が、実際に森の中に残っている木の切り株を見ると年輪の幅の広い方角はバラバラで南北が分かる訳ではない。
年輪の幅の広いのは、太陽の光が当たる方向とは関係なく、栄養分が沢山流れる部分なのだ。
木の水分や栄養分は、木の色々な方向をぐるぐる回りながら上がったり下がったりしている。
沢山の栄養が流れる所が良く成長して、年輪の幅が広くなると言う訳。
山の急斜面などに生えている木は、斜めの土地でも真っ直ぐ立とうとする。
松や杉などの「針葉樹」の場合、斜面の下側の方が年輪の幅が広くなる。
針葉樹は斜面の下側に栄養が沢山いく様だ。
でも、桜や橅などの「広葉樹」は反対で、斜面の上側の方が年輪の幅が広くなっている。
広葉樹は、斜面の上側に栄養が回るらしい。
解説・林義人 科学ジャーナリスト
ジュニアえひめ新聞 嘘?ホント?から
木の年輪の幅で方角は分からない。
幅の広さは栄養分が沢山流れている部分らしい。
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image