ところが、庭の木などに棲みつかれると、これがなかなかに大変。実は、実家に戻ってきた数年前に気づいたのですが、中庭の松の上に住んでいるようです。
まず、鳴き声がすごい。「ギャーギャー」と、美しい姿からは想像できないような品のない大声。最初、夜に聞いた時は、何か恐ろしいもののけでもいるのか?と思ったほど。そして、ふんがすごいのです。最近は、私が時々庭で音を出したりするせいか、日中は多少他の場所で過ごしているようですが、当初は、私が庭掃除をすると、松の上から威嚇する意味なのか、「爆撃」してきました。体が大きいからけっこうな量です。幸い浴びたことはありませんが、庭に面したガラスや、木々、庭石などは真っ白になっていました。
とはいえ、やはりその姿のせいか、アオサギを読んだ句も数多くありました。
かの蕪村は、 夕風や水青鷺の脛をうつ と詠んでいます
また、 青鷺の鳴くや立去る雨宿り 梅室「梅屋家集」 というのも風情があります。
青鷺の巣は松風の空にあり 長谷川櫂「初雁」
まさに、これは我が家の情景に、さも似たり。
それにしても、美しい姿と裏腹なものというのは、いるものですね。
えっ?そういう女性もいるでしょうって?・・・ そんな、滅相もない。くわばらくわばら(笑)
*アオサギについては、検索すると実に色々なサイトがありますが、ここでは、サントリーのサイトをご参考まで。我が家のものよりもずっと可愛い鳴き声も聞けます。
https://www.suntory.co.jp/eco/birds/encyclopedia/detail/4499.html
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