キスの味

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余程疲れているのだ、と今朝のラジオで衝撃的に思った。
流れてくるラジオのニュースから、
あの阪神淡路大震災の１８年目を伝えている。
私は昨日、一日一人でずっと震災の事を思っていた。
そして報道がほとんどない事をこれまた、一人で訝っていたのだ。

今朝はテレビの前で子どもと共に黙とうをした。
「お母ちゃん、今年は二日も黙とうが出来たね」と子ども。

疲れはこんなにも正常な判断を奪ってしまうのだ。

怖い、と思った。

自分の回復と鎮魂のキス。

今朝は曇りがち。
思ったよりはそれほど寒くない。

出勤する時、いつもと同じ道で自転車で来た。
たぶん凍っているだろうなぁと思う所は、全てアイスバーンだった。
その度ごとに自転車から降りて走る。
若い娘は軽快にアイスバーンを駆け走る。
ウーム、違うと横目で見ながら、倍ぐらいの時間でようやく職場に着いた。

今日は阪神淡路大震災から、１８年目。
朝５時４６分に西の方へ向かってお祈りをする。
関東の方では、ほとんどニュースにもならない。

天災は忘れたころにやってくる。
私たちは、こうやって節目節目に、あの時を思い起こして、
自然の脅威を再確認していかなくてはいけないと思う。

朝食を食べていた子どもが
「お母さん、何してるの？」と頭を垂れていた私に聞いた。
震災の話を簡単にした。
子どもは「日本は地震が多いよね。僕はこのテーブルの下にもぐればいいかな」って。
どんな形であれ、私たちは、大いなる自然に生かされていることを
伝えていかなければ、と思う。

震災で被害に遭われた方に鎮魂のキス。

今朝は素敵な雪景色だった。
音は雪に吸収され、明け方の世の中はシンとしていた。

人が動き出す時間になると、
駅へ向かうサラリーマンの人たちが、凍てついた道路を恐る恐る歩いている。
学校へ向かう子ども達は、歓声をあげて登校していた。
私は凍った道路を自転車を引いて出勤してきた。
お陰で冬なのに、良い汗がかけた。

昨日は昼から雪が降り出し、
近くのバッティングセンターに行く時には道路に少し積もっていた。
１時間ぐらい練習した後で、帰ろうとすると一面、雪だった。

道路も慣れないドライバーで渋滞している。
私も車のお尻を振り振り、なんとか自宅にたどり着いた。
自宅も雪が降り積もっていた。

「かまくらを作ろう！」と誰かが言いだした。

道路にある雪を庭に何度も運び入れ、かまくらを作り出した。
雪は水分を含んでいるので、結構固まりやすく、
１時間もしないうちに何とか、形ができた。

子どもが中に入ってみると、
「あったかいよ〜」なんて嬉しそうに言っていた。

私もかまくらに体を入れてみると、なんとか半分入った。
それを見て、子ども達は「かまくらおばけみたい〜」とこれまた、大はしゃぎ。

雪がプレゼントしてくれたかまくらに、スノウなキッスだね。

雨の成人式だ。
晴れ着が雨に濡れてしまう。

今朝、娘が
「久しぶりの雨で木たちが潤うよね〜」って。

雨降って地固まる、から
今年２０歳になった人たちには、自然に恵みの雨だとして、
大人として、頑張っていってほしいなぁ。

レイニィキッスだね。

今朝は少し冷え込んだ。
自転車をこぐ手が冷たい。

昨日、震災から１年と１０カ月だった。
まだ多くの人が、行方不明だ。
そして、復興も個人的にはまだまだ、のようだ。

今、病気の母を抱えていて毎日、心が痛い。
人間としては、到底当たり前のことなのに、心の底から笑えない。

この震災の被害に遭った人たちも、同じ思いだろう。

だけど、前を向いて人間は生きていかなくてはいけない。
そして笑顔を絶やさずに。

鎮魂と復興のキス。

今朝の日差しは春を思わせる感じがする。

昨夜は中学生の子どもの英語の勉強をみた。
最近、姉の受験勉強に誘われて、弟もちょっぴり勉強にいそしむようになってきた。

英語が苦手な彼は、毎晩、教科書の英語を復唱している。

小学生の時にローマ字を習うものだから、
butがブットになったり、
anyがアニーになったり、
こちらが笑える発音満載だ。

だけど、彼は真剣そのもの。
違うたびに辞書を引かせながら、発音を確認させてみる。

最近の英語の内容は会話中心になっているから、
英語の文体を説明するのに一苦労をする。

それでも、彼は楽しそうに英語を勉強している。
知らないことを知る楽しみを覚えたようだ。

彼の向上心に、ファイトのキッスだね。

今朝も少し寒さが和らいだ。

日曜日に、知人の上棟式に招かれた。

その知人はシングルマザーで、子どもを2人を抱えて生活している。
今の住まいが震災でゆがんだのを機に、家を新築したのだ。

そのパワーに近所のおばちゃんたちも脱帽していた。
３月には家が出来上がるらしい。
引っ越しがまた楽しみだ。

上棟式では、お餅つきもやった。
そこの子どもの部活動の友達たちもきて、慣れない手つきでお餅をついていた。
私は手返しをしながら、掛け声をかけた。

今年はお正月から、縁起が良いねぇと思った。

新築の家に、ニューパワーのキッスだね。

今朝は冷え込みがそれほど厳しくなかった。

昨日から、子どもが
「明日は七草粥だよね。楽しみだ〜」なんて言っていた。

今日は１月７日。
七草粥を食べると良いですよ〜という日だ。
ラジオからも七草粥にまつわるお便りも多く聞こえる。

朝練で６時には家を出ていく子どものために、
４時半に起き出して、七草粥を作った。

いつもは寝ぼけまなこなのに、今朝は張り切って起きてきて
開口一番、「七草粥、出来た？」なんて言う。

美味しい〜美味しい〜と２杯もお替りをして、
まだ夜が明けない寒空の下、元気に出て行った。

今度は自分で作り、
そのうち、彼女に作ってもらって、
そして自分の子どもに食べさせるのかなあ。
ずっと続いて行きます様に。

身体に優しいキス。

新年あけましておめでとうございます。

今年は巳年。
巳年は商売繁盛の年。
それを占うかのように株式市場も賑わっている。

母は商売はやめて次の人生を歩み出そうとしている。

それは母にとっては、厳しく辛いことかもしれないが、
母の存在でどれだけの人が心励まされているのだろう。

どうか、母にそのことを気づいてもらって、
一日も心穏やかに過ごしてほしい、と
昨日の別れ際の母の姿に強く思った。

生きていることに感謝のキス。

今日は大晦日。

今年は、後半の母の病気で、右往左往をしてしまった。

備えあれば、憂いなし、ではないが、
日頃からの心構えがいかに生きていくのに大切なのかを実感した。

見送られる人、見送る人。
平然とした心で過ごせたらと、思う。

今年も大変お世話になりました、のキス。
そして来年も、良い年になります様に。