[映画] 遊星からの物体X|The Thing|作品情報・レビュー|カート・ラッセル/ウィルフォード・ブリムリー/キース・デイヴィッド/ドナルド・モファット
遊星からの物体X
The Thing
genre | ホラー(SF) |
year | 1982 |
country | USA |
runtime | 109分 |
production | Universal Pictures|Turman-Foster Company |
site | Official Site |
rating | − |
Introduction
10万年以上前に、宇宙から飛来した生命体が生き物と同化していくSFホラー。
1930年代のSF小説「影が行く」を原作とし、1951年ハワード・ホークス(製作)によって映画化された『遊星よりの物体X』をジョン・カーペンターがリメイクした映画。 ハワード・ホークス(製作)によって映画化された『遊星よりの物体X』は、ジョン・カーペンターが映画界を目指すきっかけとなった作品である。
ジョン・カーペンターは4歳の時にこれを観、さらに高校のとき原作を読み、さらにハマったらしい。 そしてリメイクの仕事が来たとき、原作の持つアイデア、"どんな生命体にもなれる"という設定を踏襲することを前提に作った、との事(1951年の映画は同化しない生命体だった)。 当時、映画は短時間で仕上げる流れにあったそうだがジョン・カーペンターは、1年以上かけて本作を制作した、と言っています。 またこの頃のSF映画は他に『E.T.』、『トロン』、『ブレードランナー』等、本作を含め、現在の映画に影響を及ぼした大作が揃っています。
主演はジョン・カーペンターとタッグといってもいいぐらい、監督の作品に出演している、カート・ラッセル。 他にも『コクーン』の3人のおじいちゃんのうちの一人のウィルフォード・ブリムリー、『アルマゲドン』の将軍役のキース・デイヴィッド、『今そこにある危機』の大統領役のドナルド・モファット等が出演してます。
内容ですが、初めて見たのは高校生のときで、よ〜く覚えてる映画の一つです。 印象が大きかったんでしょう。 結構グロめのSFモンスター系ホラーです。今でも、あれSF?かなと疑問に思います。 グロテスクな映像もさることながら、サスペンス的要素もかなり感じられ、緊迫感がハンパないです。 南極大陸という制限された中で、誰も信じられない状況に陥る過程など、見入ってしまいます。 いつ同化されたのか、観ていても分からなかった覚えがあります。 また映画観て"ビクッ"とすることは個人的に余りないのですが、この映画ではありました・・・ある1箇所のみですが。 1982年の作品なので、クリーチャーなど、今の映像技術と比べると雲泥の差です(多分)、でもそれを除いても、今でも十分いける作品だと思います。 いつかまた見直そうと思い続けながら、もうすぐ20年近くに・・・・そんな映画です。
value : ★★★★★★★★★☆ [ 9 / 10 ]
1930年代のSF小説「影が行く」を原作とし、1951年ハワード・ホークス(製作)によって映画化された『遊星よりの物体X』をジョン・カーペンターがリメイクした映画。 ハワード・ホークス(製作)によって映画化された『遊星よりの物体X』は、ジョン・カーペンターが映画界を目指すきっかけとなった作品である。
ジョン・カーペンターは4歳の時にこれを観、さらに高校のとき原作を読み、さらにハマったらしい。 そしてリメイクの仕事が来たとき、原作の持つアイデア、"どんな生命体にもなれる"という設定を踏襲することを前提に作った、との事(1951年の映画は同化しない生命体だった)。 当時、映画は短時間で仕上げる流れにあったそうだがジョン・カーペンターは、1年以上かけて本作を制作した、と言っています。 またこの頃のSF映画は他に『E.T.』、『トロン』、『ブレードランナー』等、本作を含め、現在の映画に影響を及ぼした大作が揃っています。
主演はジョン・カーペンターとタッグといってもいいぐらい、監督の作品に出演している、カート・ラッセル。 他にも『コクーン』の3人のおじいちゃんのうちの一人のウィルフォード・ブリムリー、『アルマゲドン』の将軍役のキース・デイヴィッド、『今そこにある危機』の大統領役のドナルド・モファット等が出演してます。
