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ジャック
趣味は園芸と写真、読書です。映画(主にDVD)を見るのも好きです。このサイトでは読んだ本のことや見たDVD、TVドラマなどの話を書きたいと思っています。
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2009年04月15日
硝子の殺人者
{a8.net http://item.rakuten.co.jp/book/4130815}

東京ベイリア分署3作目です。
「硝子の殺人者」というタイトルはピンと来ない感じがします。
”ガラス”というともろいイメージがわくのですが、今回の殺人者はもろいのか?

どちらかというと刑事のほうがもろいのではと思うくらいです。
法を守る為に働く刑事でありながら身内に”犯罪”に手を染めた時に何を思い、どう行動するのか?
良くあるテーマかも知れませんが、悩むところですね。

著者が東芝EMIに勤めていたからでしょうか、TV局ネタがよく使われる気がします。
今回殺されたのは落ち目の脚本家。
須田刑事の「なんだか、脚本家に縁のある夜ですね」ということばから、
事件は単純な殺人事件から麻薬がからむ犯罪へ、そして刑事の家族をも巻き込むことになります。

シリーズを通して速水警部補という人物が現れます。本庁に所属するハイウェイパトロールの隊長なのですが、最初は単に同じベイリア分署を利用しているもの同士で過去に接点がないような人物設定だったのですが、気がついたら警察学校の同期になっていました。
まるで、安積警部補の心の声(時に悪魔、時に天使)を代弁しているような時もあり、安積警部補の貴重な仲間として活躍しています。隊員にヘッドと呼ばせたりして、暴走族たちがチームでパトロール隊員になったようで、また、アメリカのハイウェイパトロールのような雰囲気を出していて楽しい人物です。

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Posted by ジャック at 13:49 | 今野敏 | この記事のURL
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