突然の別居。そして離婚。これからの私。

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今日は下の子の発表会。

小さい子供が一生懸命お遊戯をして、とても可愛かった。

最近は毎日、家に帰れば発表会の歌や劇のセリフを言い続け、うるさいと思う日も多々あったが、３０分ものミュージカルの劇をこんな小さい子達ができるようになるなんて、感動だった。

恥ずかしくて緊張している様子。セリフの声が緊張から早口になったりしていた場面もあったが、成長を感じる事ができ、こんな姿を見れるのも今この瞬間しかないんだなぁと思うとさらに感慨深い気持ちになった。

ただ、感動の後には問題が残っていた。それが、ママ友。久しぶりに会い、近況を聞かれる。引っ越しする事も引っ越し当日に伝え理由も適当にしか言わず逃げるようにその場を去ってから、初めての再開。

ちょっと前にあった運動会の時は人込みに紛れ会わずに済んだが、今回はクラスごとに集まるからそうもいかない。

ママ友は噂好きだ。私は格好のネタになるだろう。絶対に言いたくない。でも、ママ友は容赦なく質問してくる。

「どうしてこんな時期に引っ越ししたの？」ストレートな質問に度肝を抜かれる。

「送り迎えまでして大変じゃない？」「せめて来学期からにしたらよかったのに」まさかこんな事情で引っ越しただなんて思いもしないからそう聞いてくるのだろうけど、正直、それはプライベートな問題じゃない？と思ってしまう。

そんな質問にはもちろん適当に答え、違う話題を振る。そして、さりげなくその場を去り、なるべく話さないで済むように距離をおいて過ごした。そのあまりにも不自然な行動に何か違和感を悟られたかもしれないが、もうそれ以上は私も関わる気力がなくそのままにしておいた。

でも、周りを見渡せばちらほら父親の姿が見受けられる。子煩悩なパパさん。夫婦そろって見に来ている姿が私にはまぶしく映った。心の底から羨ましいと思った。温かい家族を築きたかった私にとって理想の姿に見えて仕方なかった。

どんなに努力しても手に入らなかったもの。出会った相手が悪かっただけ。私の見る目がなかっただけ。そこにこだわり過ぎたからいけなかったのかもしれない。

色んな理由を並べたところで何も変わらない。自分にも非があり、それを認め前に進むしかない。過去には戻れないし、戻りたくもない。

これからどうして行くのか、それが大事なこと。昨日まで落ちていた気持ちも少し今日は落ち着いている。この沈んだり浮いたりする心の波をまずは穏やかなものにできるように努力しよう。