2019年12月12日
大腸CTアカデミア 急性虫垂炎症例で経口造影剤による診断のタイムロスは!?
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第59回消化器がん検診学会総会
2020年6月5日(金)- 7日(日)
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PubMedから、今日のつぶやき − 625 −
Tang SJ, et al. Positive Oral Contrast Solution at MDCT for Suspected Acute Appendicitis in Adults: Rate of Appendiceal Luminal Filling of Normal and Inflamed Appendixes. AJR Am J Roentgenol. 2019 Sep 4:1-7. doi: 10.2214/AJR.18.21019. [Epub ahead of print]
それでは、論文
「急性虫垂炎を疑った場合の経口造影剤服用によるCT画像:正常虫垂と炎症性虫垂炎における虫垂管腔内への造影剤流入率に関する検討」
のご紹介です。
【イントロダクション】
経口造影剤投与により、消化管を造影剤で満たして拡張することにより、MDCTの画像所見で得られる特徴が増える。
しかしこうした利点を得るためには、造影剤を服用し、それが小腸を超えなければならずタイムラグが生じてしまう。
急性虫垂炎の診断においても、造影剤が盲腸に到達し、それから虫垂の管腔に流れ込むまでの時間が必要なのである。
救急現場において診断精度の向上と、診断まで時間を要することのどちらを重視するかは議論の余地がある。
今までに急性虫垂炎症例で経口造影剤による虫垂管腔内への造影剤流入率を検討した研究はない。
(感想)
前回のつぶやきの感想で述べたことがイントロダクションの後半で述べられていました。
救急現場で症状が強ければ、診断まで時間を要することは確かに躊躇しますね。
ただ、本当に外科治療を必要とする急性虫垂炎なのかの判断に迷う症例もあります。
症例を選べば役に立ちそうです。
それでは、また
原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/31483140
ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。
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自身の業務が膨大になってきたこともあり、
残念ながら永続的に続けることは困難となりました。
2017年の春から予告しておりましたように、
ボランティアによる読影トレーニングの実施は
2017年末で終了いたしました。
何卒、ご理解のほどよろしくお願い致します。
●お願いとお断り●
本ブログの無断転用および複製を禁止いたします。
著者に無断で各種メディアに貼り付ける
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読者の皆さまの大腸検査に対する知識のお役に立ちましたら幸いです。
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