昨日、友人の告別式に参列してきました。
告別式って、あっけないですね。火葬場へ行くのは近親者だけだから、私はバイバイです。もっとも、飲み歩いた友のお骨を拾うってのはどうも好かないです。
しかし、彼とは飲み歩きました。“飲み放題のハシゴ”ってわかりますか?
飲み放題といっても2時間とか時間制限がありますね。時間が切れると次の飲み放題へ行くんです。それも、行きつけの店ってできてきますから、2時間のところ多少サービスしてもらうんです。2時間半とか。なんか妙な顔パスでした。
頭の良いヤツでした。それでいて口も達者だから、かつて一緒に傷害保険を売るコールセンターで働いていたとき、彼、バンバン売っていました。
また他のコールセンターでは、ある若い正社員に声をかけ、しきりに
「お前はできるやつだ。こんなところにいてはもったいないから、○○に行きなさい。紹介してあげるから。」
と。
それをコールセンターの役員が横で聞いていたから、たまりません。
彼、クビになってしまいました。横にいたのが役員だって、知らなかったんですね。私、前もって彼に注意していたんですよ。
ただ、そのあと一緒に仕事をした記憶がないんですね、なぜか。
彼、お金持ちだったんです。
経営者マインドの持ち主でした。
実際に過去に会社を何社も立ち上げていたらしいです。現在でも自分で経営する会社を他人に任せ、上りは自分のものっていう、羨ましいヤツでした。
すでに一生、食べていくだけの貯えはあるけれども、何もしなくては朝から飲み呆けてしまう。だから自分を拘束するためにコールセンターで働く。そんなことを言っていました。
私は火葬場までは行きませんでしたが、葬儀場を出ていく車に乗っている彼の棺がある部分を見送っていました。サヨウナラ。
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