突然の別居。そして離婚。これからの私。

数日経って、役場から証書が完成しましたので、確認いただき、それでよければもう一度、こちらへお二人でお越しくださいと連絡が入った。


もうここまで来たらさっさと終わらせたいとの思いが強くなる。

日にちを決め、もちろん現地集合。

公証人の方からたんたんと説明を受け、証書の読み上げ、そして書類に署名し終了となった。

30分もかからず終わり、あまりも呆気ない終わり方に虚しさを感じた。

帰り際、もうこれで離婚届を出したら、ほんとに他人になるんだ。と現実のものとして感じていた。こんな勝手な人だったとは思いもよらなかったけど、私にも見る目がなかったのだから仕方ないのかもしれない。

色々頭の中では過去の思い出なども蘇ってきていたが、最後に養育費の支払いの確認だけして解散しようと思い、その話を持ち掛けた。

すると、まさかの反論がかえってきたのだ。

「この日銀行から〇〇円引き出してるんだから、それを使えばいいじゃないか。なんで、今月支払わないといけないんだ」

はぁ？何の言いがかりなのか私には、わけがわからない。もしかして、さっき決めたばかりの公正証書をいきなり破る気なのか？

まず、その日にお金なんて引き出してないし。何を言ってるんだろうと少し考え思い出した。それは私が使ったお金ではなく旦那自身が使ったお金だった。

「それは、私じゃなくてあなたが自分で引き出して使ったお金です。私は何もしていません。なので、今月の支払いはお願いします。」

そういうと、旦那も思い出したような表情を浮かべた。そして、「わかった」と言って話は終わるのだろうと思っていたら、

その後からも、ごちゃごちゃとお金の話を持ち掛けてくる。「金、金、金」．．．

なんの為の公正証書だったのか。最後まで、子供のことはそっちのけで金、金ってうんざりだ。