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2019年02月03日

NHK


 NHK = 日本放送協会

エネーチケーです。
エヌ・エイチ・ケーですが、昔はみな“エネーチケー”と呼んでいた気がします。

昨年父が亡くなり、入居していたサ高住(サービス付き高齢者向け住宅)の管理人さんから郵便物を私あてに転送するように依頼を受けました。
そのままにしておくと、故人宛の郵便物がサ高住へ届くことになり、迷惑をかけてしまいます。

しかし郵便局ではそもそも亡き人宛の転送は受け付けません。
そんなことも知らず、郵便局に行った私はそこで初めて聞いたのですが、転送されなくては遠くのサ高住さんに配達され続けます。

納得のいかない私は当然、交渉します。
結果、局では死亡した事実を知らなかったとして転送を受理してくれました。
でも思うに、故人の郵便物は受け取らない方が良いですね。

郵便局に死亡を届け出て郵便物は受け取らないように手続きできるようなので、そうするべきでした。

というのは先日、父宛のNHK受信料納付書が届いたのです。
対象期間は2018年11月〜2019年1月。しかし父が亡くなったのは昨年の10月です。
テレビは同時に処分していますし、遠く別居していたので私に受信料を支払う義務はないようです。

でもこれは困ると思い、まずネットで調べてみました。
するとNHKはたとえ契約者が亡くなっていても解約の申し出があるまで、請求は発生し続けるという体質のようですね。放送法により。

ときに受信料を払う、払わないの話が出てきます。
よくいわれるのが、放送法では受像機がある場合、受信料を支払う義務があると。

でもNHKの番組って、見ることありません。
多くの人がそうだと思います。

この放送法が施行されたのは昭和25年。
当時ならテレビ = NHK。
民法などないのに「NHKは見ないから」という理由は通るわけがない時代。

その法律が未だに続いているのです。

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 別居していた私に支払いの義務はありません。
ですが、解約しなければ延々と新たに請求が発生し続けるのもおかしなもの。
なので、慎重にNHKへ電話をしました。

するとNHKでは解約するなら私の続柄、名前、住所、電話番号を言わなければならないといいます。
いやだと思いましたが仕方がないので、告げました。

すると最後に、
「後日、精算があるので電話をします。」
と言います。

うわ、やはり。
私は携帯でなく固定電話を告げていました。

めったに鳴ることのない固定電話。
先日、電話が鳴ったので私は居留守を使い、妻に出てもらいました。

請求のことかと思いましたが、反して還付金があるということ。
居留守を使ったため、書類で送るとのことでした。

着いた書類は死亡を証明するコピーと、受取口座を記入する用紙を返送する封筒でした。

この時点で私の告げた連絡先電話番号と、住所をすでに使われています。
名前はさすがにカタカナで書いてありましたが。

でも父が亡くなったのは10月25日。
転送されてきた受信料納付書の期間は11月から。
10月までの受信料は振込み済みだから還付されるのでしょう。

そうだとすれば、還付金はいったいいくらなのか。
新たな納付額は確か3,850円。
3か月で3,850円なら日割り計算だと260円くらい。

まさかと思いますが、
「還付金を受け取ったのなら、解約前の受信料を払え!」
となるのではバカバカしいので、還付金の請求はしないでおこうと思います。

 補足 -------------
郵便局に死亡を届け出ると、NHKからの振り込み用紙は返送され、契約者死亡で自動的に解約になります。













2019年02月02日

敬語があふれる時代


 コールセンターには特に敬語があふれています。

もちろんこれは皮肉った言い方。
相変わらず、知っている限りの敬語をベタベタと貼り付けているように聞こえます。

その中でまたも「ちょっとな、、」と思うセンターに来てしまいました。
ライバル企業の名前を呼ぶときに
「○○○○(会社名)様」
と、様を付けて呼ぶんです。

 数年前にも通信系のセンターで、同じくライバル企業に「様」を付けて呼んでいるのが聞いていて不自然でなりませんでした。数年前というのは、2015年のことです。
それまでは聞いたことがなかったので、初めて聞いて不自然に感じました。

法人に“様”を付けて呼ぶのは間違いではないようですが、私はまだ慣れていません。
昔はどうだったのか思い返してみると、結婚式の披露宴に出席すると“祝電披露”があります。
法人から届いた祝電を読み上げるとき、確かに司会者は“様”を付けて呼んでいましたが、それを不自然と感じたことはありません。

