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八幡浜Diving
ダイビングを初めて40余年になります。ダイビングに関することは何でも紹介します。人生において役に立つことも紹介したいと思います。
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2024年03月24日

資格取り独立 描く将来

 自動車工学科卒の学力を測りかねた予備校側は花岡に何冊も問題集を渡した。
英語は中学1年レベルの問題が続いた。
1問目は解けたが、「 can 」や「 will 」などの助動詞が付いた英文は、意味がさっぱり分からない。
初歩から学び直すしかなかった。
飛び込んだのは人の価値が偏差値で決められる世界。
そして花岡は最下層にいると思い知った。
侮辱だった。
だが仲間に大見えを切った手前、引き返すわけにはいかない。
朝9時から夜9時まで毎日予備校に通い、自習も励み続けた。
気が付けば、インクが空っぽになっていた。
勉強に取り組んだと言う小さな証しが、花岡に勇気を与えた。
周りと比較せず、自分の目標である松山大合格を信じて、只管勉強に打ち込んだ。
花岡は受験した4学部全ての合格通知を受け取った。
然し、その先自分が如何なりたいか未来像を描いていなかった。
見栄を張り、当時一番偏差値が高かった法学部に進んだ。
大学では人並みに学業に取り組んだ。
これが憧れた大学生活なのか----------。
花岡も自己分析した。
「元々人から指図されて動けるほど器用じゃない。だったら、資格を取って独立する手がある」
法学部で学んだ事を生かすのであれば、その先にある司法試験合格と言う目標が朧気に浮かぶ。
只受かるか如何かは見当が付かない。
そこで花岡は考えた。
「今の状態でも受けられ行政書士に受かったら、司法試験を目指す」
花岡は3カ月間、勉強に熱中した。
行政書士は一発で合格。
久し振りに感じた達成感と共に司法試験への道筋が見えた。
達成へ向けて法科大学院に進む為、大学卒業後から松山市内の予備校に通う事にした。
                                愛媛新聞 不良少年から弁護士へから
冷静に自己分析できる事が素晴らしい。
日立製作所のシステムエンジニアを辞めて、貯めていたお金で医学部受験の為の予備校に通い始めた男は、一所懸命勉強した様だ。

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