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2019年12月06日

大腸CTアカデミア 虫垂炎症例群では虫垂管腔内への造影剤流入率は0%!?

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
大腸CT検査技師認定制度がはじまります!!

1 .第1 回技師認定申請書類提出期限
2020年4月1日〜 6月30日

2 .申請には
第59回日本消化器がん検診学会総会
(2020年6月 福岡市)
で開催される大腸CT検査教育研修会の出席
2019年度中の学会への入会等が必須です。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆




PubMedから、今日のつぶやき − 621 −


Tang SJ, et al. Positive Oral Contrast Solution at MDCT for Suspected Acute Appendicitis in Adults: Rate of Appendiceal Luminal Filling of Normal and Inflamed Appendixes. AJR Am J Roentgenol. 2019 Sep 4:1-7. doi: 10.2214/AJR.18.21019. [Epub ahead of print]



それでは、論文
「急性虫垂炎を疑った場合の経口造影剤服用によるCT画像:正常虫垂と炎症性虫垂炎における虫垂管腔内への造影剤流入率に関する検討」
のご紹介です。

【アブストラクト】
結果:
造影剤の盲腸への到達率は全体の60.3%(313/519)で虫垂炎のありなしで差はなかった。63.6% vs. 69.5%

盲腸まで造影剤が到達している場合でみると
虫垂炎症例群では虫垂管腔内への造影剤流入率は0%(0/68)であったのに対して
虫垂炎ではない症例群のその率は83.7%(205/245)であった。

コントロール群の大腸CT検査症例における虫垂管腔内への造影剤流入率は、虫垂炎がなかった症例群と類似しており、87.8%(2240/2552)であった。

(感想)
なかなか面白い結果ですね。

このような結果になる理由はいかがでしょうか?

次回に続きます。

それでは、また


原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/31483140


ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。






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自身の業務が膨大になってきたこともあり、
残念ながら永続的に続けることは困難となりました。
2017年の春から予告しておりましたように、
ボランティアによる読影トレーニングの実施は
2017年末で終了いたしました。
何卒、ご理解のほどよろしくお願い致します。


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 などの行為は著作権違反となります。


読者の皆さまの大腸検査に対する知識のお役に立ちましたら幸いです。





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大腸の専門家 ナガイチ
大腸を専門に外科、内視鏡、画像診断のキャリアがあります。               経歴のご紹介:               1996年 国立医学部医学科卒業。       1996〜2007年 消化器外科、内視鏡医として従事。                    2007〜2011年 ハーバード大学 医学部 放射線科、マサチューセッツ総合病院に留学。 2009年〜国内のナショナルセンターに外来研究員として併任。               2011年 帰国し内視鏡医として従事。     2015年〜国内のナショナルセンターに常勤勤務。 2019年〜某国公立大学医学部医学科の特任教授として働いています。                  資格: 外科認定医・認定登録医、消化器内視鏡認定医・専門医・指導医、消化器病専門医、H. pylori(ピロリ菌)感染症認定医、消化器がん検診認定医、胃腸科専門医・指導医、アメリカ消化器内視鏡学会(American Society for Gastrointestinal Endoscopy) 国際会員、アメリカ消化器病学会(American College of Gastroenterology) 国際会員                    どうぞよろしくお願いいたします。              ご注意)個人的な病状に関するご相談、診療に準じるご相談にはお答えできませんので、何卒、ご容赦ください。
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