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しかしライバル企業に“様”を付けて呼ぶのは、白々しいというか、慇懃(いんぎん)無礼な気がします。
例えば、ジャイアンツの原監督が、
「阪神タイガースさんに勝ちに行きます。」
なんて言ったら、「???」となりませんか? ちょっと強引な例えですが。

このように状況も考えずに何でも敬語を付ければ良いという考えは間違っています。

 法人に「様」を付けるのは、もともとビジネス文書ではあったと思います。
でもそれ以外で目にすること、耳にすることはまずありませんでした。
目に入るようになったのは20年くらい前だったと思います。

新聞のチラシです。

新たに店をオープンするとき、来店しやすいようチラシに地図を入れることがあると思います。
20年くらい前「○○花屋さん」とか「○○メガネ屋さん」と、目印になる建物に「さん」を付けるようになったのを見て、なんかいやらしいと感じました。
もしかすると、センターで企業名に「様」を付けるのは、その延長線であるのかも知れません。

正確なところはわかりません。
しかし、総じて敬語の“大安売り”が始まり、特にセンターではあふれ返っていると思います。

「お使いでいらっしゃいますか?」
これは二重敬語。
「使っていらっしゃいますか?」
が正解。

「お使いですか?」
で良いでしょうに。
同じく伝わるのなら言葉は短い方が良いのです。
もし、これでは雑だと感じるのなら、
「お使いでしょうか?」
これで十分です。

「○○会社様」
にせよ、“的確さ”が失われています。
敬語は必要な個所にワンフレーズごと、“ひとつ”入れるから美しいのです。

今日、
「お使いでいらっしゃいますか?」
と言っていたオペレーターは、それで普通だと思っているのでしょう。
普通ということは間違っていないと思っているはずです。

私は聞こえてくるとすぐにアンテナが立つのですが。
美しくないんです。誤った敬語は。

アンテナの立たない人が大半を占めている今、もう手遅れ。修正不可能です。
と言っている私も、昔の人からすれば笑い者かも知れませんが。












2019年02月01日

時間


 もう2月です。

私、以前に40代より50代の方が時間の流れをゆっくり感じると書きました。
が、やはりそんなことはないですね。
あるとすれば、速い時間の流れに慣れてしまったのかということ。

思うんです。
子供の頃に比べると、一秒ってこんなに早かったかな?
って。

小学校に入った頃だったと思います。
初めて“秒”を意識したとき、

 いーち、にーい、さーん

って、間に“ー”の入るタイミングだったのを憶えています。
でも今ならどうでしょう。“ー”を入れたら、どんどんどんどん遅れていきます。

確かに子供は小さく、チャカチャカしてるから、時間が長く感じたのかも知れません。

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 我が家は神道です。
毎朝神棚の米、塩、水を取り換えています。
取り換えた後、ローソクに火を点けて2礼2拍手、そして1礼をします。

そのローソクなんですが、前回ひと回り小さなものを買ってしまいました。
一箱80本入りです。捨てる訳にもいかないので、使い切ることにしました。
小さなローソクとはいえ、80本を使い切るのには大変な時間がかかります。

間違えて買ったのはここへ引っ越してくる前でした。
するともう3年以上経っているのです。

「間違えて小さいの買ってきた。」
と言っていた妻も、もう小さいサイズに慣れてしまい、もとからこの大きさだったと言っています。(笑)
このように早く使い切りたいものには時間がかかり、過ぎて欲しくない時間はあっという間ですね。

仕事もそう。
8時間労働は決して長い時間ではありませんが、早く帰りたいと思うから長く感じます。

よく、“時間はすべての人に平等にある”と言いますが、同じ8時間でも長いか短いかの“尺”は、その人その人によるのではないでしょうか?

