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posted by fanblog

2015年12月14日

再度クロスチャートについて考える

ちょっと久しぶりの更新となってしまった。自分の頭の中で、「クロス」についての考え方を整理していた。

為替の世界では、基本はドルストレートで取引されているので、クロスカレンシーはドルストレート同士を掛け合わせた「合成通貨」であるという見方がされている。
※合成「通貨」という言い方は厳密にはおかしい。「合成で計算される通貨ペア」という意味合い。

日本人は比較的クロス円を取引したがる傾向があるようだが、合成通貨であるがゆえにチャートの信頼性も低くなるので、クロスには手を出さず、ドルストレートのみを手掛ける人も多い。中には、「クロスをやる奴はバカだ」と考えている人もいるらしい。

筆者がなぜクロスカレンシーを手掛けるのかというと、ドルストレートを単独でやるよりも、クロスの方がリスクが低くなる「優位性が存在する時がある」からである。逆にいうと、「優位性が無い時にクロスをやってはいけない」ということだ。いつでもどこでもクロスをやればいいというわけではない。

では、その優位性はどこにあるのか? それが以前書いた「A>B かつ B>C ならば A>C」である。ただ難しいのが、「今」ではなく「これから」の強弱がわからないことである。結局そこの部分は主観的にならざるを得ない。「客観的な」テクニカル指標を使ったとしても、どの指標を採用するかは結局「主観」である。

その主観によって、通貨ごとに強弱をつけ、チャートパターンを探すにあたって、タイムフレームをどんどん縮めていくと、ホントにわけがわからなくなる。短くなればなるほどしょっちゅう強弱が入れ替わったりもする。しかも通貨の数が多ければ多いほどこんがらがってくる。かといって対象通貨を少なくすると、より良い動きの通貨を除外する可能性があるのでできればそれは避けたい。

ということで、当分タイムフレームとしては「1時間足」以上をベースにセットアップの判断をしていこうと思う。最初からデイトレベースのタイムフレームはしばらく禁止することに決めた。


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