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2021年08月22日

コロナ特需

コロナウィルスによって、意外な経済効果や特需のようなものがあるのではないか?と思っていた。一番シンプルに思いつくのは、ワクチンを作っている企業である。実際、ファイザーはじめ各社いずれも、ものすごい売り上げになっているようだ。
そして、検査関連の業界もかなりの需要の伸びがあっただろうなと思っていたが、今朝のTBS「がっちりマンデー」では、PCR検査キットの売り上げによって、経営危機を回避した企業も紹介されていた。

入院患者が増大し、病院は元より酸素治療の必要な自宅療養者も急増しているから、きっと酸素も足りなくなるだろうな、と思っていたら、今日のニュースで、酸素を扱っている会社の人が、5倍くらいの需要になっている気がすると語っていた。
幸い、酸素自体の製造能力は、まだまだ不足するような状況には至っていないということでほっとしたが、入れ物である酸素ボンベを増産する必要があるのではないかという関係者の発言もあった。それなら、やはり酸素不足も起こりかねないかもしれぬ。
210822オキシメーター不足.jpg
(ヤフーニュースより)

酸素といえば、もうひとつ、酸素飽和度を計測するオキシメーターも品薄になるだろうな、と思っていたら、自宅療養者の急増によって、これもかなり不足している状況になってきているという。
ちなみに、私は、たまたま呼吸器系の大病を患い、肺のコンディションをチェックするため、手術をしてしばらくたった時に、自分用にオキシメーターを購入し、肺炎などのチェックのためこの数年、日常的に使っていた。そのため、感染者が急増した頃に、東京の留守宅用にもネットですぐに購入し、仕事の関係で一人暮らしをしている息子にも先日送っておいたので、我が家には、現在3つのオキシメーターがある。こういう事態になり、早めに買っておいてよかったと思っている。

これ以外にも、おそらく思いがけないところで、コロナ特需となっている企業がまだまだあるのかもしれない。一方、緊急事態宣言が続き、飲食業や、ホテル、航空、鉄道などの観光関連産業は、大打撃を受け経営危機に陥っている企業も少なくない。

戦争が、新たな技術革新や特需を生み出すことが多いけれど、疫病もまた、特需につながることが多い。スペイン風邪の流行の際にも同様のことがあったようだ。
特需だけでなく、困難を乗り越えるための技術開発は、科学や産業の進歩をもたらす。
今回の場合にも、短期間に優れたワクチンが開発された。また、ウィルスに対抗する素材や、触らずに反応する非接触型の機器が色々なジャンルで増えている。こうしたことも、新たな課題解決が優れた技術開発やっ製品開発を促すことにつながったということだろう。
コロナウィルスを克服するための努力が、マイナスの影響や、特定産業の特需だけでなく、未来につながる新たな技術開発を生み出し、この脅威を克服することにもつながることを心から祈念している。

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