 いま北海道は一年でいちばん寒い時期を迎えています。
現在の札幌市、気温は−5.3℃。昼の方がもっと寒かったようです。
13時の気温は−7.3℃でした。

それでも1月は乗り切ったという、小さな喜びがあります。
本当に辛い冬場は3月中旬まで。あと一か月半かと思います。

寒いのもいやですが、灯油の管理も面倒です。
北海道の暖房は、殆どの家が灯油を使っています。
この灯油の残量を見て、配達を頼むのが面倒なのです。

一軒家であれば灯油のタンクも大きいので、2か月に一回の給油で良いでしょう。
家の大きさにもよりますが。

我が家は集合住宅なので、タンクも小さく毎月給油しています。
ある程度使ってから給油しなければ配達の頻度も高くなるし、少量の配達は断られます。
配達を頼むのにちょうど良い残量になるまで、確認とそれから“予測”が必要になります。

何より冬場でいちばんイヤなのは“雪かき”です。
たまに見る雪なら“情緒”もあるのか知れません。
ですが、毎年必ずやってくる雪は余計なんです。

この時期、雪が降るのを恨めしい目で私は見ています。
そして積もる雪の降る空は“紫色”をしているんですよ。












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2019年01月31日

大人と子供


 今では大人と子供の会話が希薄になってきていますね。

家庭ではどうでしょうか。
私が子供の頃は父親と話をした記憶がほとんどありません。
朝起きると父はとうに仕事に出ていて、帰りも遅い。母親と話をしているのは見ましたが私は話をしたことがほとんどありませんでした。

話すというより、
「勉強してるか?勉強しなさい。」
「まだ起きているのか。もう寝なさい。」
そんなことを言われた記憶しか残っていません。

それでも母からはいろいろなことを教わりました。
私と同じ世代ならおわかりと思いますが、父母ともに戦争世代です。
戦争経験も母からよく聞かされました。

今でも家庭内で親子の会話は続いているものと思います。
ですが、仕事が忙しく親子の会話に充てられる時間はどんどん少なくなってきているのではないでしょうか。

これは今始まったことではなく、私が子供の頃にもう始まっていたと思います。
私が生まれた頃というのは高度経済成長期の真っただ中でした。
そんな私どもの世代が大人になった家庭では成熟社会とはいえ、さらに進んできているのだと思います。

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だから外に出てみると、子供をどう育てれば良いのか、わかっていない親をときどき見ます。
なにしろ、子供を注意できないのです。
例えばバスの中で、明らかに子供が他人様に迷惑をかけている。
なのに、自分は何食わぬ顔で知らんぷり。

代わりにこっちが注意してあげると、
「人の子供に何言うの?」
という態度。

中には普通の親もいます。
2017/01/09「たまには良いことも。」に書いています。

でも子供を放っておいて自分はスマホに興じている親がいるのも確かです。

 またもYouTubeの話ですが、昔の「8時だよ!全員集合」がよく出てくるものだから一度冒頭だけ見ました。

 いかりや長介 「おーっす!」
 子供たち   「おーっす!」
 いかりや長介 「声が小さい おーーっす!」
 子供たち   「おーっす!」

こんな会話が自然にできていました。
大人は子供にいろいろなことを教えてくれます。

今はどうなのでしょう?
そのまえにテレビでも何でも大人と子供が接する機会がなくなっていると思います。

私の住んでいる集合住宅は、隣家が“くもん式”の学習塾です。
毎週火曜と金曜は小学生の子供たちが通ってきます。
初め、私から挨拶をするようにしていました。

ですが、返ってくる挨拶は元気がないし、仕方なくという感じ。
今では挨拶することもなくなりました。

人付き合いは挨拶から始まると思うし、人を成長させるのは人だと思っています。
人に影響されて勉強になるし、悔しい思いもするしそれで成長していきます。
なのに現代では必要以上の人付き合いを拒んでいるとしか思えません。

「知らない人は怖い人」
という風習がなぜか広まってしまったと感じます。

私が子供の頃から
「知らない人についていったらダメ」
という教育はありました。

でもこの二つは大きく違います。
「怖い人」と言い切ってしまえば「話もするな」と言っているようにも受け取れます。
昔も、ついていってはダメでしたが、話もするなとは言われませんでした。
人と触れあうことで成長するのは“会話”があってからこそです。

今日のニュースでは2018年11月20日に行方不明となった女子大生を殺した容疑者のことが取り上げられていました。
容疑者を知る近所の人は「(容疑者が)人付き合いを避けるタイプだった」ようなことを話していましたが、もしかすると大人と子供の会話がない社会が作り上げてしまったのかも知れないと私は考えます。

