場合によりますよね。
100÷4=25の様に、割り切れる時は気分が良いです。
然し、25÷8の様に、余りが出る時は気乗りしません。
此処では敢えて、小数まで割り算を続けて見ましょうか。
すると、先ほどの計算は、25÷8=3.125となります。
割り算が無限に続く事もあります。
実は、此れが面白いのです。
よく観察すると、数の並びが繰り返している事に気付くはずです。
こうした小数を「循環小数」と言います。
小数の「繰り返し部分」の桁数が2桁や6桁などの偶数の場合、真ん中で二つに分ける事ができます。
それらの数を足し合わせて見ましょうか。
下表に例を載せています。
循環小数:
1÷7の場合 1÷7=0.142857 142857・・・ 142857→ 142+857=999
41÷13の場合 41÷13=3.153846 153846・・・
153846 → 153+846=999
100÷39の場合 100÷39=2.564102 564102・・・
564102 → 564+102=666
おや? 何やら、奇妙な数が現れていますね。
割る数が「素数」の時、足し算の結果は必ず9が並ぶそうです。
それ以外では単純な法則はないそうですが、本当なのか試して見たくなります。
因みに素数とは、1と自分自身でしか割り切れない2以上の整数です。
1÷7の繰り返し部分の142857には、別の特徴もあります。
2から6までの数を掛けると、142857がぐるぐると並び替わるのです。
この様な数を「巡回数」と言います。
1を17、19、23などで割った時の繰り返し部分も巡回数となります。
割り算が楽しくなってきたら1÷81を、元気があれば1÷9801も計算して見てください。
驚きの答えが出てきますよ。
案外、割り切れないのも、悪くないですね。
科学ライター 井筒智彦さん 監修 谷口隆さん 神戸大大学院教授
ジュニアえひめ新聞 数からの挑戦状 Part 2から
巡回数もあるらしい。
やっぱり割り切れる方がすっきりする。
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