アフィリエイト広告を利用しています

広告

この広告は30日以上更新がないブログに表示されております。
新規記事の投稿を行うことで、非表示にすることが可能です。
posted by fanblog
プロフィール

ジャック
趣味は園芸と写真、読書です。映画(主にDVD)を見るのも好きです。このサイトでは読んだ本のことや見たDVD、TVドラマなどの話を書きたいと思っています。
リンク集

金時ショウガのヘルスケアショップそよ風



オススメのブックショップ

















<< 2012年06月 >>
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
https://fanblogs.jp/e-soyokaze/index1_0.rdf

広告

この広告は30日以上更新がないブログに表示されております。
新規記事の投稿を行うことで、非表示にすることが可能です。
posted by fanblog
2011年08月26日
やなりいなり




畠中 恵著 
出版:新潮社
発行日:2011.7

畠中恵さんの人気シリーズ「しゃばけ」が世に出てから10年経ったそうです。私が始めて「しゃばけ」に出会ったのははずかしくもTVドラマです。TVドラマで最初に「しゃばけ」をそしてその翌年だかに放送された「うそうそ」を見てやっと本を買ってみる気になりました。
通常、人気のある小説の場合はドラマ化しても中々小説と同等かそれ以上のものは多くありません。また、最初に見たほう(ドラマあるいは小説)の影響が強く、後から見たほうに悪い印象が残ることが多いものです。ところが、しゃばけの場合はドラマで見たイメージと小説のイメージがあまり変わりませんでした。
そこで次々としゃばけシリーズを購入して読むことになりました。
今回は十周年!第十作目と言うことです。連載も長くなるとマンネリになってしまうことが多いものです。主人公は年をとらないし、そのくせ季節の変動があったり、以前の事件などもしっかり踏まえていたりするしで型をやぶれるか?と言うのも読むテーマの一つになってしまいます。
今回の新作のタイトルは「やなりいなり
若旦那の祖母である「おぎん(大妖)」の娘「おたえ(若旦那の母)」を守っている守り狐の作るいなりがタイトルになっています。若旦那の周りには沢山の妖(あやかし)が若旦那を守っているのですが、守り狐たちが直接若旦那と接するのは今回が初めてのような気がします。少し変化をつけたと言った感じです。
変化といえば収録されている短編一つ一つにレシピがついています。煮る時間を家鳴りに数えさせたり、注意事項が妖たちに関することであったりとレシピ自体を面白く読むことが出来ました。
話のほうはいつもどおりで面白い。けど・・・。少しマンネリ感もあります。場所の設定。出てくる人物や妖たちが変わりなくいて、そこに事件を投げ込むわけですから変化があるわけもない。まるで「水戸黄門」のごとくです。やはり10冊めともなるとそろそろ何か考えないといけないかなと言う気がします。もっともカラを破って不評を買うくらいならば、あたらしいシリーズを立ち上げたほうが良いかもしれません。今のままでも面白いのには違いないのですからね。

Posted by ジャック at 10:53 | 畠中恵 | この記事のURL
2009年11月12日
ゆめつげ



畠中 恵著
出版 : 角川書店
発行年月 : 2008

「しゃばけ」シリーズかなと思ったら違っていました。

江戸末期ペリーが来航してから10年の江戸の町が舞台です。
上野近くのつぶれかけた小さな神社で神官を勤めるのんびりやの兄・弓月としっかり者の弟信行。
このつぶれかけた神社に訪れた白加巳神社の権宮司。
彼の目当ては兄の弓月。
何故なら弓月には”ゆめつげ”ができるのです。一般に夢告或いは夢占いといわれているものです。
弓月の”ゆめつげ”は夢の中で見たものを相談者に告げるものなのですが、何故か微妙にズレルらしい。それで氏子からは信がない。年に1,2度程度占いもののようなのですが、権宮司は”夢告”をして欲しいと来た訳です。つぶれかけた小さな神社を救う為、謝礼目当てに弓月たち兄弟は白加巳神社に行きます。
そこには蔵前の札差夫婦がいて8年前の大火で行方知れずになった息子を探して欲しいとの依頼でした。候補の3人の男の子の前で弓月は占います。
ところが占うたびにズレル。血を吐く。
子供達の育ての親が次々に辻斬りに殺されていく。
謎の動きをする権宮司や札差夫婦。
それらの謎を弓月は解き明かしていきます。
辻斬りたちの目的がよくわからずイライラしながら次に、次にと読み進めて一気に読んでしまいました。
みんなを辻斬りたちから救う為に立て続けに占いをして無理をする弓月。
そして見えてきた権宮司の目的とは?

