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2021年06月02日

走らない聖火リレー

6月に入ったけれど、東京オリンピックが中止される気配は、今のところ全くない。
聖火も、とにもかくにも日本中を運ばれ、今日は富山県にやってきた。しかし、他県同様に、公道を走ることは行われず、トーチキスと呼ばれる形で、走る予定だったランナーたちが、ステージ上で、次々とトーチをかざして炎をつないでいくというセレモニー形式のイベントが行われた。
210602聖火富山へ.jpg
(画像は、北日本新聞より)

前回の東京オリンピックの時に、我が町の国道を聖火ランナーが走ったのを、国旗を振りながら見たことをかすかに覚えている。実は私の父も走ったはずなのだが、なぜか写真が見当たらない。認知症の父は、既にその件について記憶がない。私も、父の走る姿を見たような気もするのだけれど何しろ小さな子供だったので記憶はきわめて曖昧である。ただ、ものすごく独特の雰囲気で、普段なじみのある国道の両側が、人であふれ、日の丸が振られていた様子は、ものすごくインパクトのある映像として記憶に残っている。

聖火が、ランナーによってリレーされていくという形式の意味は、オリンポスの火をつなぐという神聖な行為と、目の前を聖火が走っていくことと、多くの人たちがそれを同時に見つめているというその臨場感とが、非日常的なイベントであるオリンピックの世界観を感じさせるものだと思う。しかし、残念ながらそれができない。
そして、事前合宿のために来日し始めた各国選手との地域交流も、ほとんど行うことができない。さらには、観客のいない会場での競技、ということも可能性が高い。

ランナーが走らない聖火リレー、選手と開催国民との交流が行えず、もしかすると観客なしで行われるかもしれないオリンピック・・・・
はたして、そうした状況でのオリンピックに、本質的な意義は、存在しているのだろうか?

そんなことは、半年前から想像がついたはずだ。イベントの本質、国際的な感染拡大リスク、感染対策などを含めて膨れ上がる開催費用・・・・どこにも無理に開催するために納得できる点がない。さらには、現状ペンディングになっている購入済の開会式や各種競技の入場券などの費用がキャンセルなった場合に、その払戻対応はどうなるのだろうか?

そんな複雑な構造を抱えながら、明日も聖火はリレーされていく。
歓喜と感動が、各地の国道をつなぐはずの炎は、疑問と不安の炎のリレーとなっている。
#聖火リレー
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