確か、よく一緒に行ったバーか銀座のライオンかどちらかで飲んでいた時ではないかと思う。
博識でうんちく好きの彼が、「花に水をやるように、ひいきの店には、通ってあげないといけない」というようなことを言っていたのである。
ブルックスブラザースのことを色々と書いていて、この言葉をあらためて思い出した。
この写真は、前職の後輩で、現在は物書きでもあるひきた君の写真で、彼の了解を得て拝借したもの。
青山のブルックスブラザース本店である。なじみの床屋で髪を切り、なじみの飲み屋に顔を出した帰りに、これまた常連客であるブルックスブラザースの前を通った時に撮影したという。
彼は、ちゃんと様々な行きつけのお店に「水やり」をかかしていない。某有名ホテルのバーも、常連である。私は、サラリーマン時代の後半から、退職して現在に至るまでの約10年余り、ほとんど「水やり」をしていない。
ちなみに、なじみとは、「馴染み」とも書く。馴れて親しみを感じ、心に染みているわけか?
念のため意味を調べてみると、@ なじむこと。なれ親しむこと。また、親しい仲の人。・・ふむふむ。
そして、A 同じ遊女のもとに通いなれること。また、その人。客にも遊女にもいう。・・確かに。
さらには、B 長年連れ添った夫または妻。 「 −に別れての当座は/浮世草子・一代男 2」とある。
ブルックスしかり、バーしかり、飲食店でも、ショップでも、いいお店を守り、育てるのは、客の責任でもある。
#ブルックスブラザース
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