中でも、女子のスケートボードでは、男子の堀米選手に続いて、金と銅を日本人選手が獲得。しかも、金メダリストは、13歳の中学生である大矢選手、銅メダルは16歳の高校生である中山選手という10代の二人であった。金メダルの大矢選手は、これまで競泳の岩崎選手が持っていた最年少金メダリストの記録まで塗り替えてしまった。
中山選手は、我が県民ということで、私も予選から決勝まで、じっくりと観戦してしまった。中山選手も大健闘で、予選は一位通過。決勝でも、最後の滑りとなる5回目のトリックで転倒したが、もし転倒せずにいれば、彼女が金メダルを取っていた可能性も十分にあった。
(画像は、ロイター)
中継を見ながら、気になったのは、解説者の言葉遣いだった。おそらくテレビを見ていた私と同年代くらいの方の多くは、同じように気になられたのではないか。
二人の素晴らしいプレーが出るたびに、「ヤベエー」「半端ない」を連発。今日のTV各局ニュースのほとんどには、「ヤベエー」か「半端ない」が一番いい映像とかぶっていた。
若者文化から生まれたスケートボードだけに、他のスポーツとはちょっと違って、どの国の選手も、みんな笑顔をふりまきながら、気楽に楽しんでいるようにプレーしているのが非常に印象的だった。そんな若者発祥のスポーツなだけに、解説者もまたフランクな言葉遣いをしてしまうのだろうと思って見てはいたけれど、やはりどうにも耳障りではあった。
まあ、金田一先生の仰る通り、言葉は、時代に合わせて変化していくものだから、これもまた時代のシンボルということなのかもしれないけれど、オジサンは、やはり、それって「ヤベエんじゃないの?」とつい思ってしまうのであった。
#女子スケートボード金メダル、銅メダル
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