体やおぞましい形の死体があった。 そして部屋の奥には、何かを取り出した後のような、氷の器が置かれていた。 ノルウェー基地で何が起こったかについてはここまでしか描かれていない。 今回はそのノルウェー基地の惨劇を描いた、いわば前日譚というわけだ。 製作側は「前作以上のものは作れない、リメイクするべき映画ではない、というのが、最初の感想だった」、「カーペンターの築いた世界観を壊さずに、新しい物語を作るという大前提があって、前作で掘り下げられなかったノルウェー観測基地でのエピソードを描くことに決めたんだ。」と話している。


監督はマティス･ヴァン･ヘイニンゲンJr.、出演はメアリー・エリザベス・ウィンステッド、ジョエル・エドガートン、ウルリク・トムセン、エリック・クリスチャン・オルセン、アドウェール・アキノエ＝アグバエ、オレ・マーティン・アウネ・ニルセン、他。

監督のマティス･ヴァン･ヘイニンゲンJr.は本作が映画初監督となる。

メアリー・エリザベス・ウィンステッドは『ファイナル・デッドコースター』、『デス・プルーフ』、『ダイ・ハード4.0』、最近だと2012年11月1日より日本でも公開された『リンカーン／秘密の書』などの出演作を持つが、有名なのは『ダイ・ハード4.0』のマクレーンの娘"ルーシー"役かな。 今後の出演作としてはロマン・コッポラ監督、チャーリー・シーン、ビル・マーレイ、ダーモット・マローニー出演のコメディ『A Glimpse Inside the Mind of Charles Swan �V』(2013年2月全米公開予定)、ジェシカ・アルバと共演しているコメディ『A.C.O.D.』(2013)、そしてダイ・ハード5の『ダイ・ハード／ラスト・デイ』(2013年2月全国公開予定)等となっている。

ジョエル・エドガートンは『スター・ウォーズ』、『キンキーブーツ』、『スモーキン・エース』、最近だと『アニマル・キングダム』に出演しているオーストラリアの俳優。 有名なのは『スター・ウォーズ』のルーク・スカイウォーカーのおじ(育ての親)"オーウェン・ラーズ"役や『キンキーブーツ』かな。 今後の出演作は2013年公開予定のキャスリン・アン・ビグロー監督のビン・ラーディンの捕獲・殺害ミッションを描いた『Zero Dark Thirty』に出演しています。 ｓｐして同年公開予定のレオナルド・ディカプリオ主演の『The Great Gatsby』にも出演しています。

アドウェール・アキノエ＝アグバエは『LOST』(TVシリーズ)の"ミスター・エコー"役が有名。

Storyline

コロンビア大学の考古生物学者のケイトは、偶然氷の中で発見された、太古の昔に死んだと思われる生命体の調査のため、世紀の大発見に沸き立つノルウェー観測隊の基地へと降り立った。 そこには、化石が閉じ込められた何の変哲もない氷塊が置かれていた。 ドリルで氷塊に穴を開けた途端、"それ"は解き放たれた。 その物体は、狙いをつけた生物の体内に侵入、細胞を同化して、その生物そのものになりすまし、自らの生存のため人間同士を争わせようとする宇宙からの生命体だったのだ。 しかも、ケイトの研究によると、"それ"はすさまじい勢いで増殖して、やがては地球上の生物全てを同化してしまうことが判明した。
突如、ひび割れた隊員の顔面から、無数の触手が伸び、気絶した隊員の腕が、別の生物に変形する。あり得ない光景に、パニックに陥る生き残ったメンバーたち。 ケイトと隊員たちは、氷に閉じ込められた南極基地の中で、親しかったはずの仲間が変形して襲いかかる"それ"の恐怖と、誰が"それ"に乗っ取られているのかすら分からない疑心暗鬼に巻き込まれていく･････

