パナソニックが、処方薬を宅配するロボットの実証実験を始めるというものである。
(北日本新聞より)
コロナ禍によって生まれた新たなビジネスシーズが、「対面抑制」、「接触抑制」をキーワードとするマーケットであろう。このパナソニックのロボットは、リモートによる診察や処方に対応して、できるだけ対面せずに処方された薬をデリバリーしようというアイデアのようだ。ちなみに、パナソニックは、コロナウィルスワクチンを運搬するための冷凍ケースも、いち早く発表しているが、その商品には冷蔵庫で培われた断熱技術が活かされている。
コロナV感染を防ぐために、できるだけ人と直接対面することを避けることに関わる商品も様々なものが生まれている。
ホームセンターに行くと、透明なパーティッションがいつの間にか数多く売られている。段ボール製など様々な素材のものでデスクに置くタイプのものからお店用のスクリーンなどまで色々なものがある。
直接手に触れることをできるだけ避けようということについても、世界一衛生意識の高い?日本人ならではの「非接触関連商品」が増えている。
電気メーカーのTVCMで、ディスプレイやエレベーターのボタンに直接触れずに動作する非接触型の商品が告知されているのを見かけたが、エレベーターのボタンに手で触りたくない、という気持ちを汲み取り、技術によって商品化しようという発想は、世界でも日本人が傑出しているのではないかと思う。
手指の殺菌消毒グッズ関連は、ある意味直接的な商品だけに、消毒薬など既存商品の売上増を含めてこの一年で大きな市場が生まれたことだろう。
戦争が技術開発や商品開発、経済発展を促すということは昔から言われていることだが、ウィルスとの戦争も、どうやら新たな市場経済を生み出しているようだ。
#対面抑制 #接触抑制
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