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2021年03月16日

ホストタウンの憂鬱

東京オリンピックは、IOCからも日本政府からも、取りやめようという声はついぞ聞こえてこない。開会まであと4ケ月ほど。ここまでくるともう誰にも止められないだろう。というか、お金やら意地やら色んな事情で止められない人たちが頭を寄せ合って相談して決めているんだから、止まるわけがない。
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今日、ニュースを見ていたら、県内のK市が、インドのホストタウンになっており、受け入れ準備をすすめていて、インドの皆さんに対して歓迎の意志をアピールしていた。
そうか、ホストタウンというのもあるんだな、と気がついた。

7月の開会式より前に、各国から大量の選手や関係者が、東京だけでなく日本中のホストタウンを訪れて滞在するのだ。いや、すでに滞在している国もあるのかもしれない。
不謹慎だとお叱りを受けるのを承知でコメントする。コロナ感染という点において、これは、なかなかにリスキーなことだと思う。
東京の選手村に世界中の選手が集まった場合、そこは集中管理されたエリアの中である。ある意味で、隔離されたエリアに、一定のルールによって各国共通で管理された状態となる。東京の各施設を担当する職員は、おそらく、水も漏らさぬような管理体制で対応することだろう。
しかし、各ホームタウンは、県によって宿舎の構造も、移動手段や対応体制も異なるだろう。さらに国によって国民性が異なり、それにあわせた対応を行うことになる。もちろん日本の自治体職員というのは非常に優秀で、政府やオリンピック委員会からの指導を忠実に守り万全の体制を取って対応されることだろうと思う。
しかし、各国の人たちは、国民性もマナーもまちまちで、滞在地域の人たちと積極的に親睦を深める人も出てくるに違いない。そうなれば、日本中で新たな感染拡大が広がるかもしれない。ホストタウンとは、もともとがオリンピックを通して、日本の各地が、世界中の国と仲良くする機会を作る国際親善の趣旨が大きい。競技本番に参加する選手よりも、触れ合いの機会は各段に多くなるのではないか。
そして、暖かな交流の結果、東京にとどまらず日本中の地域で、変異型など新しいウィルスが一気に広がるかもしれない。

あと4ケ月、いや、祭典の終了後まで考えれば、5ケ月ほどで、私の心配がどのような結果になるのかがわかるだろう。
いや、これはあくまで杞憂であろう。私のよけいな心配に終わることを願っている。
#東京オリンピック 













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