マダガスカル3

Madagascar 3：Europe's Most Wanted

Introduction

世界28カ国で初登場第1位を記録した、ドリームワークスの人気シリーズ『マダガスカル』の第3弾(一応、これが最終章)。
今回の舞台はヨーロッパ。毎度のこと、余計な事しまくりの動物園トリオがさっそくモンテカルロで一騒動起こして指名手配。 逃げ込んだ先はおんぼろサーカス団。そのサーカス団を立て直しながらアルプス、ロンドン等、ヨーロッパを横断してニューヨーク公演を目指す！
監督は全シリーズ手掛けているエリック・ダーネルとトム・マクグラス、そしてコンラッド・バーノンが加わっての3人、出演(声)はベン・スティラー、クリス・ロック、サシャ・バロン・コーエン、クリス・ミラー、ジェシカ・チャステイン、デヴィッド・シュワイマー、他。


ベン・スティラーの最近の出演作『ペントハウス』が2012年6月にリリースされています。
そして今後の予定としては、監督・出演のコメディ『The Secret Life of Walter Mitty』(2013年12月全米公開予定)があり、ショーン・ペンが出演する噂も･････。
また2001年の監督・出演作『ズーランダー』の続編、『ズーランダー2』の企画が進行中、2014年全米公開予定です。

クリス・ロックは次回作のアダム・サンドラー主演『Grown Ups2』(アダルトボーイズ青春白書2)が2013年7月に全米公開予定です。

サシャ・バロン・コーエンの最近の出演作は日本でも2012年9月7日から公開された『ディクテーター 身元不明でニューヨーク』があります。 次回作はユニバーサルの100周年記念作品のひとつ『Les Miserables』(レ・ミゼラブル)です。日本では2012年12月21日より先行上映が始まります。

Storyline

ニューヨークの動物園を飛び出し、マダガスカル島、アフリカ大陸と大自然の厳しさを体験した都会育ちのアレックスたち。 今回の舞台は人間だって一度は行きたい憧れの地、ヨーロッパ。
アレックスたち一行はペンギンズを捜しに、向かったモンテカルロのカジノで騒ぎを起こしてしまい、宿敵デュボア警部に指名手配されてしまう。 そんな彼らが逃げ込んだのは、ニューヨーク公園を目指すサーカス一座。 でも、そのサーカスは時代遅れのオンボロ一座だった。 果たして、アレックスたちはサーカスを立て直し、デュボア警部の追跡をかいくぐって、ニューヨークへ帰れるのか･････

ローマ法王の死去･･･。この一大事を受けヴァチカンで開催される法王選挙(コンクラーヴェ)。　サン・ピエトロ広場には、新法王誕生を祝福しようと大勢の民衆が集まり、世紀の瞬間を心待ちにしている。　そんな中、投票会場のシスティーナ礼拝堂に集められた各国の枢機卿たちは、全員が心の中で必至に祈っていた。

「神様、一生のお願いです。どうか私が選ばれませんように。」

そんな祈りも虚しく新法王に選ばれてしまったのは、誰も予想だにしなかったダークホースのメルヴィル。　早速、バルコニーにて大観衆を前に演説をしなければならないが、内気な彼はあまりのプレッシャーからローマの街に逃げ出してしまう･････。　まさかの事態に、ヴァチカンの報道官は、なんとかコトが外界にバレない様に画策し、街中に捜索の網を張る。
一方メルヴィルは、街の人々との触れ合いを通し、人生において大切なもの、人間の信仰心や真心、そして"法王"の存在意義を見つめ直していくが、果たして、ローマの街で彼が見つけた大切な答えとは････

アーカンソー州の小さな町で、ウエイトレスとして働くルイーズとその親友テルマ。 ルイーズは退屈だから、テルマは夫から逃れるためにと、各々の理由からドライブで小旅行に行くことにした。
その夜、立ち寄ったバーでテルマは調子に乗ってバーの店員のナンパに乗るのだった。 ルイーズは止めたが、テルマは聞かずに男と店の外へ出るのだった。 ルイーズが心配して捜してみると、テルマがレイプされる寸前だった。 ルイーズは銃で威嚇し、テルマを助けるが、男は汚い言葉でルイーズを罵った。 ルイーズは引き金を引いていた。男は即死だった。
急いでその場を立ち去る２人だが、この時から小旅行が一転して、逃避行となってしまったのだ････

※完全ネタバレのStoryLine　

フリーの傭兵であるマーティン・デヴィッドは、バイオ・テクノロジー企業のレッドリーフ社から請け負った仕事のため、オーストラリアのタスマニア島に入った。 その仕事とは、70年以上前に絶滅したと伝えられているタスマニアタイガーを捕獲し、その生体サンプルを採取することだった。 最近目撃情報を入手したレッドリーフ社は、ライバルに先んじて"幻の野生動物"の捜索に乗り出したのだ。

マーティンは現地ガイドのジャック・ミンディが用意したベースキャンプに向かうが、そこは古めかしい木造の民家で、アームストロング家の人々が住んでいた。 利発な少女サスと、言葉を発しない男の子バイク、そして寝たきりの母親ルーシー。 動物学者で環境保護活動に熱心な父親ジャラは、数ヵ月前に森に向かったきり消息を絶っていた。 発電機が壊れ、お湯も出ないこの家に、合理主義者のマーティンは大いにうんざりした。
町のバーに立ち寄って貸し部屋を物色するマーティンだが、森林伐採を生業とする地元の労働者たちは彼をエコロジストと決めつけ、敵対的な態度を露わにしてきた。 ハンターの素性を隠し、大学から派遣された研究者を装っているマーティンは、しかたなくアームストロング家に身を寄せることにした。

常に単独行動を好むマーティンは、ガイド役を申し出てきたミンディを途中で帰し、ひとりで大自然の奥深くに足を踏み入れていった。 簡素な地図、ＧＰＳ、食料、ライフルを携え、森や草原のあちこちに手際よく動物用のトラップを設置していくマーティン。 このような12日間の調査を何度か繰り返し、タスマニアタイガーの痕跡や行動範囲を特定するのが彼の目論見だった。
ところが最初の調査で謎めいた銃声を聞き、2回目の調査時には人為的に破壊された鉄製トラップを見つけたマーティンは、姿なき何者かの気配を感じとるのだった･････

カーティスのその悪夢はある日突然始った。 オハイオ州の小さな田舎町の工事現場で働くカーティスは、耳の不自由な娘ハンナと妻サマンサと慎ましくも幸せに暮らしていたが、ある時をさかいに、たびたび大災害の悪夢に悩まされるようになる。
その余りに恐ろしいイメージは日ごとにリアルさを増していき、やがてその恐怖に取り憑かれてしまうカーティス。 近いうちに必ずや地球規模の天災が発生すると信じてやまない彼は、家の近くに深く穴を掘り、避難用シェルターを作りに没頭し始めるが、家族や友人は全く彼の行動に理解を示さず、むしろ不信感を募らせる一方だった。
果たして、カーティスの常軌を逸した言動は哀れな妄想なのか、それとも････

＜プロローグ＞
人類が誕生する遥か以前、この世の支配者はタイタンの神々であった。 タイタンは強力だったが、やがてその息子達に滅ぼされた。 ゼウス、ポセイドン、ハデス、の兄弟であった。 ゼウスはハデスにタイタン族を滅ぼす為に、怪物クラーケンを創らせた。 クラーケンはハデスが己の肉体を削り創りだした世にもおぞましい怪物だった。 しかしハデスはゼウスに騙され、冥界へと送られた。
そしてゼウスは人間を作り出し、崇められることで、永遠の命と力を維持することが出来た。 しかし、時は経ち、人間は地にはびこり、やがて神々に疑いを抱き、挙句の果てに戦いを挑み始めたのであった･････

