日本視覚障害者団体連合(東京)によると点字ブロックは日本発祥で2001年に日本産業規格( JIS )で形状や寸法が統一された。
一般的に使用されている点字ブロックは30cm 四方で黄色が基本。
進行方向を案内する線状突起の「誘導ブロック」と、階段や横断歩道の前など注意する位置を示す点状突起の「警告ブロック」がある。
国のガイドラインでは、点字ブロックは民地と道路の境界から原則として60cm 程度離すと明記。
県視覚障害者協会の楠本光男会長(74)は、視覚障害者は本来「歩道中央より建物寄りの方が歩き易い」と言う。
理由は空気の流れで建物の存在を感じられ、通行人や自転車とぶつからずに歩ける為だ。
注意が必要なのは、ブロックの近くに置かれた店先の看板や植木鉢だ。
県警交通規制課や市によると、公道に看板などを置く行為は道交法や道路法の違反対象になる。
点字ブロックは安全な状態を保ってこそ役割を果たす。
” 正面か横から声掛けを ”
歩く際、頭の中に目的地までの地図を描き方向を意識する。
視覚障害者の高橋桜流さん(18)は経路を思い浮かべ、白杖の先端で道路と点字ブロックの境目を確認しながら進む。
道に迷って困っている人には如何声を掛ければいいか。
楠本会長は「道に迷ったら、私はその場で立ち止まる」と説明し「お手伝いする事はありますか」との声掛けがあれば、有難いと話す。
声掛けは正面か横から。
「あそこ」などの指示後は使わず「5m 前に障害物がある」と具体的な言い方が良い。
お勧めは、場所を時計の文字盤に見立てる伝え方。
「11時方向にある」などと言うと分かり易い。
突然体を触るのは避ける。
先に「腕を持ちます」と伝えると相手も安心だ。
手引する際も、階段や段差の前で止まり、階段は上りか下りかを伝える。
「1人で外出できる視覚障害者は多いが、自分の力だけでは目的地に行ける人は少ないと思う」と松山盲学校の教諭で歩行訓練士の清家浩和さん(48)。
矢張り周囲の手助けが不安解消になる様だ。
愛媛新聞 皆の特報班から
困っている人は助けないといけない。
点字ブロックあるのは知っていたが意識して見た事がなかった。
見て見よう。
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