2012年07月26日
第二種電気工事士 技能練習での欠陥例
ECQの技能講習会も7月25日をもって終了しました。残すは前日の直前模擬試験のみです。
さて、6月から始めた講習会で実際に公表問題を作っていくに際して、あるいは完成後にやってしまった欠陥例を見てみると・・・・
まず、重大欠陥の相当(試験センター判断基準から)
器具の配置が配線図と相違
1)ホタルスイッチとタンブラスイッチの上下位置の違い
2)パイロットランプとタンブラスイッチの上下位置の違い
寸法相違
1)150o指定のところが5センチ程度までになってしまった。
回路の誤り
1)特にパイロットランプ同時点滅問題
2)イ、ロ、のスイッチに対して器具のイとロは逆についてしまった。
電線の種類・色別の相違
1)1番の問題にある接地極コンセントに入れる電線を1.6oで作成してしまった。今年は2.0を使用している。
2)電源から点滅機に至る非接地側電線に黒以外を使用。とくに渡り線に黒以外を使用してしまった。
3)IV線使用のPF管、金属管にVVFを使用してしまった。
電線の損傷
1)折り曲げると心線が露出
接続部分
1)リングスリーブの刻印間違い 小と極小の圧着間違い
レセプタクルの結線部分
1)極性間違い
埋め込み連用器具への結線
1)心線の差し込み不足というか心線が露出状態
以上が重大欠陥に相当。次は軽欠陥
よくやってしまう軽欠陥は
1)引掛けシーリングの接続で外装が台座の中まで入っていないこと。
2)ねじの左巻き
3)器具の損傷 特にスイッチなどの間違いに気がついたときに心線を抜く際、器具を割ってしまうこと。
いずれも、みんなが経験する部類に入っています。が本番では重大欠陥はあってはいけませんので本番では今一度点検を忘れないようにしましょう。
講習会では作成前に注意点が何かを聞いて始める場合と、自力で作成して、欠陥例を覚えていただく方法をとりました。講習会参加者が他の参加者の作品を客観的にみると欠陥が分かる場合もありました。
とかく、1人で取り組んでいると欠陥が分からずそのままにしてしまうことがあるので誰かに見てもらうのも講習会ならではの利点の一つです。
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