2020年09月01日
大腸CTアカデミア 欧州ではでは、内視鏡挿入不能症例、虚弱あるいは高齢のため大腸内視鏡検査の実施が難しい場合には大腸CT検査の実施が推奨されている
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
大腸CT検査技師認定制度がはじまりました!!
類似の認定制度が発足したそうです。
認定制度について5年以上にわたり
学会や委員会で十分に議論・審議されてきた
日本消化器がん検診学会の認定をご検討ください。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
PubMedから、今日のつぶやき − 798 −
O'Shea A, et al. Quality of same-day CT colonography following incomplete optical colonoscopy [published online ahead of print, 2020 Jul 1]. Eur Radiol. 2020;10.1007/s00330-020-06979-3. doi:10.1007/s00330-020-06979-3
それでは、論文
「内視鏡挿入不能症例に対して同日に実施する大腸CT検査の質」
のご紹介です。
【背景】
大腸内視鏡が不完全に終わる頻度は4-24%程度と報告されている。
内視鏡挿入不能の原因としては
・解剖学的要因(複雑な大腸の走行、良性あるいは悪性の狭窄など)
・術者の経験値
・不完全な腸管前処置
などがあげられる。
大腸CT検査は、大腸内視鏡検査に比べてこうした制限が少なく、大腸の追加情報を得ることが可能である。
大腸CT検査は、大腸がん検診の一つのモダリティとして推奨されている。
(注:アメリカの場合です)
欧州では(ESGARコンセンサス)では、内視鏡挿入不能症例、虚弱あるいは高齢のため大腸内視鏡検査の実施が難しい場合には大腸CT検査の実施が推奨されている。
(感想)
このあたりの内容は、本つぶやきを読んでいただいている方はよくご存じだと思います。
ただ、日本では医師や患者さんに一般的に認知されているかというとまだまだの状況です。
日本消化器がん検診学会で開始される大腸CT検査技師認定制度により認識が広がっていくものと期待されます。
http://www.jsgcs.or.jp/authorization/daichouct/index
それでは、また。
原文
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/32613286/
ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。
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ご質問もお待ちしています。
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(恐れ入りますが、ラインコミュニティは医療関係者の方に限定させていただいております)
●お願いとお断り●
本ブログの無断転用および複製を禁止いたします。
著者に無断で各種メディアに貼り付ける
などの行為は著作権違反となります。
読者の皆さまの大腸検査に対する知識のお役に立ちましたら幸いです。
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