『エイリアン5』の位置付けにして『エイリアン』シリーズの前日譚となる本作。
監督のリドリー・スコットをはじめ、『エイリアン1』の製作スタッフが多く参加し、エイリアン誕生の秘密、 そして『エイリアン1』で登場した宇宙人らしき者の化石("スペース・ジョッキー"と呼ばれるている)の正体を解き明かすために製作された、 注目の超話題作である。

よく知られているあの"エイリアン"の姿形が、どうやって誕生したのかが映像化されています。 ただ、誕生に関しては話の展開上から理解できるようになっていますが、詳細などの説明はありません。
"スペース・ジョッキー"も本作では"エンジニア"と呼ばれる者たちであることが判明されます。 しかし彼等の素性に関してはまだ謎となっています。 そしてその謎は、すでに製作が決定している続編で明かされるようです。
続編の公開は2014年または2015年になる見込みとのこと、出演者ではノオミ・ラパス、マイケル・ファスベンダーはすでに出演の契約済みとのことです。


余計なシーンは削ぎ落とした感のある編集、超綺麗な映像と未来を予感させる数々のテクノロジー、その中にちょっとレトルトちっくな宇宙服(ヘルメットがデカい)。
常に緊迫した状態と、どうなるのかという期待感のバランスが見事です。
役者陣もさすがです、特にマイケル・ファスベンダーの"デイヴィッド"はよかった。 ただウェイランド社の社長"ピーター・ウェイランド"はガイ・ピアースでなくてもよかったのではと思います･････。

また映画の広告戦略も面白く、ネット(OfficialSite)にて劇中に登場するウェイランド社のCMを作ったり、 映画館では先行上映中時のみエンドロールの最後に、シークレットサイトにアクセスできるコードを流したりと色々していたのも印象的。

監督はリドリー・スコット、出演はノオミ・ラパス、シャーリーズ・セロン、マイケル・ファスベンダー、ガイ・ピアース、イドリス・エルバ、ショーン・ハリス、ローガン・マーシャル＝グリーン、他。


リドリー・スコット監督の監督としての次回作は『The Counselor』(2013)の予定。 ブラッド・ピット、キャメロン・ディアス、マイケル・ファスベンダーらが出演するスリラーだ。 また1982年に監督した『ブレードランナー』のリブートが進行中です。

ノオミ・ラパスは今後も出演作が多数。目ぼしいものとしてはコリン・ファレル、ドミニク・クーパーらと共演するクライム『Dead Man Down』(2013)があります。

シャーリーズ・セロンは『マッドマックス』シリーズ最新作『Mad Max：Fury Road』や、『ハンコック2』、『スノーホワイト2』などの話題作に出演予定です。

マイケル・ファスベンダーは『The Counselor』(2013)、『Twelve Years a Slave』(2013)、『Jane Got a Gun』(2014)、『X-Men：Days of Future Past』(未定)、『Prometheus 2』(未定)など、こちらも話題作が揃っています。

考古学者であるショウとホロウェイは遺跡から発見される星図を模した壁画から、人類を創造したものがいると推定する。
巨大企業ウェイランドの社長ピーター・ウェイランドはその仮説を信じ、科学者たちを中心とした調査チームを"プロメテウス号"で、星図が指す惑星へと向かわせるのだった。

目的の星へ到着した彼等は、さっそくドーム状の建造物らしきものを発見する。 中を調査すると、巨大な石造、見たことのない文字、何者かの死体、そして筒状の入れ物のような物を発見した。 そして調査隊員の一人で人造人間のデイヴィッドは、その筒状のものをこっそりと船内に持ち帰るのだった。

デイヴィッドは持ち帰った筒状の中身を取り出した。 そして正体を確かめるため、ショウの恋人であるホロウェイの飲み物に入れた。
次の日、ホロウェイの容態が悪化、ヴィッカーズは感染症の疑いがあるとしてチャーリーを焼き殺すのだった･････

Prometheus