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2019年12月10日

大腸CTアカデミア 急性虫垂炎の基礎知識を確認しよう!

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PubMedから、今日のつぶやき − 623 −


Tang SJ, et al. Positive Oral Contrast Solution at MDCT for Suspected Acute Appendicitis in Adults: Rate of Appendiceal Luminal Filling of Normal and Inflamed Appendixes. AJR Am J Roentgenol. 2019 Sep 4:1-7. doi: 10.2214/AJR.18.21019. [Epub ahead of print]



それでは、論文
「急性虫垂炎を疑った場合の経口造影剤服用によるCT画像:正常虫垂と炎症性虫垂炎における虫垂管腔内への造影剤流入率に関する検討」
のご紹介です。

【イントロダクション】
米国では急性虫垂炎は毎年25万件以上の症例が新しく診断され、外科救急では最も多い疾患である。

生涯の間で罹患する率は7%である。

病態生理学的には、急性虫垂炎は次のように定義される。

便、結石、リンパ組織の炎症によって虫垂管腔が閉塞することにより管腔内圧の上昇と虚血を引き起こす病態である。

治療をしなければ、炎症虫垂は穿孔を引きこ起こす。

そのため、急性虫垂炎を適切な時期に診断し、外科的に虫垂切除することが必要である。

一方で急性虫垂炎を正確に除外することは利用費の削減や手術に伴う不要な偶発症を回避できる。

とくに高齢者においては、偶発症に伴うリスクが高いため、正確な診断が求められる。

(感想)
虫垂炎の知識の確認になりますね。

ちょうどコミュニティの仲間の方も、先日虫垂炎で手術を受けて、今はもうお元気だそうです。治療お疲れ様でした!


それでは、また


原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/31483140


ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。








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2017年の春から予告しておりましたように、
ボランティアによる読影トレーニングの実施は
2017年末で終了いたしました。
何卒、ご理解のほどよろしくお願い致します。


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読者の皆さまの大腸検査に対する知識のお役に立ちましたら幸いです。





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大腸の専門家 ナガイチ
大腸を専門に外科、内視鏡、画像診断のキャリアがあります。               経歴のご紹介:               1996年 国立医学部医学科卒業。       1996〜2007年 消化器外科、内視鏡医として従事。                    2007〜2011年 ハーバード大学 医学部 放射線科、マサチューセッツ総合病院に留学。 2009年〜国内のナショナルセンターに外来研究員として併任。               2011年 帰国し内視鏡医として従事。     2015年〜国内のナショナルセンターに常勤勤務。 2019年〜某国公立大学医学部医学科の特任教授として働いています。                  資格: 外科認定医・認定登録医、消化器内視鏡認定医・専門医・指導医、消化器病専門医、H. pylori(ピロリ菌)感染症認定医、消化器がん検診認定医、胃腸科専門医・指導医、アメリカ消化器内視鏡学会(American Society for Gastrointestinal Endoscopy) 国際会員、アメリカ消化器病学会(American College of Gastroenterology) 国際会員                    どうぞよろしくお願いいたします。              ご注意)個人的な病状に関するご相談、診療に準じるご相談にはお答えできませんので、何卒、ご容赦ください。
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