今回は第二種電気工事士技能試験での重大欠陥の一つを紹介
講習会にて実際に完成したものの重大欠陥に気づかなかったものです。
この問題は2016年度の問題にも公表されているものです。
作成には時間そのものは30分以内と問題なく作れました。
が残念ながら、本試験でこの状態ですと不合格となってしまいます。
結線的にはスイッチのイでレセプタクルおよび丸形引掛けシーリングを問題なく点灯させることができます。
なのになぜ重大欠陥???
すでにお気づきのように、この問題ではEETに接続する電線の太さが2oとなっており、ブルーの電線を使用しなければなりません。
講習会では同じ問題を同時に作っていただきましたが、同じ問題を行うことにより、ほかの人との意識が関係し、普段ではしないような作業の進め方になってしまいます。
もし、この問題が今年に出されたとしたらぜひブルーの電源線が2箇所に使用されるということを覚えておきましょう!
図面をよく見ると施工電線種類が電源線だけでないことが分かります。
さて、自分はそんな間違いはしないと思われるかもしれません。そう願います。
本試験では、何十人あるいは何百人と言う環境の中でいっせいのスタートですから、自分を見失ってしまうこともありうるのです。
ではまた講習会でやってしまった重大欠陥をご紹介することにしましょう!
2016年03月31日
2014年06月21日
第二種電気工事士 技能 重大欠陥例 非接地側電線
いよいよ2014年度上期の技能試験に向けて練習を始めているみなさん
候補問題作成にあたって時間内に作成できるようになったものの、重大欠陥に気づかない場合があるようです。
一例として、非接地側電線の色指定です。
試験センターの合格基準の判断として重大な欠陥として
・接地側電線に白色以外の電線を使用
・電源から点滅器及びコンセントに至る非接地側電線に黒色以外の電線を使用
というものがあります。
つまり、電源からスイッチ及びコンセントに至る非接地側には黒線を使用しなければ重大欠陥となります。
下記の写真は欠陥として非接地側の渡線に白色を使っています。
重大欠陥を見つけるためには客観的に作品を見ることが必要です。
自分では間違いに気づくことなく、とりあず13問を作成することになりがちです。
第3者の目が重大欠陥に注意を向けてくれる環境を作ってくことが大切です。
ECQ講習会では、作成後に自己確認をしていただいたうえで欠陥の場所を一緒に考え、同じ欠陥をなくすよう取り組んでいます。
時間短縮と共にミスのない作品を目指す皆さんにぜひ講習会もお勧めです。講習会の概要はこちら
ECQ講習会カレンダーにて日程や空き状況を確認ください。
2012年07月26日
第二種電気工事士 技能練習での欠陥例
ECQの技能講習会も7月25日をもって終了しました。残すは前日の直前模擬試験のみです。
さて、6月から始めた講習会で実際に公表問題を作っていくに際して、あるいは完成後にやってしまった欠陥例を見てみると・・・・
まず、重大欠陥の相当(試験センター判断基準から)
器具の配置が配線図と相違
1)ホタルスイッチとタンブラスイッチの上下位置の違い
2)パイロットランプとタンブラスイッチの上下位置の違い
寸法相違
1)150o指定のところが5センチ程度までになってしまった。
回路の誤り
1)特にパイロットランプ同時点滅問題
2)イ、ロ、のスイッチに対して器具のイとロは逆についてしまった。
電線の種類・色別の相違
1)1番の問題にある接地極コンセントに入れる電線を1.6oで作成してしまった。今年は2.0を使用している。
2)電源から点滅機に至る非接地側電線に黒以外を使用。とくに渡り線に黒以外を使用してしまった。
3)IV線使用のPF管、金属管にVVFを使用してしまった。
電線の損傷
1)折り曲げると心線が露出
接続部分
1)リングスリーブの刻印間違い 小と極小の圧着間違い
レセプタクルの結線部分
1)極性間違い
埋め込み連用器具への結線
1)心線の差し込み不足というか心線が露出状態
以上が重大欠陥に相当。次は軽欠陥
よくやってしまう軽欠陥は
1)引掛けシーリングの接続で外装が台座の中まで入っていないこと。
2)ねじの左巻き
3)器具の損傷 特にスイッチなどの間違いに気がついたときに心線を抜く際、器具を割ってしまうこと。
いずれも、みんなが経験する部類に入っています。が本番では重大欠陥はあってはいけませんので本番では今一度点検を忘れないようにしましょう。
講習会では作成前に注意点が何かを聞いて始める場合と、自力で作成して、欠陥例を覚えていただく方法をとりました。講習会参加者が他の参加者の作品を客観的にみると欠陥が分かる場合もありました。
とかく、1人で取り組んでいると欠陥が分からずそのままにしてしまうことがあるので誰かに見てもらうのも講習会ならではの利点の一つです。
2012年07月11日
第二種電気工事士技能試験 重大欠陥の一つ
合格の判断基準で重大欠陥となるものがいくつかあるが、「その他」という分類に「支給品以外の材料を使用」という項目がある。
と言うことは、材料を自分で持ち込んで作業に臨んでいる人がいるという可能性を試験センターも把握していることになりますね。
軽微な欠陥ではなく、あくまでも支給材料ではなく、持ち込んだ材料ということが分かれば、即、失格ということになります。
確かに練習の時に、電線の切断で失敗したり、渡り線が取れなくなったりと材料で不足をやらかした時には、不安が出てくるもの。
と言っても、持ち込みは試験センターの判定員がしっかり見破ることでしょう。
支給材料で余らせるくらいの練習を積み重ねることと、どこの部品が取り忘れやすいかなどをチェックしておきましょう。そのためにも13問の練習は2巡はしておきたいものです。
あと2週間ですが、練習すれば間に合いますね。
2011年11月22日
電工2種技能 重大欠陥 渡り線
施工条件に非接地線側電線について
コンセントおよび点滅器に至る非接地線電線はすべて黒とするとなっています。
これはスイッチ(点滅器)に渡り線にも当てはまります。したがって写真のように渡りを入れれば
施工条件にそぐわず重大欠陥となります。
これはNo4の問題です。ハのスイッチには白線で渡りが行われています。
これは重大欠陥なので黒線に入れ替えましょう。
コンセントおよび点滅器に至る非接地線電線はすべて黒とするとなっています。
これはスイッチ(点滅器)に渡り線にも当てはまります。したがって写真のように渡りを入れれば
施工条件にそぐわず重大欠陥となります。
これはNo4の問題です。ハのスイッチには白線で渡りが行われています。
これは重大欠陥なので黒線に入れ替えましょう。