2018年06月20日
大腸CTアカデミア 大腸CT検査による内視鏡挿入困難例の検討は日本でも必要ですね
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PubMedから、今日のつぶやき − 261 −
Lee ES, et al. Risk Factors Associated With Incomplete Colonoscopy Based on the Analysis of Computed Tomographic Colonography Findings. J Comput Assist Tomogr 2018 [Epub ahead of print]
それでは、論文
「大腸CT検査解析に基づく不完全大腸内視鏡検査のリスクファクタ」
をご紹介します。
今日でこの論文のご紹介は最後にしたいと思います。
予告通りリミテーションです。
本研究のリミテーションの第1は、
カルテや画像記録をもとにした
後ろ向き研究であるということ。
第2に、本研究では
セレクションバイアスがあるということ。
挿入不能例のうち、28例が3か月以内に
大腸CT検査が実施された。
第3に、過去の研究に比較して
対象サンプル数が少ないということ。
これにより他の因子について、
挿入困難になる有意差が出なかった可能性がある。
しかし、本研究はアジア人を対象として、
大腸CT検査による内視鏡挿入困難例を検討した
初めての研究である。
確かに、日本人での検討も聞いたことがありませんね。
大腸CT検査で陽性となり
内視鏡検査に回った場合に、
病変の診断情報以外に、
腸管に関する情報を提供することは有用といえるでしょう。
そのためにも挿入困難となるリスクファクタに
関してさらに大規模な検討が必要だと思います。
このテーマの研究は、日本でも必要であり、
実施していきたいと考えています。
それでは、また。
原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/29659430
ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。
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ここ数年、ボランティアで読影トレーニングを行ってきましたが、
自身の業務が膨大になってきたこともあり、
残念ながら永続的に続けることは困難となりました。
2017年の春から予告しておりましたように、
ボランティアによる読影トレーニングの実施は
2017年末で終了いたしました。
何卒、ご理解のほどよろしくお願い致します。
●お願いとお断り●
本ブログの無断転用および複製を禁止いたします。
著者に無断で各種メディアに貼り付ける
などの行為は著作権違反となります。
読者の皆さまの大腸検査に対する知識のお役に立ちましたら幸いです。
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