内容ですが、初めて見たのは高校生のときで、よ〜く覚えてる映画の一つです。 印象が大きかったんでしょう。 結構グロめのSFモンスター系ホラーです。今でも、あれSF?かなと疑問に思います。 グロテスクな映像もさることながら、サスペンス的要素もかなり感じられ、緊迫感がハンパないです。 南極大陸という制限された中で、誰も信じられない状況に陥る過程など、見入ってしまいます。 いつ同化されたのか、観ていても分からなかった覚えがあります。 また映画観て"ビクッ"とすることは個人的に余りないのですが、この映画ではありました・・・ある1箇所のみですが。 1982年の作品なので、クリーチャーなど、今の映像技術と比べると雲泥の差です(多分)、でもそれを除いても、今でも十分いける作品だと思います。 いつかまた見直そうと思い続けながら、もうすぐ20年近くに・・・・そんな映画です。
value : ★★★★★★★★★☆ [ 9 / 10 ]
Storyline
1982年冬、南極大陸のアメリカ南極観測隊第4基地で、マクレディはヘリのパイロットとして常駐していた。 ある時、1機のヘリが1匹の犬を追いながら、基地に近づいてきた。 ヘリは降り立つと共に、アメリカ基地の隊員たちが居る事などお構いなしに、何かを喚きながら、犬に向かって発砲してきた。 元軍人で基地の隊長であるギャリーが反撃し、射殺した。 そのヘリはノルウェー基地のものだった。 ノルウェー基地へ連絡を取ってみるが応答がない。 そこで、ギャリーはマクレディと学者のブレアを引き連れ、ノルウェー基地へ向かった。 そこでマクレディたちが見たものは、荒れ果て、焼け焦げたノルウェー基地だった。 中に入ってみると、ドアには斧が突き刺さり、部屋の中では自殺したらしい死体があった。そして部屋の奥には、大きな四角い氷の入れ物があった。 帰ろうとしたとき、外で死体を見つけたが、普通の死体ではなかった。 顔は歪み、四肢が滅茶苦茶な異形な死体であった。 マクレディたちは死体を持ち帰り調べて見ることにした。
解剖した結果、内臓は健康、無傷であった。 訳が分からないまま夜を迎え、くつろいでいた隊員たちは、犬小屋からのけたたましい泣き声に気づいた。 駆けつけた隊員たちが見たものは、信じられない光景だった。 昼間、ノルウェーの隊員から追われていた犬から、無数の触手が伸び、他の犬達に絡み付いていたのだ。 すぐに焼き殺したが、触手に捕らわれ、変形した犬達は助からなかった・・・・・
※完全ネタバレのStoryLine
解剖した結果、内臓は健康、無傷であった。 訳が分からないまま夜を迎え、くつろいでいた隊員たちは、犬小屋からのけたたましい泣き声に気づいた。 駆けつけた隊員たちが見たものは、信じられない光景だった。 昼間、ノルウェーの隊員から追われていた犬から、無数の触手が伸び、他の犬達に絡み付いていたのだ。 すぐに焼き殺したが、触手に捕らわれ、変形した犬達は助からなかった・・・・・
※完全ネタバレのStoryLine
ブレアは犬の死体を解剖し、ある推測を立てた。 それ("物体X"と表記する)は、他の生き物を取り込み、取り込み終えたら今度は、その生き物になることができると。 そしてコンピュータがはじき出した結果は、"物体X"が世の中に出た場合、2万7千時間で人類は完全に同化されるという衝撃的なものだった。
マクレディたちはノルウェー基地から持ち帰った、ビデオをチェックしてみるとそこには、ノルウェーの隊員たちが爆薬を使い、あるものを掘り出している風景が映っていた。 マクレディたちは、その地点へ行ってみることにした。 そこには大きな陥没した穴が開いており、下には大きな物体(宇宙船)が顔を出していた。 ブレアの推測では、地層から見て、10万年以上前に埋まったものだということだった。 そしてすぐ近くに、5メートル四方の何かを掘り出した後のような四角い穴が見つかるのだった。
最初の犠牲者はベニングスだった。 倉庫の片づけをしているところを、ノールウェー基地から持ってきた、異形の死体に同化されてしまった。 窓から逃げたベニングスだったが、すぐにみんなに囲まれた。 みんながそこで見たものは、すでにベニングスではなく、"物体X"によって同化の途中にあるものだった。 マクレディはガソリンをかけ焼き殺したが、ここからみんな、他人が信じられなくなり、疑心暗鬼に捕らわれていくのだった。 他にも同化されている者がいるのではないかという不安だけが先走り、冷静さを失っていった。