「知らない人は怖い人」
だから近寄らないのが正論ではなく、知らない人を避けると社会はますます住みづらくなるのではないのでしょうか。

会社などでも注意を受けることで
「言われるうちが華」「言われなくなったら終わり」
なんてときどき聞きます。

道で誰かが転ぶと、人は助けようとします。
これを言葉でできるようになれば社会も変わるのではないかと思います。














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2019年01月30日

YouTube なぜ長い


 YouTube、よくわからないんですが。

YouTubeって、どうして長い動画が多いんでしょう。
私、以前YouTubeに動画をアップロードしていたことがありました。
アップロードした動画はたくさんの人に見て欲しいし、長く見て欲しいと思いました。

当時、一般会員の動画は最長10分という制限がありましたが今はどうなのでしょう。
YouTube画面に並ぶ動画たちは、その人の趣向に合わせているものが多いと思います。
だから皆がそうとは言えないのかも知れませんが、私の場合は10数分物が多くあります。

しかし私からすれば10数分というのは長すぎます。
YouTubeは毎日見ていますが、何時間も見ているわけではありません。
寝る前のわずかな時間を利用してみているから、長くて5〜7分くらいの動画に限られます。

少し笑ってから寝ようと思い、例えば“サンドウィッチマン”の動画があったとします。
コントって1ネタせいぜい5〜8分だと思うのですが、2時間ものとかありますね。
それはもちろん編集して、たくさんのネタを集めているのでしょう。

とても見ようとは思いません。
しかし数十万アクセスとある。
世の中にはそれだけ時間に余裕のある人が多いのでしょうか。

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昨夜はYouTubeをもとにした書いた記事でした。
そのYouTube動画は約45分の動画です。

しかし2時間に及ぶ動画を見るってどうなのか。
映画なら良いでしょう。
また、分けてみることもできるでしょうが、私には謎です。

それからたまに縦長動画を目にするようになりました。
スマホで撮影したのでしょうか。
写真でも動画でもスマホで撮る場合、横にして撮るよりそのまま撮る方が楽です。

そうすると縦長の動画になりますね。
自分が縦長画面に慣れたからか、縦長動画も良いものだと思います。













2019年01月29日

パワーハラスメント


 2005年4月25日 JR福知山線脱線事故

YouTubeを見ていると、おすすめ動画が出てきますね。
何度も何度も“2005年4月25日 JR福知山線 5418M 脱線事故”が出てくるため、見てみることにしました。
はじめ、私はJR福知山線脱線事故と書いてあっても、1991年5月14日の信楽高原鐵道列車衝突事故と勘違いしていました。

 事故は2005年4月25日、午前9時18分頃、兵庫県尼崎市で起きました。
現場は福知山線塚口駅−尼崎駅間の右カーブ区間です。
運転士は当時、若干23歳、運転歴は11か月。

8:53頃、事故列車は宝塚駅の手前で信号無視。ATSという自動列車停止装置が作動し緊急停車します。
ここで15秒の遅れが生じます。
信号無視は報告義務がある重大な違反。

続いて直前の停車駅、伊丹駅へ向かう途中、制限速度を超え120kmで走行します。
その結果、停車位置をオーバーランし、やむなく列車を後退させます。

この時点で列車の遅れは1分20秒にもなっていました。
20分以内に2度目の違反をしてしまいます。

オーバーランを起こした場合、車掌は報告義務があります。
運転士は処分を恐れ、駅を発車してすぐ車掌へ内線電話します。
オーバーランした距離を過少報告して欲しいという内容でした。

実際には70mのオーバーランを車掌は8mと報告していました。
次の尼崎駅では乗客の乗り継ぎのため秒単位の遅れも許されない中、すでに1分20秒も遅れています。
運転士は少しでも遅れを解消したかったため、列車が制限速度を大幅に超えていることに気付かなかったのか。

事故現場のカーブは時速70km制限。そこへ116kmのスピードで進入します。
そして午前9時18分、事故発生。107名の乗客が命を落としました。

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 私はこの日の午前中にネットで事故を知りました。
テレビのニュースで取り上げたのは午後、だいぶん経ってからです。
初めてテレビよりもネットの情報が早いことを知らされた事故でもありました。

私はこの事故を運転士の未熟さが招いた事故だと結論付け、あまり深く知ろうとしませんでした。

 しかし事故究明するにつれ次々と暴かれるJR西日本の利益・効率主義と企業体質。

まずハード面ではカーブ手前にまだATSは設置されていませんでした。
もし設置されていたら事故はなかっただろうといいます。
その後、法改正により福知山線のカーブ手前にはすべてATSの設置が義務付けられました。

