ヘリウムは陽子2個に対して中性子2個、酸素は陽子8個に対して中性子8個です。
中性子の数は、陽子の数が20を過ぎると、同数では核を安定させる事ができなくなります。
鉄は26個の陽子に対して、少なくとも28個の中性子が必要です。
29個の陽子を持つ胴は、最低限34個の中性子を必要とします。
陽子の数が82を超えると、中性子をどれだけ与えても安定できません。
然し、原子番号が82より大きいウラニウムが存在します。
只ウラニウムは常に亜原子を放射して壊れつつあります。
ウラニウムの放射線を写真板と磁石とで調べて見ると、少し曲る物、大きく曲り、方向が逆の物、直進する物の三種があり、アルファ、ベータ、ガンマ線と名付けられました。
後で、ベータ線は電子である事、アルファ線は陽子2個、中性子2個、+2の電荷を持ったヘリウム粒子である事が判明しました。
ガンマ線だけは全く別種の物でした。
ガンマ線の説明に移る前に、少し回り道をして、エネルギーの話をします。
熱に変化し得る物は何でもエネルギーですが、光もエネルギーです。
量子と言う単位を使ってその大きさを表します。
色彩は量子の大小が目に対して違った効果を与える事なのです。
赤外線には熱を感じ、紫外線は目を痛めたり、肌を痛めたりします。
電子の流れと衝突すると放射性を持つ物質があります。
放射性物質は常にエネルギーを放射しているので、非常に不思議に思われました。
この謎を解いたのがアインシュタインです。
彼は物質とエネルギーが同一物の二つの姿である事を説明したのです。
少量の物質が莫大なエネルギーに変化し、莫大なエネルギーは少量の物質に変化するのでした。
原子の世界から
原子核の中の亜原子の運動はガンマ線を放射するらしい。
物質とエネルギーが同一物の二つの姿らしい。
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