コールセンターおじさんのブログ

バス待ちはそう悪いことばかりでもありません。

以前バスターミナルに並んでいたときのこと。
確か私が4番目で、私の前には女性が立っていました。30代くらい。

あれ？
気付いたら女性と私の間に7~8歳くらいの男の子がひとり増えている。

どうやら女性はその子の母親のようです。

その子はどうも落ち着きがなく、母親のもとを離れて見えなくなってはまた、戻ってきます。
それを幾度となく繰り返している。

割り込みではないのですが、見ていてあまりいいものではありません。
例えば、5番目に並んでいたのに、3番目の人の連れがあとから列に加わると、良い感じはしないと思います。

そこで黙ってはいられない私は、
「兄ちゃん、きちんとここに並んでいなければダメだよ！」
と注意しました。

それからその子は落ち着かないながらも、そこに留まっていました。

子供は母親に、
「寒いね。」
とか
「バス遅いね。」
と話しかけるので、私も後ろから
「そうだね、寒いし遅いね。」
と同意しました。

それから5分くらい待ったでしょうか。
バスが着いたとき、私は子供と目線を同じ高さにして、
「兄ちゃん、よく頑張ったな！」
とニッコリしました。

すると母親が、
「誰も言ってくれる人がいないので、言っていただいて良かったです。」
と。リップサービスもあったかも知れません。

でも良かったなぁと思いました。

できれば、これからも叱るときに、
「また恐いおじさんが来るよ！」
と使って下さいと付け加えたかったのですが、女性にとって怖いおじさんではなく、変なおじさんに映っていたら恥ずかしいので、それはやめておきました。


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