最後に弓月は”ゆめつげ”をもうしないと父の神主に言うようですが、何故なのかよくわかりませんでした。そのあたりをもう少し書いてくれればと感じました。
でも、イッキ読みの出来る本です。

Posted by ジャック at 10:42 | 畠中恵 | この記事のURL
2009年10月22日
ちんぷんかん



畠中 恵著
出版 : 新潮社
発行年月 : 2007.6

「しゃばけ」シリーズの第6弾です。
帯には”若だんなが三途の川で溺れてる?”
若だんなが三途の川に行けば舟にも満足に乗れず溺れる。
そんな状況もありそうなほどひ弱な若だんな。
今回はのっけから火事!
ケンカと火事は江戸の華というくらい火事が多かったそうですが、
とうとう若だんなの住む界隈にも火の手があがり、お店にも火がついた。
逃げる若だんなが逃げようとした途端に煙を吸い込みバタンキュー。

気がつけば三途の川に立っている。(なんと軟弱な事か・・・)
死んだ自分は仕方ないとして一緒についてきてしまった妖の鳴家たちを元のところに返そうと決意する。
そこで知り合った冬吉と共に三途の川の鬼達との追いかけっこ。

神代の時代に”イザナギ”、”イザナミ”が黄泉の国でやったような追いかけっこを彷彿とさせる情景でした。というかこの神話を読んだ事のある身としては”オオッ?パクリだ!”と笑ってしまいました。

現世に戻ったあと、冬吉さんどうなったのか?
気になるところですが、若だんなには知りようもなく若だんなはみんなの待つ現世に戻ります。

第6弾は短編集ですが、
火事の後の町の復興や腹違いの兄の縁談話などを中心に事件があります。
また、大妖の娘である若だんなの母と父の若き日の話があったりと盛りだくさんのないようです。


Posted by ジャック at 10:19 | 畠中恵 | この記事のURL
2009年09月23日
うそうそ



畠中 恵著
出版 : 新潮社
発行年月 : 2008.12

「凄いや、私は本当に旅にでるんだね!」
若旦那の期待に膨らんだ声。
でも大丈夫?
一日に数度も違う病気にかかるような特異体質の若旦那が箱根の温泉に湯治に行く。
ただで済むはずがありません。
しかも、箱根の山神の娘、姫神様が若旦那に嫉妬した事から姫神の守役である天狗たちが若旦那を狙う。
小藩の侍が長崎屋がもつ変わり朝顔を狙って若旦那の誘拐を企てる。
そこに謎の雲助 新龍が不審な挙動を・・・。

若旦那の優しい気持ちがみんなの心を溶かしていく。

若旦那を守る、佐助&仁吉の過保護ぶりに笑いながらも「なり足らぬもの」の悩みにすべての人々が内容が違っても何かしら悩みを抱えて、折り合いをつけながら生きているんだよな〜と思いました。

姫神のおひめちゃん。カワイイですね。若旦那と齢1000歳のおひめちゃんが結婚したらオモシロそうだと、今後も小説に出てくるといいですね。

Posted by ジャック at 13:45 | 畠中恵 | この記事のURL
2009年05月23日
おまけのこ



税込価格: \500 (本体 : \476)
出版 : 新潮社
サイズ : 16cm / 322p
発行年月 : 2007.12

◎こわい
◎畳紙
◎動く影
◎ありんすこく
◎おまけのこ
の5作品が収められています。
最初の4作品は読んでいけばタイトルがわかるのですが、
最後の「おまけのこ」は意味がわかりません。
若旦那のいる長崎屋で真珠の珠を受け取った櫛職人が裏庭で何者かに殴られ意識不明に。
容疑者は店にいてアリバイの無い3人の来客。
基本的にはその謎解きなんですが、
真珠の珠に魅せられた鳴家(やなり)が真珠ごと屋敷の外に飛ばされて冒険(?)をする話が絡んできます。
若旦那と鳴家の付き合いが深いことがわかる作品になっています。
が、おまけのこ
はなぜついた?
読者に考えて欲しかったのでしょうか。あまり頭使いたくないんですけど〜!

