2024年07月04日
7月1日に思うこと(その1)
先日のことですが7月1日は私の交通事故記念日(?)
まだ20歳だった私には5歳年上のお得意様がおり、ときどき一人住まいの家にも遊びに行っていたんです。ただ、そのお得意様は酒乱でした。
割と小柄で気が小さい人であったこともあり、職場では今でいう「いじめ」に近い扱いを受けていたんです。そのため、酒で憂さを晴らすというアブナイひとだったんですね。
で、その人から見ると私なんてまだ社会に出たばかりの若僧で、しかも業者。
その人はもともと優しい人なんですけど、よくありそうな話として、空気銃を持っていました。そしてその空気銃で小鳥を撃って遊んでいると言っていました。
ある日、
「観光協会の腕章を作るから手伝いに来ないか?」
そう言われ、行ったんです。腕章の生地は既にできており、あとは観光協会と書くだけでした。枚数は50枚くらいでしたでしょうか。でも、ラッカー系の塗料で書いたんです。もうシンナーの匂いがプンプン。
6月だったと思います。換気もしっかりせず、たぶんシンナーで半分ラリっていたところへ途中から、二人でビールを飲み始めました。もう悪酔いも悪酔い。シンナー + アルコールってひどいです。
その人、突然ビール瓶を持って自分の頭にガン!と。
何回か失敗(?)したのですけど、ビール瓶て頭で割れるんですね。あ、決してマネしないでください。
そしてその場は私にもやれという空気。
私もやりました。二人で何本も割りました。
そしてその人の部屋はもう荒れ放題。後片付けも大変だったろうと思います。さらにお互いにビンタしあう状況になり、その人のビンタが私の左耳を直撃したのです。
以来ずっと耳鳴りがして、これはマズイぞ耳鼻科へ行かなきゃと思ったのですが、私が住んでいた田舎町にはなんと耳鼻科がなかったんです。
そこで車で片道一時間かけて耳鼻科のある街まで通うことになったんですね。
ある日、その耳鼻科からの帰り、道路の舗装替えがされていました。雨が降って路面からはまだ湯気が立っていました。そしてその次、通院の日に私はそこで前の車を追い越したあと、スリップし対向車線のガードロープ支柱へドン!
支柱に跳ね返されたおかげで海に車が落ちることはありませんでした。しかし支柱にぶつかったことで車の左前部が大破。たまたま対向車線を親の知人が走っており、そのときを見ていて彼の話だと私の車は、大破した左前部を中心にコマのようにきれいに回転しながら自車線側の路肩に後ろから突っ込んで止まったんだそうです。
つづく
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