私が昨日ブログに書いた18歳成人の話も何度も報道されていた。そんな中で、いくつか印象的なことがあったが、私にとっては、ブルースウィリスの引退のニュースが、心に響いた。
(ヤフーニュース)
ニュースによれば、彼は私と同い年だった。(彼が少し上だと思っていたので、ちょっとびっくりでもあった。)その彼が、失語症になったことをきっかけにして俳優を引退するというのである。
同い年である私も、この数年は、物覚えが悪くなり、物忘れも多くなった。
しかし、俳優である彼にとって、失語症は、セリフが頭に入らなくなるということでもあるから、それは大変な事態であろう。それが切実な状態に至ってきたからこその決断に違いない。
数年前、役所から前期高齢者の通知というか案内文書が送られてきたとき、「ああ、そうか、社会的には、老人に属したんだ・・」としみじみと感じた。
この数年、父の介護に専念する生活で腰への負担が高まり、腰痛がひどくなったのがちょうど65歳の頃だった。病院の形成外科でMRIを撮ってもらったら、「ヘルニアですね」と医師にクールに言われた時に、ああ、これからの老後の生活でまた一つハンディをしょってしまった、とちょっと悲しくなった。
そしてブルースのニュースである。
人は誰でも平等に老いていく。いや、正確にいえば、老化にも、人によってかなり幸不幸の差がある。
自分と同じ年齢のブルースが、俳優を辞めようと思うくらい失語症、つまり認知症の一種ともいえる状態になっている。同じ年の人間の中では、やや早いだろう。
私の上にもいつ同じことが起こるとも限らない。確か彼もヘビードリンカーということだったように思う。私も父譲りの大酒飲みだ。それも原因のひとつなら他人ごとではない。
ニュースを見て、そんなことをあれこれ考えていた。昨日は、18歳成人のことについて書き、今日は、老化による失語症など認知症の話を書いている。
若さと老い、それらは、どちらも、これからの大きな社会課題と深くかかわっていることなのである。
#ブルースウィリス #失語症
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