間接有限責任の原則とは、株主が会社に対して有する株式の引受限度を限度とする有限の出資と言う責任のみを負い、会社債務者に対しては何らの責任を負わない原則を言う。
間接有限責任も、株式と同じく、資金調達の為に出資を促進する為に採用された制度と捉えられる。
即ち、株主が有限の責任しか負わないとする事によって、株主は出資額を失うリスクのみ考慮すればよい為、株主は安心して会社に参加する事ができ、その結果、出資が大いに促進される事になる。
B 資本制度
間接有限責任の原則を採用した結果、会社債権者にとって担保となる物は会社財産だけと言う事になる。
そこで商法は資本制度を採用し、会社債権者の保護を図った。
即ち、商法は、資本金に相当する純資産が常に確保されていなければならないとしているのである。
C 会社の機関
ア 株主総会
会社の重要事項(定款の変更、取締役や監査役の選任と解任・合併契約書の承認など)は、全株主によって構成される株主総会によって決定される。
株主総会は、株主が経営に関与する殆ど唯一の機会である。
又、株主である投資家等への情報公開・意見交換によって互いの理解と信頼を深める I R 活動にとっても重要な意義を持っている。
LEC 東京リーガルマインド 法学基礎講座から
次回、取締役会、監査役、について記す。
サラリーマンにとって会社を立ち上げるのは見果てぬ夢であると思う。
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