2019年01月04日
前屈立ちについて考える(。`・∀・´)⊃
前屈立ち。
それは空手家にとって永遠のテーマであり、基本にして一生つきまとう稽古。
どうも、最近は「力強い前屈立ち」が稽古テーマのかつおでございます。
冒頭の画像はかつおの昇段審査の時の、基本移動の一発目の前屈下段払いの写真です。
元気いっぱい、気合い十分のフレッシュな状態のハズですが…
ツッコミどころが満載ですね。
パッと見ただけでも「腰、高っ!www」と言われそうな前屈立ちです。
でも、本人のイメージでは、至ってマジメ。
もうね、前後幅、ビッシー!!開いてる。
腰、ガックー!!落ちてる。
へそ、ギューーーン!!切れてる。
けど、ハタから見ればこんなもん。
参りますわぁ…。
講習教材を見てみる
改めて、当流儀における前屈立ちについておさらいします。
以下、講習教材より抜粋
前 屈 立
足を前後に約腰巾の倍に開き、前足の膝は充分屈し、(脛は地面に直立する)後足は膝を伸ばす。
前足の爪先はやや内側に向け、後足の爪先も同方向に向け、足裏全面でピッタリ地面に吸いつく。両膝は前後に強くしめる。上体は下腹に力を入れ真直ぐに前向きに立ち、重心の鉛直線はやや前足の方に落ち、体重は両足で平均に支える。
1、注意する点
1 足の開き......横巾は腰巾位、前後は約腰巾の倍。
2 両足裏は全面が地に吸いつく、後足は出来るだけ前を向け、前足の爪先はやや内側へ。
3 前足の膝は十分屈し、膝頭をしめ地面に直立させる、後足は真直ぐ突張る様に伸す。
2、基本練習
1 前屈立になり、両掌を両腰に当てる(肘を両横に張る)
2 腰を四十五度回転し、半身となる。
3 腰を正面に戻す。(左右反復練習する)。
3、注意する点
1 上体は腰の上に直立し、ネジラない。
2 腰の回転は水平に。
3 腰の回転に伴い、上体も回転する。(腰の向きと胸の向きは同一方向)
抜粋以上
最近、特に気をつけているのが、上記の太字下線の部分。
暇さえあれば、稽古の合間や職場のエレベーター内、駅のホームや信号待ちなどで不審者よろしく練習しているのですが、なかなかどうして簡単には身につきませんね。
後足は真直ぐ突張る様に伸す
もっとも苦手なのが、「後ろ足を突っ張り棒のようにまっすぐ伸ばす」ということ。
言うは易し為すは難し。
形(かたち)だけ伸びていても、前傾気味で、後ろ足で大地をしっかり掴めていない。
↓
股関節が硬いのか、足を伸ばすことを意識すると腰が前傾する→身体が前傾する。
↓
ますます地面をしっかり踏めない。→最初に戻る。
この無限ループ(笑)
反復鍛錬を行ううちに、この出来ていないことの「度合い」と「出現頻度」が縮小していくことを目安に、地道に稽古していこうと思っています。
言葉尻に惑わされてはいかんぞう♪
また、常々気になっているのが、足の「横幅」と「前後幅」のテーマ。
講習教材には、
横巾・・・腰巾位
前後・・・約腰巾の倍
とあります。
※実際に自分の腰巾を測ってみたら35pでした。かつおは「横巾はもっと狭く、前後はもっと広く」と注意されることが多いのですが、試しに足幅を測ってみたら意外と「そんなもん」でした。
他の指導内容(他の流儀含む)としては、
横巾・・・「道場の板3枚分」「広すぎず狭すぎず」
前後・・・「膝が直角になるように」「後ろ足の膝を床に着いた時に前足の土踏まずあたり」
と言われたこともあります。
もちろん、各流儀によってかなり趣は違うと思いますし、人それぞれの体型に依るものも大きいと思いますが、それぞれの言葉の意図と目的はそれほど大きく違うということはないのではないかと思っています。
逆に言えば、形(かたち)ばかり整えても、その言葉の意味するところが体現できていないからこそ指摘を頂くわけですので、もうこればかりは自分の中で「これか!!」と言えるものを感得するまではひたすら反復稽古に励むしかないのかもしれません。
改めて「基本のキ」を見直す中で、新たな発見があるかもしれません。
これも空手稽古の楽しみですね。
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