そんな中、マクレディの敗れた服が見つかり、マクレディの同化が疑われたが、マクレディを取り押さえようとしたノリスを、マクレディが突き飛ばしたとき、ノリスが動かなくなった。 急いで蘇生を試みるクーパー先生。 そして電気ショックの2回目のとき、ノリスの腹が口のように開き、クーパー先生は腕を食いちぎられた。 続けざまにノリスの腹から飛び出してきたものは、蜘蛛のような手足に、ノリスの顔がくっついた異形なものだった。 マクレディが火炎放射器で焼き殺したが、ノリスに同化した"物体X"は、頭だけ切り離し、逃げようとした。 だがパーマーがそれを見つけ、逃がすことなく退治できた。
マクレディはノリスに同化した"物体X"が、首だけで逃げ出そうとしたことから、"物体X"は "全身(全て)を生き物に変えることが出来る" とにらみ、あるテストを行うことにした。 それは各自の血液を、熱に晒すというものだった。 同化していれば血液すらも"物体X"となっているはずだ、と。 順番にテストが行われていき、パーマーの血液になった時にそれは起きた。 熱を近づけたパーマーの血液は、入れ物から飛び出したのだ。 そしてパーマー自身の様子もおかしくなった。 頭が変形していき、二つに割れた。 そして攻撃しようとした、ウィンドウズを頭から噛り付いたのだ。 マクレディが急いで火炎放射を浴びせ、殺すことができたが、ウィンドウズは同化されてしまった。 そしてウィンドウズも同じく焼き殺した。
同化されているか?という疑念を取り除くことが出来たマクレディたちは、最後の1人、ブレアのテストをするため、チャイルズ1人を残して、ブレアを監禁している小屋へ向かった。 しかし、小屋にはブレアの姿はなかった。 調べると床板が外れて、地下に空洞が出来ていた。 そこには作りかけの宇宙船のような乗り物があった。 マクレディたちが、その乗り物を破壊しようとしていた時、施設の明かりが消えた。発電機をやられたのだ。
発電機を壊され、半年後の救援まで生きることが出来ないことを悟ったマクレディたちは腹を決めた。 死ぬなら"物体X"を道ずれにと。 そしてダイナマイトで施設を破壊していく3人。残るは発電室だけだった。 3人はダイナマイトをセットし始めたが、ギャリーの前に突如、ブレアが現れた。 ブレアは同化されていたのだ。 ギャリーを取り込み、続いてノールスが取り込まれた。 残りはマクレディだけだった。 そして"物体X"は最後のマクレディにも襲い掛かった。 マクレディは触手で叩き飛ばされながらも、ダイナマイトに点火し"物体X"を吹っ飛ばすことに成功した。
しかし施設は焼け、生きる望みはなかった。 マクレディが腰を下ろしたところ、チャイルズが現れ、2人はただ死を待つだけだと、静かに語るのだった・・・・
マクレディたちはノルウェー基地から持ち帰った、ビデオをチェックしてみるとそこには、ノルウェーの隊員たちが爆薬を使い、あるものを掘り出している風景が映っていた。 マクレディたちは、その地点へ行ってみることにした。 そこには大きな陥没した穴が開いており、下には大きな物体(宇宙船)が顔を出していた。 ブレアの推測では、地層から見て、10万年以上前に埋まったものだということだった。 そしてすぐ近くに、5メートル四方の何かを掘り出した後のような四角い穴が見つかるのだった。
最初の犠牲者はベニングスだった。 倉庫の片づけをしているところを、ノールウェー基地から持ってきた、異形の死体に同化されてしまった。 窓から逃げたベニングスだったが、すぐにみんなに囲まれた。 みんながそこで見たものは、すでにベニングスではなく、"物体X"によって同化の途中にあるものだった。 マクレディはガソリンをかけ焼き殺したが、ここからみんな、他人が信じられなくなり、疑心暗鬼に捕らわれていくのだった。 他にも同化されている者がいるのではないかという不安だけが先走り、冷静さを失っていった。
