2020年09月17日
大腸CTアカデミア 内視鏡挿入不能症例に対して同日に大腸CT検査を行うのであれば、4時間ほどインターバルを開けよう!!
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類似の認定制度が発足したそうです。
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学会や委員会で十分に議論・審議されてきた
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PubMedから、今日のつぶやき − 810 −
O'Shea A, et al. Quality of same-day CT colonography following incomplete optical colonoscopy [published online ahead of print, 2020 Jul 1]. Eur Radiol. 2020;10.1007/s00330-020-06979-3. doi:10.1007/s00330-020-06979-3
それでは、論文
「内視鏡挿入不能症例に対して同日に実施する大腸CT検査の質」
のご紹介です。
【考察】
84%の症例で左半結腸までタギングされており、診断が十分に可能であったのは96%に上った。
最近のTheisらの研究では、半数以上で症例でタギングが直腸まで及んでいたものの、26%の症例ではタギングが左結腸にまで到達していなかった。
われわれの研究では左半結腸にタギング到達していなかったのは16%にとどまっていた。
われわれの研究はTheisらの研究に比較して、対象症例数が多く (n = 245 versus n = 103)、前処置に要した時間がより長いことが(中央値時間> 4時間)、良好なタギングにつながった可能性がある。
Theisらは、前処置の時間が2-3時間と短かった。
Theisらはこれを理由に、同日ではなく翌日に大腸CT検査を実施すべきとしたが、大腸内視鏡検査と大腸CT検査の時間間隔を少し増やすだけで、同日の大腸CT検査が質高くできるもの考えている。
前処置の時間を少し増やすだけで、1泊入院を回避することができるのである。
(感想)
内視鏡挿入不能症例に対して同日に大腸CT検査を行うのであれば、4時間ほどインターバルを開けたほうが良いということですね。
覚えておきましょう。
次回から新しい論文をご紹介します。
それでは、また。
原文
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/32613286/
ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。
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