ほとんど一人で食べるので、手羽元は、3本だけ入れる。5本入りとかを買って余った場合は、スープに使うもの以外は、タレにつけてから、片栗粉をつけて唐揚げにして食べる。あ、父のおかゆを作る時にも、この滋味あふれるスープを加えるから、正確には一人だけでは食べていない。
スライスしたショウガと、ニンニクと塩を入れて、1日煮込んでから、煮物など和食に使う分を取ったあとで、オリーブオイルをひとたらしする。あとは、毎日朝昼晩に火を通しておく。2日目から3日目が美味しい。
このスープは、煮物にチョイ足ししたり、ラーメンやにゅうめんなど麺類のスープのベースに使う。あと、重要な使い方が炒め物に少し入れることだ。「町中華でやろうぜ」を見ている人ならわかるだろうが、中華のお店では、炒め物などに必ずラーメンスープを少し加えている、鶏手羽スープは、いわば私の略式ラーメンスープ。だから、豚肉とニラとモヤシ炒め、などを作る時には、さっと炒めたところでこのスープをちょこっと入れる。これと味の素で、町中華の炒め物の味になるのです!
そして、ラーメンスープに使った場合も、2日目を過ぎたあたりなら、手羽がとろとろになっているので、この肉をほぐして加えた麺にすれば、とりつゆそばがすぐに出来上がる。
2日目以降で柔らかくなった手羽元の肉は、カレーやシチューにも使える。
そんなことをあれこれイメージしながら、じっくりと手羽元を煮込む、といっても、ずっとそばにいるのではない。キッチンのテーブルで、パソコンでメールを見たり原稿を書いたりしながら、スープを見張っている。基本は何もしていない。水分が減ったら水を足し、場合によっては塩を少し足すくらいだ。あとはアクを取る。今夜は、モツ鍋にも、ほんの少しこのスープをブレンドした。
今日は金曜日。2日後の日曜は、柔らかくなった手羽元を使って、カレーかシチューでも作ろうかな?
このスープは、本当にどんな役でもこなす千両役者である。
#鶏手羽元のスープ
#手作りピザ
【このカテゴリーの最新記事】