(ロイター)
昨日朝のNHKラジオを聞いていたら、その理由に関する話題が紹介されていたが、実に興味深い内容であった。曰く、マクロン大統領が、対談に際して、既に自国で検査は行っているということで、ロシアの求めたPCR検査を拒否したため、巨大なテーブル越しの会談になったのだという。
マクロン大統領のいうこともわかるが、ロシア側の検査を拒むのもやや失礼のようにも感じたけれど、まあ、ロシア側もそれならということで、巨大なテーブルで距離を置いたのかなと思った。
しかし、マクロン大統領が検査を拒んだ真の理由は、大統領のDNAをロシアに取られないためだったというのである。
PCR検査では、のどや鼻などの粘膜から検体を採取する。
今や、その検体のDNAから得られる情報量は極めて膨大だという。その人のそれまでの病歴や、未来の病気の可能性までも予測できるというのだ。いわばフランス大統領の健康データを盗み取ることができるというわけである。中国においても、PCR検査によって、数多くの人の検体が採取されている。その中には当然多くの外国の要人も含まれている。中国でも同様に、要人のDNAを分析している可能性があるとも言われているらしい。
そんなわけで、巨大なテーブル越しの会見には、思いがけない裏話が隠されていたというわけである。
ロシアと中国は、今や世界トップクラスのハッカー集団が暗躍する国だと言われている。そして、さらには、DNA分析による情報戦も侵攻しているということになる。
今日のNHKラジオのニュースソースは、BBCだそうだが、BBCの記者は、「クレジットカードは盗まれても再発行できるが、DNAは究極の個人情報で、盗まれたら再発行できない」とコメントしたという。DNAは、コンピューターのプログラム情報のような情報機能を持つ構造である。まさに名言かもしれない。
しかし、DNAの情報まで取り込もうとするとは、データ戦争も凄い時代に入ったものだ。
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