また1997年に尼崎駅へ続く事故現場になるカーブの半径を600mから304mへ変更していたのです。
新しい路線に直通運転するため、より早くより効率的に乗客を大阪へ運ぶため、
ダイヤを改正、JR福知山線はもっとも過密なダイヤになりました。

また運転士は脱線の4秒前にブレーキをかけています。
ブレーキには“常用ブレーキ”と“非常ブレーキ”があり、運転士がかけたのは常用ブレーキでした。
非常ブレーキを使うと報告義務があります。

信号無視、オーバーラン、さらに非常ブレーキまで使用したくなかったのでしょう。
運転士がパニックに陥っているのは明らかです。

 なぜ、そこまで追い詰められたのでしょうか。

運転士は運転を始めて3週間後に100mのオーバーランをしています。
そのため13日間、“再教育プラグラム”を受けています。

事実、多くの職員が“日勤教育”という“再教育プログラム”を受けています。
また運転士が再教育プログラムを受けるのは特に多いといいます。

再教育プログラムは対象者を非難し、罵倒し、面目を潰す懲罰的な内容です。
通常の業務から外され、鳩の糞の掃除、反省のレポートを延々と書かされたり報酬を減額されたりすることもあるといいます。
再教育プログラムはその期間も知らされず、延々と続く場合もあるのだとか。

労働組合によれば、それは人権侵害、いじめであるとし、中には2分間、会議に遅れただけで5か月間の日勤教育を受けた人もいるといいます。
これでは実質上の退職勧告です。粛清(しゅくせい)です。

運転士は信号無視で焦り、オーバーランもしてしまい処分を恐れたあまり事故につながったと考えられます。
実際に、もう二度と再教育プログラムを受けたくなかったのでしょう。


 これを見て私は5年ほど前まで近いことをしていたコールセンターがあったことを思い出しました。
“再教育プログラム”とか、特に決まった名前で呼ばれていたことはなかったのですが、通常業務から外され期間も知らされず、延々とレポートを書かされたことがあります。

勝手に休日も変更され隅の席に追いやられ、いつまでそんな日が続くのかわからない。
確かにミスを犯したことに違いありませんが、見ていると同じミスでも許される人がいるのです。
私は上司から見て従順ではないので、特に狙われやすいのかも知れません。

それが十日も続くとプライドの高い人なら「辞める!」となるのでしょう。
実際にそれを待っているかのようでした。
「辞める?はいどうぞ。」と。

面目さえ気にしなければ、一日中座ってレポートを書いている振りさえすれば給料がもらえます。
私は逆に「ラッキー!」と思う気持ちもありました。
そのうち他の部署からお声がかかり、そちらへ移って「はい、めでたし」でした。
“捨てる神あれば拾う神あり”です。

今はこういった話を聞きません。
パワハラ以外のなにものでもないですから。












2019年01月28日

ちょっと変わった動画の紹介


 最近ちょっと変わったYouTube動画を見ています。

(YouTube:葬儀葬式ch有限会社佐藤葬祭)


一級葬祭ディレクターの佐藤さん
葬儀にまつわる話題を、視聴者の質問メールからテーマを決めて解説しています。

葬儀というと一見、引いてしまうような話題です。
しかし人は生まれた瞬間から死に向かって生きていきます。
“冠婚葬祭”はその上で、特に家族として避けては通れない行事です。

誰でも冠婚葬祭は経験したことがあると思います。
でも職業でない限り、また政治家でない限りそう何度も経験できないと思います。

 伊丹十三作品の映画があります。
1962年の初監督作品を除いては、ちょっとしたブームとなった伊丹十三映画。

・タンポポ(1985年)
・マルサの女(1987年)
    中略
・ミンボーの女(1992年)
    後略

などが有名です。

そのシリーズの始まりが
・お葬式(1984年)
でした。

誰もが関わるけれど、あまり知られていない葬式。
それを映画にしたのが話題になった作品です。

 このYouTube動画、中にはグロい内容も少し含まれているようですが、「なるほど」と見ています。












2019年01月27日

記憶のプロセス


 歳を取ってくると、すんなり頭に入ってきません。

テクニカルの受信はもう無理と感じた前回のセンター。
研修の進みが速すぎるというのが私の言い分です。
しかし、平均年齢が低いので私のためにもっとゆっくり進めてというわけにもまいりません。