そんな中、マクレディの敗れた服が見つかり、マクレディの同化が疑われたが、マクレディを取り押さえようとしたノリスを、マクレディが突き飛ばしたとき、ノリスが動かなくなった。 急いで蘇生を試みるクーパー先生。 そして電気ショックの2回目のとき、ノリスの腹が口のように開き、クーパー先生は腕を食いちぎられた。 続けざまにノリスの腹から飛び出してきたものは、蜘蛛のような手足に、ノリスの顔がくっついた異形なものだった。 マクレディが火炎放射器で焼き殺したが、ノリスに同化した"物体X"は、頭だけ切り離し、逃げようとした。 だがパーマーがそれを見つけ、逃がすことなく退治できた。
マクレディはノリスに同化した"物体X"が、首だけで逃げ出そうとしたことから、"物体X"は "全身(全て)を生き物に変えることが出来る" とにらみ、あるテストを行うことにした。 それは各自の血液を、熱に晒すというものだった。 同化していれば血液すらも"物体X"となっているはずだ、と。 順番にテストが行われていき、パーマーの血液になった時にそれは起きた。 熱を近づけたパーマーの血液は、入れ物から飛び出したのだ。 そしてパーマー自身の様子もおかしくなった。 頭が変形していき、二つに割れた。 そして攻撃しようとした、ウィンドウズを頭から噛り付いたのだ。 マクレディが急いで火炎放射を浴びせ、殺すことができたが、ウィンドウズは同化されてしまった。 そしてウィンドウズも同じく焼き殺した。
同化されているか?という疑念を取り除くことが出来たマクレディたちは、最後の1人、ブレアのテストをするため、チャイルズ1人を残して、ブレアを監禁している小屋へ向かった。 しかし、小屋にはブレアの姿はなかった。 調べると床板が外れて、地下に空洞が出来ていた。 そこには作りかけの宇宙船のような乗り物があった。 マクレディたちが、その乗り物を破壊しようとしていた時、施設の明かりが消えた。発電機をやられたのだ。
発電機を壊され、半年後の救援まで生きることが出来ないことを悟ったマクレディたちは腹を決めた。 死ぬなら"物体X"を道ずれにと。 そしてダイナマイトで施設を破壊していく3人。残るは発電室だけだった。 3人はダイナマイトをセットし始めたが、ギャリーの前に突如、ブレアが現れた。 ブレアは同化されていたのだ。 ギャリーを取り込み、続いてノールスが取り込まれた。 残りはマクレディだけだった。 そして"物体X"は最後のマクレディにも襲い掛かった。 マクレディは触手で叩き飛ばされながらも、ダイナマイトに点火し"物体X"を吹っ飛ばすことに成功した。
しかし施設は焼け、生きる望みはなかった。 マクレディが腰を下ろしたところ、チャイルズが現れ、2人はただ死を待つだけだと、静かに語るのだった・・・・
The Thing - MacReady & Garry & Nauls
Director
・ | John Carpenter (ジョン・カーペンター) |
Cast
・ | Kurt Russell (カート・ラッセル) | : | R.J.マクレディ |
・ | Wilford Brimley (ウィルフォード・ブリムリー) | : | ブレア |
・ | Keith David (キース・デイヴィッド) | : | チャイルズ |
・ | Donald Moffat (ドナルド・モファット) | : | ギャリー |
・ | T.K. Carter (T・K・カーター) | : | ノールス |
・ | Thomas G. Waites (トーマス・G・ウェイツ) | : | ウィンドウズ |
・ | Richard Dysart (リチャード・ダイサート) | : | クーパー |
・ | Peter Maloney (ピーター・マローニー) | : | ベニングス |
・ | Joel Polis (ジョエル・ポリス) | : | フュークス |
・ | David Clennon (デイヴィッド・クレノン) | : | パーマー |
・ | Richard Masur (リチャード・メイサー) | : | クラーク |
・ | Charles Hallahan (チャールズ・ハラハン) | : | ノリス |
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2012年07月01日 03:22|ホラー