本作は特撮、ストップモーションの"神"レイ・ハリーハウゼンが担当作品として最後に製作した作品『タイタンの戦い』(1981)のリメイクである。 出来上がったあとに、急遽3Dに変換して3Dとして公開したものの"うけ"が良くなかった。
また監督のルイ・レテリエは衣装などは「聖闘士星矢」の影響であると語っています。 製作には『ジョーズ』、『コクーン』、『ディープ・インパクト』、『PLANET OF THE APES 猿の惑星』、今後は『ダーク・シャドウ』などの製作を手掛けている業界の大物リチャード・D・ザナックが参加しています。
監督はルイ・レテリエ、出演はサム・ワーシントン、リーアム・ニーソン、レイフ・ファインズ、ジェイソン・フレミング、ジェマ・アータートン、マッツ・ミケルセン、ニコラス・ホルト、カヤ・スコデラリオ、今は亡きピート・ポスルスウェイト、他。


監督のルイ・レテリエは『トランスポーター』シリーズ、『インクレディブル・ハルク』(エドワード・ノートン版)を撮っているフランスのヒットメーカー。 最新作は2013年全米公開予定の、モーガン・フリーマン、マイケル・ケイン、ウディ・ハレルソンらが出演するスリラー『Now You See Me』だ。

有名な方は置いといて、マッツ・ミケルセンは『007 カジノ・ロワイヤル』でボンドの敵、"ル・シッフ"役の人。 他にもクライヴ・オーウェン主演の『キング・アーサー』で"トリスタン"役、最近だと『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』に出演しています。 あの体と顔、インパクトが強いから目立ってしまう。昔のドルフ・ラングレンを見てるようで、ちょっと好きかな(個人的に)

そして注目のカワイコちゃんが一人、王女アンドロメダの"侍女"役で出演している、カヤ・スコデラリオ！！ 『月に囚われた男』のイヴ役で長編映画デビュー。 次回作は2012年9月全米公開予定のダコタ・ファニング主演『Now Is Good』。 出演作品は少ないが、今後注目の一人。本作の公開当初、もっと登場シーンがあると思ったのに、ほとんどなかった･････。 しかし、台詞も登場シーンもほとんどないにも関わらず、"アンドロメダ"役のアレクサ・ダヴァロスを喰ってます！

3Dはともかく映像やCGは綺麗で迫力があります。 が、展開に勢いがなく、各パーツ(大蠍編、魔女編、メデューサ編、クラーケン編など)をつなげただけのような感じを受けるため、長く感じる。 あと主人公の"ペルセウス"が半分"神の子"なのに人間っぽ過ぎるかな･････。まぁ怪物が登場する映画が好きな方にはもってこいの作品です。

ペルセウスは海で漁師であるスピローズに拾われ育てられ、家族と共に貧しいながらも幸せな時を過ごしていた。 一方、世間では所々で戦がおき、勝者が偉いという風潮に神への信仰が薄れていた。 ある時ペルセウスたちがゼウスの石造の下で漁をしていたところ、アルゴス王国の兵がゼウス象を引き倒していた。 その時、海中から"冥府の王"ハデスが現れ、一瞬で兵を血祭りにあげ、果ては関係のないペルセウスたちにまで攻撃をしてきた。 その攻撃によりペルセウスは家族を失ってしまい、生き残ったペルセウスだがアルゴス兵に捕まり、そのまま王国へと連行されてしまうのだった。

王国では他国への侵略成功の宴の最中であったが、王妃が「神は我々である」と宣言したとき、またもやハデスが現れた。 ハデスは王妃を殺し、「魔物クラーケンを放ち王国を滅ぼす、助かりたければ王女を生贄に捧げよ」と宣告するのだった。 その時ハデスはペルセウスに気づき興味深そうにペルセウスを見て、「神の子か･････」とつぶやくのであった。 クラーケンを倒すための方法を得るため、魔女の元を目指すことになった王国の精鋭とペルセウス、そして謎の女イオ、だが道のりは遠かった･････