ネットを見ていたら、何かで“新幹線”という字が目に入りました。
新幹線というのは、私とだいたい同じ年齢(?)です。
私が生まれた頃に新幹線が開業しました。

だから私が育ちながら接した本やテレビで新幹線は常に近い話題でした。
その頃はテレビや本で見る“しんかんせん”は、“しんかんせん”でしかありません。

でも今ならどうでしょう。
きっとこの世代になって初めて“しんかんせん”を聞いたとします。
すると、
「どんな漢字を書くんだ?」
となるでしょう。

そして
「そうか、新しい幹線、だから新幹線なんだ。」
と、やっと飲み込みます。

小さなころは“幹線”なんてどうでも良いし、知りません。
新しい幹線と聞いても
「じゃあ古い幹線は?」
なんて考えもしなかったでしょう。

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白にブルーのラインが入った(東海道新幹線)、速い列車が“しんかんせん”。
それだけで十分だったのです。

 先日、研修のときもそうでした。
若い人たちは聞いたことをストレートにそのまま記憶します。
でも私は面倒なもので、記憶しようとする前に、
「なぜ?」
と考えてしまいます。

そして自分で考え納得し、記憶しようとする頃には研修がすでに先へ進んでいるのです。
そんなペースで研修が進んで行くものだから、私は落伍していくのです。

新幹線といえば思い出すのがこの歌です。

(YouTube:shinmen0902sub)


「はしれちょうとっきゅう」
というのですね。

作詞は“山中恒(ひさし)”さん。
児童文学作家、ノンフィクション作家です。

有名な作品だと、
何度もテレビドラマ化された「あばれはっちゃく」。
またこれもテレビドラマになった「とべたら本こ」。
大林宣彦監督の映画「転校生」の原作「おれがあいつであいつがおれで」など。

母の知人です。














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2019年01月26日

車内販売


 車内販売というのは、特急列車などで酒、お菓子、ジュースなどを売っていたものです。

2019/1/25 北海道新聞によると、JR北海道ではその客室乗務員の車内販売を2月いっぱいで終えるそうです。
昔から特急列車や一部の急行列車に乗ると決まりの風景だったと思います。
お姉さんがワゴンを押して売りに来る姿は旅ならではでした。

昔は赤い網に入った“みかん”とか、針金の把手が付いた“お茶”は定番でした。
何でもなくなっていくのは時代の移り変わりを見せられるようで寂しいものですね。

廃止の理由はコンビニらしく、確かにコンビニで買って乗った方が間違いないです。
車内販売は売る時間が決まっていますし、品切れもある。まして少し高かったような。
そんなことから現在、JR北海道では札幌−函館間の特急で6本の列車でのみ車内販売を続けていたそうです。

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それでも道北の三つの特急はすでに地元の観光協会が車内販売を行っており、これは継続されるといいます。

 私の通っていた高校は私服校でパーマもOKでした。
また、私の世代はほとんどの生徒は高校生になる頃には既にタバコを吸っていたと思います。

パーマをかけて私服でいる高校生は、店でタバコを買うのに苦労したことはありません。
しかしそんな高校でも変わった“風習”があり、1学年の夏休みまでと、2年の修学旅行は学生服という習わし。

修学旅行のとき、新幹線で売りにきた車内販売のお姉さんに
「セブンスターひとつ下さい。」
と言いました。

私はいつもの通り言ったつもりでした。
ところがお姉さんは「えっ?」て顔をして私を見ます。
私はお姉さんの視線を追いました。

「あっ!」
学生服を着ていることをすっかり忘れていました。
車内販売といえば、そんなことも思い出します。

 またJRでは「みどりの窓口」での“旅行商品販売”も3月で終了と書いてありました。
これはどういうことでしょう。
みどりの窓口は存続するが、旅行商品の販売のみ終了ということでしょうか。

また“旅行商品”というのはチケットの販売ではないのでしょうか。
みどりの窓口自体なくなるのでは、それも寂しい気がします。
小学生のとき“鉄っちゃん”だった私は毎朝、学校へ行く前テレビで“みどりの窓口”を見てから出かけました。
“みどりの窓口”は提供:国鉄でした。













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2019年01月25日

面接、何とかならんの?


