2021年05月26日
大腸CTアカデミア 大腸CT検査においてカテーテルのバルーンを脱気したことにより直腸病変の指摘が困難になる事例
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
大腸CT検査技師認定を受けるための
第2回 大腸CT検査技師研修会が開催されます!
2021年 6月 6日(日)午前
東京ステーションコンファレンス
申込方法学会ホームページより3月1日からオンライン事前申込
定 員180名
時代の求める技師さんになるために!
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
PubMedから、今日のつぶやき − 973 −
Majima K, Nagata K. Gastrointestinal: Obscuration of anorectal lesions in computed tomographic colonography due to balloon deflation. J Gastroenterol Hepatol. 2021 Feb 21. doi: 10.1111/jgh.15429. Epub ahead of print. PMID: 33615557.
新しい論文
「大腸CT検査においてカテーテルのバルーンを脱気したことにより直腸病変の指摘が困難になる事例」
のご紹介です。
論文を読むにあたって、大腸CT検査の常識(通説)を理解しておく必要があります。
大腸CT検査では直腸カテーテルを挿入し、このカテーテルから送気して大腸を膨らませることで腸管の観察が可能とします。
直腸カテーテルが抜けないようにバルーンを膨らませて検査を行うことが多いのですgああ、このバルーンによって直腸病変が圧排されてしまい病変が隠れてしまうことがあるのです。
2007年に症例報告があります。
Choi EK, et al. Malignant rectal polyp overlooked on CT colonography because of retention balloon: opposing crescent appearance as sign of compressed polyp. AJR Am J Roentgenol 2007;189:W1-3.
そこで撮影時にはバルーンをしぼませてから撮影しましょうというのが、直腸病変を見落とさないためのコツであり通説です。
ところが、今回の馬嶋先生の論文ではバルーンをしぼませることによって逆に病変が隠れてしまったという報告になります。
次回から内容に入っていきたいと思います。
それでは、また。
原文
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33615557
ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。
スマホなのにこんなに安い!【楽天モバイル】
◆メルマガ「大腸CT検査アカデミー」無料購読募集中です◆
ライン参加者の皆様も過去の記事を読むのに便利ですよ〜
☆☆大腸CT検査ってなあに? 〜大腸がんをへらせるの?〜☆☆
Q&A方式で、一般の方の素朴な疑問に答えます!
ご質問もお待ちしています。
◆ラインコミュニティ「CTC Academy」の参加募集◆
メリット
・画像が共有できる!
・最新の情報を入手できる。
・仲間と意見を交換できる。
・待ち時間に気軽にみられる。
・配信されたことがすぐに分かる。
☆彡 入会希望の方はご連絡下さい
【118名の仲間がいるよ!】
(恐れ入りますが、ラインコミュニティは医療関係者の方に限定させていただいております)
●お願いとお断り●
本ブログの無断転用および複製を禁止いたします。
著者に無断で各種メディアに貼り付ける
などの行為は著作権違反となります。
読者の皆さまの大腸検査に対する知識のお役に立ちましたら幸いです。
にほんブログ村
大腸CT検査技師認定を受けるための
第2回 大腸CT検査技師研修会が開催されます!
2021年 6月 6日(日)午前
東京ステーションコンファレンス
申込方法学会ホームページより3月1日からオンライン事前申込
定 員180名
時代の求める技師さんになるために!
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
PubMedから、今日のつぶやき − 973 −
Majima K, Nagata K. Gastrointestinal: Obscuration of anorectal lesions in computed tomographic colonography due to balloon deflation. J Gastroenterol Hepatol. 2021 Feb 21. doi: 10.1111/jgh.15429. Epub ahead of print. PMID: 33615557.
新しい論文
「大腸CT検査においてカテーテルのバルーンを脱気したことにより直腸病変の指摘が困難になる事例」
のご紹介です。
論文を読むにあたって、大腸CT検査の常識(通説)を理解しておく必要があります。
大腸CT検査では直腸カテーテルを挿入し、このカテーテルから送気して大腸を膨らませることで腸管の観察が可能とします。
直腸カテーテルが抜けないようにバルーンを膨らませて検査を行うことが多いのですgああ、このバルーンによって直腸病変が圧排されてしまい病変が隠れてしまうことがあるのです。
2007年に症例報告があります。
Choi EK, et al. Malignant rectal polyp overlooked on CT colonography because of retention balloon: opposing crescent appearance as sign of compressed polyp. AJR Am J Roentgenol 2007;189:W1-3.
そこで撮影時にはバルーンをしぼませてから撮影しましょうというのが、直腸病変を見落とさないためのコツであり通説です。
ところが、今回の馬嶋先生の論文ではバルーンをしぼませることによって逆に病変が隠れてしまったという報告になります。
次回から内容に入っていきたいと思います。
それでは、また。
原文
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33615557
ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。
スマホなのにこんなに安い!【楽天モバイル】
◆メルマガ「大腸CT検査アカデミー」無料購読募集中です◆
ライン参加者の皆様も過去の記事を読むのに便利ですよ〜
☆☆大腸CT検査ってなあに? 〜大腸がんをへらせるの?〜☆☆
Q&A方式で、一般の方の素朴な疑問に答えます!
ご質問もお待ちしています。
◆ラインコミュニティ「CTC Academy」の参加募集◆
メリット
・画像が共有できる!
・最新の情報を入手できる。
・仲間と意見を交換できる。
・待ち時間に気軽にみられる。
・配信されたことがすぐに分かる。
☆彡 入会希望の方はご連絡下さい
【118名の仲間がいるよ!】
(恐れ入りますが、ラインコミュニティは医療関係者の方に限定させていただいております)
●お願いとお断り●
本ブログの無断転用および複製を禁止いたします。
著者に無断で各種メディアに貼り付ける
などの行為は著作権違反となります。
読者の皆さまの大腸検査に対する知識のお役に立ちましたら幸いです。
にほんブログ村
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/10735071
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック