これまでも原稿書きなどを、テレワークでごくたまにやっていたが、メール中心であった。会議をやって、アイデアを出して企画をまとめるという、前職でやっていたような仕事である。しかも自分の空き時間を中心に作業を調整して、時間単位でのワーキングができるようになっている。業務情報が参加チームメンバーで共有できるLINEが進化したような仕組みのソフトを使い、マイクロソフト365を軸にしてデータを管理し、勤務管理も自己申告で入力していく。これなら介護のすきまでもできるかもと思ってはじめたが、実際にはなかなかタフな内容で、現役サラリーマン時代を思い出した。
でも、久しぶりにビジネスシーンに関わり会議に参加している緊張感はなかなか楽しい。ちょっとエキサイティングだ。ただ、予想していた気分転換くらいの自由な仕事よりはもう少しハードだったけど。(笑)
コロナウィルスの流行によって、明らかにビジネスシーンが構造変化している。
この2年間、マスメディアでも言われてはいたが、やはり実際にその仕組みの中に入ってみると、その変化の見事さに驚く。私は、2000年に支社に転勤した時から、テレビ電話を使っていた。テレビ電話が一般的になるより20年早かった。しかし、今のシステムは隔世の感がある。
打合せをするメンバーは、完全にテレワークが、あたりまえになっているようだが、実は私は、Zoomなどは、これまで数回しか使っていなかったので、なにかと驚くことが多い。
今の案件で、パートナーとしてチームを組んでいるのは、東京にいる人と、東北にいる人とそして私だ。クライアントに当たる人たちは東京だ。しかし違和感がない。初対面で、名刺交換もせずに、いきなり本題に入るのは、なかなか新鮮だった。
チームメンバーとは、こまめに30分単位とかでZoom打合せしたりする。こうなると、もう会社で仕事しているのと、あんまり変わらない感じだ。
しかし、こうした社会インフラが定着すると、失われていくものも確実に生まれる。それがどのような形をしているのかは、まだ誰にも分らないけれど、意外に恐いこともふくまれているかもしれない。その答えは、もう少し先にわかってくるだろう。得るものも多いが、失うものも多いかもしれない。
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