 先日の面接は不採用でした。

その理由が“前の辞め方”。
前にも勤務していた発信のセンターです。
勤務していたときは、そこそこの実績を上げていました。

 企業はたくさん獲得し、業績を上げる。

それが目標なのだから、“効率”を考えます。
ときに、成績が下がってくると企業は効率を重視するあまり、スタッフの勤務時間を調整します。

平日の日中はお客様が仕事中である場合が多く、携帯は出てくれないとか、出ても断られる。
固定電話なら留守番電話というのがほとんどです。

そのため平日は14時から17時まで非番にすると予告されたことがありました。

途中、3時間の空きができても困ります。
家に帰るとしても家までの往復時間があるので何か用事を足す時間はありません。
帰らないとしても、どこかで3時間もつぶすというのは大変なことです。

また家に帰るとしても交通費は一往復分が出るか出ないか。
交通費が出るセンターは恵まれている方でしょう。

 コールセンターは大抵、“時給”で働いています。
ふつう、一日8時間労働でしょう。

サービス残業がないのはコールセンターの良いところではあります。
それでも一日8時間労働のところ、平日3時間削られるというのは相当な打撃です。

賃金を減額されることについて労働者は拒否できますね。
しかし、時給で働く人が労働時間を削られるというのはどうなのでしょう?
実質、賃金の削減だと思うのですが。

 以前、そのように勤務時間調整の予告を受けたとき辞めようと決めていました。
そんなとき、友人から誘いがありました。同じビル内の違うセンターに来ないかと。
私は友人の誘い通りそのセンターに希望を出し、採用が決まった日に突然辞めました。

私の大人気ないところであります。
「コノヤロー!」
を態度に出してしまったんですね。突然辞めるというのは。
その辞め方が悪かったからと、どうも今回の面接は非採用になったようです。

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会社を辞めるには1か月前に意思を伝えなさいとありますね。
でもそれはとても非現実的だと思います。

普段仕事をして他に転職を考えたとき、転職活動する時間は限られます。
その上で次の就職先が決まったとすれば通常、次の企業ではすぐに来て欲しいものです。

それを一か月先に、、
というのでは、明らかに転職の機会を妨げているようです。

 雇用者と被雇用者は対等であるのか。

確かに雇用者は被雇用者を解雇する場合、30日前に通知するか30日に満たない場合、30日分の賃金を支払う義務があります。
それゆえ、被雇用者が退職する場合も30日 ≒ 1か月という期間があるのかも知れないですね。

しかし当事者にとって、次の企業の都合が大きいですから、一か月前に退職を予告するのは非現実的です。
が、採用が決まった日、面接後にその足で「辞める!」と言いに行った私は不届き者です。
もう4年前のことですが、事実は事実なんですね。

 ただ、
私のそんな過去を割り出すために“面接”は必要だったのでしょうか。

面接に行った時点で過去に私が勤務したことは知っていたようです。
いや、もしかしたらわかっていなかったのかも知れません。
わかっていなかったというより調べていなかった。

面接といってもヒアリングシートに記入するとか、筆記テストを受ける時間があります。
また今では珍しく、写真付きの履歴書を持参する必要がありました。
その間に私の過去を確認したのかも知れません。

過去の経緯を調べるなら名前だけで十分でしょう。
あとは生年月日。住所は当時と違っています。

今回、派遣会社を通じて面接しました。
派遣会社からはきっと事前に個人情報が流れているはずです。
氏名、住所、生年月日。

それだけでも私の過去は割り出せたと思うんです。
なら、いちいち履歴書を作って交通費をかけて、一時間も面接に応じる必要があったのか。
恐らく、今回受けた企業はあくまで“面接”が先にありきで、面接も消去法で行っているのでしょう。

ただその消去法。
面接する前から調べることはできたはずなのに、そのプロセスがない。

 前にもありました。もう10年以上前のことですが、
確か事前に履歴書を郵送し面接へ。

私は書類選考は通ったと思っていました。
すると面接開始早々、

「自営業をしていた者は自分の意志で動く(従わない)からダメだ。」

そう断られたことがあります。
おいおい、私はそれだけ聞くために今日一日、支度をしてここまで来たんかい?

 今回不採用になったコールセンター、企業の効率化で勤務時間調整をするくらいなら、初めから結果のわかる面接に時間をかけさせるな!

労働者を守る環境はいろいろありますが、応募から採用まで、まだまだ企業の言うがままですね。








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