まずは医療従事者から接種開始ということで、接種を終えた看護師さんやお医者さんたちにカメラが向けられコメントを録っていた。曰く、「インフルエンザよりも痛くなかった」、とか「打ったあと30分たっても痛みはない」など前向きな感想が聞かれた。
(映像はNHKニュース画面)
関係官庁や医師会とも協議のうえで、取材される病院を選定しマスコミにリリースを流してきちんとしたPR計画にそって行われたと思われるが、やはり医療関係者がこうしたコメントをしたことはとても大きな意味がある。
私は65歳を越える前期高齢者なので、早めに接種できる対象者の一人である。従って、接種する医療機関などの準備体制が無事に整えば、おそらく4月から接種を受けることができることになるはずである。
正直のところ、ものすごい早さで製造され臨床試験も決して十分とはいえない中でのワクチン接種だけに、副反応のことなども報道されていたので、打つのは、しばらく様子を見てからにしようかなと考えていた。おそらく私と同じ気持ちの人は多いのではないかと思う。
しかし、医療従事者がこうして前向きに接種し、痛くもないし副反応もない、と白衣を着たお医者さんや看護師さんがおっしゃると安心感は強まる。
失礼ながら、バイデン大統領が接種したのと同じように、菅総理がカメラの前で接種してコメントしても、猜疑心が先に立ち、信頼感もやや薄くなるのではないかと思う。それが、看護師さんたちが、いかにも納得した様子で接種後の感想を語ってくれると安心感が違う。クーポンが届いたら早めに打とうかな、という気持ちになった。
気になるのは、ファイザー、アストラゼネカ、モデルナのどのワクチンに当たるのかということだ。今のところ、有効性については、ファイザーとモデルナの有効性が、94〜95%と言われており、アストラゼネカはそれよりも少し低いようだ。ワクチン自体の仕組みも各社で異なる。
日本では現在、モデルナから5000万回、ファイザーとアストラゼネカからはそれぞれ1億2000万回の、合計2億9000万回ぶんのワクチンが政府によって確保されるといわれている。どれが良いのかは難しいところだが、おそらくワクチンを選ぶことは出来ないのではないかと思う?(もし選べるのならすみません)しかし、選べと言われても素人には判断が難しい、メッセンジャーRNA(mRNA)というのやらウィルスベクターワクチンやら、何しろ開発中のものも含めて数種類もやり方があるらしい。私の個人的な印象は、ファイザーなどmRNAのものが、いわばプログラムのコピーを注射するだけだから、「ナマ」を入れるより体に悪くないのでは?、というなんの根拠もない感想を持っている。(笑)
ともあれ、痛みもないし、これで安心できます、と明るく語る看護師さんの様子を見て、前向きな気持ちになった人は多いのではないかと思う。
高額な価格でいちはやくワクチンをまとめ買いしたイスラエルでは、既に9割くらいの国民が接種を終えているというし、欧米での接種も日本より1ケ月以上早く進行している。以前、「ワクチンナショナリズム」という話について投稿もしたけれど、日本向けのワクチンが、品薄になったりしないことを願っている。
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