2020年09月11日
大腸CTアカデミア 同日に実施する大腸CT検査がもたらす費用対効果は良好
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オンサイトでの交流がなくなり大変残念ではありますが、現状を考慮すると致し方ありませんね。
大腸CT検査認定技師の申請に必要な第1回大腸CT検査教育研修会は総会への出席が必須です。
こちらをご参照ください。
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PubMedから、今日のつぶやき − 806 −
O'Shea A, et al. Quality of same-day CT colonography following incomplete optical colonoscopy [published online ahead of print, 2020 Jul 1]. Eur Radiol. 2020;10.1007/s00330-020-06979-3. doi:10.1007/s00330-020-06979-3
それでは、論文
「内視鏡挿入不能症例に対して同日に実施する大腸CT検査の質」
のご紹介です。
【考察】
今回の検討から、内視鏡挿入不能症例に対して同日に実施する大腸CT検査の質は十分に高いことが判明した。
対象患者は、平均年齢が60歳以上であり、また性別では女性が多い(75.5%)。これは内視鏡挿入不能な典型的集団といえる。
つまり、今回の検討結果が内視鏡挿入不能症例に幅広く適用できることが示唆される。
さらに、今回の研究によって同日に実施する大腸CT検査がもたらす費用対効果の向上が期待できる。
また、同日に実施する大腸CT検査の導入がなければ、患者が消耗することにより再受診せず、診断の遅れにつながる可能性もある。
(感想)
確かに同日大腸CT検査ができる体制が整えられていれば、病院や患者にとって選択肢が増え双方の利益につながるはずです。
検査ができなければ、後日改めて検者を変えて行うか別の施設に紹介するか、あるいは精度が下がる注腸X線検査をするかなどの選択肢をとるしかありません。
いずれの選択肢であっても時間的、身体的、経済的負担は増すはずです。
それでは、また。
原文
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/32613286/
ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。
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読者の皆さまの大腸検査に対する知識のお役に立ちましたら幸いです。
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つまり、今回の検討結果が内視鏡挿入不能症例に幅広く適用できることが示唆される。
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