我々の銀河系は、親星を持たない浮遊惑星で満ちているかも知れない。
我々の銀河系には、木星ほどの質量の、自由に漂う惑星が至る所にあるらしい。
恐らく、親星の周囲を回る代わりに、銀河系の中心の周りを回っているのであろう。
この様な惑星は稀な存在ではなく、最も有り触れたタイプの恒星の2倍近い数もあるかも知れないと言う。
そんな論文が Nature 2011年5月19日号に発表された。
これについてエール大学(米国コネチカット州ニューヘヴン)の天文学者 Debra Fischer は、「驚くべき研究結果で、若し正しければ惑星形成理論はもっと奥深い物になるでしょう」と話す。
現在の惑星形成理論によると、小質量の惑星は大質量の惑星よりも形成中の惑星系から放り出され易い。
だから、莫大な数の親星を持たない小質量惑星が存在するかも知れないのだ。
nature ダイジェスト08から
この研究は、大阪大学の宇宙物理学者、住貴宏らの MOA (宇宙物理学における重力マイクロレンズ効果観測)と OGLE (光学重力レンズ効果実験)と言う2つの国際共同研究プロジェクトによって行われたらしい。
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image