↓の評価ボタンを押してランキングをチェック!
素晴らしい すごい とても良い 良い

Posted by ジャック at 17:13 | 畠中恵 | この記事のURL
2009年05月21日
ねこのばば



畠中 恵著
税込価格: \500 (本体 : \476)
出版 : 新潮社
発行年月 : 2006

「しゃばけ」シリーズ3作目です。
短編集で
◎茶巾たまご
◎花かんざし
◎ねこのばば
◎産土
◎たまやたまや
の5作品が収められています。
茶巾たまごの冒頭のシーン
全然寝込まない。咳すらしない。ご飯のお代わりをする。こんな普通のことなのに主人公の一太郎だと二人の手代は「いつもと違う。源信先生をお呼びしましょうか?」なんて健康なのがおかしいといわれる一太郎。
その異変は10日ほど前に起こった兄松之助の奇妙な見合いの席で金次を拾ったことから始まります。
松之助見合いの相手は海苔の問屋のお嬢さん。
そのお嬢さんが殺され、お嬢さんの書き溜めた海苔料理の資料が無くなった。
百珍本などというネタを入れ、なんだか現代のTVPR手法に似た事まで出てきて「江戸の話?」なんて思ったりしながら若旦那 一太郎の謎解きを楽しみました。
茶巾たまごなどタイトルになっているけど百珍本を出す為の枕として使ったワードをタイトルに持ってくるところは考えてるな〜とうなってしまいました。

産土は手代の一人 佐助の話ですが、若旦那を死なしてしまったお話。
掟破りと感想を書く人もいるようですが、手代の佐助の人(妖)なりを知るのにいいエピソードではないかと思います。

Posted by ジャック at 10:21 | 畠中恵 | この記事のURL
2009年05月20日
ぬしさまへ



畠中 恵著
税込価格: \500 (本体 : \476)
出版 : 新潮社

しゃばけシリーズの第二弾です。
本のタイトルは「ぬしさまへ」
主人公は「しゃばけ」と同じ一太郎なので、しゃばけシリーズNO.2でいいと思うのですが、そのあたりは何も表紙等には書いてありません。最近の本は不親切だよなと思いつつよく調べてから購入しました。
何故ってTVでは「しゃばけ」の次は「うそうそ」だったんですもの。

「ぬしさまへ」は短編集です。
◎ぬしさまへ
◎栄吉の菓子
◎空のビードロ
◎四布の布団
◎仁吉の思い人
◎虹を見し事
6作品が収められています。
どれも面白かったのですが、特に好きなのは
「空のビードロ」
腹違いの兄(養子の父が外にこさえた子供)の松之助が奉公している桶屋が舞台です。
ご近所で連続して犬や猫が殺される事件が発生。
松之助に疑いがかかるのですが、かばってくれたのは桶屋のお嬢さん。
すわ、松之助の恋の話か・・。と思いきやこのお嬢さんは長崎屋の一太郎を狙っていた。
それを知った松之助はショックを受ける。そして心に闇を作り出す。その時助けてくれたのは空き地で拾った「ビードロ」
あまりの美しさに心を洗われて、こだわりを捨て店を出ることに。
松之助を助けてくれたビードロの持ち主は意外な人物だった。という話です。
一太郎と松之助が一緒にくらし始める取っ掛かりともいえる話です。
松之助が気になる私としてはもっともっと話しに加えて欲しいと願っています。

↓の評価ボタンを押してランキングをチェック!
素晴らしい すごい とても良い 良い


Posted by ジャック at 09:40 | 畠中恵 | この記事のURL
2009年05月15日
しゃばけ



畠中 恵著
税込価格: \540 (本体 : \514)
出版 : 新潮社


畠中恵さんの「しゃばけ」に初めて出会ったのは昨年でしたでしょうか、TVド
ラマ化されたものを見たのが最初です。その後今年「うそうそ」をTVドラマで
見ました。

主人公の一太郎は病弱で起きているより寝ていることのほうが多い病弱の若旦那。
その若旦那を助けるのは助さん、格さんならぬ、手代の仁吉と佐助です。
この二人実は妖(あやかし)が人に化けて若旦那に仕えているんです。
主人公が弱いと言うと、「指輪物語」などのように周りが活躍するあまり面白く
ないストーリーになりがちなのですが、若旦那は頭が切れる、芯がしっかりして
自分の意思を持っているので、手代たちの心配を他所に活動をするので面白いん
です。
しかも、また直ぐに寝込む・・・。

「しゃばけ」はこのシリーズの一作目です。
薬種問屋連続殺人事件を妖たちを動かして最初に殺された大工の道具。バラバラ
に売られた道具の中から事実を探り出し、犯人を推理していくベッドデテクティ
ブ。
そして普通の人間の起こした事件ではない事に気がつき自分が立ち向かわなけれ
ばいけない事件であると確信します。
そして見事に不思議な事件を解決します。
日本ファンタジー受賞作品だそうです。

Posted by ジャック at 14:01 | 畠中恵 | この記事のURL

×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。