2018年11月26日
ヘロヘロになって現れるコツ?ヘ(゜ω、゜)ノ
新里勝彦先生のお弟子さんの書かれた漫画です。
http://kishabajuku.okinawa
時々ホームページを訪問してはこの漫画を拝見しているのですが、以前よく分からなかったりしたことが、時間の経過とともに「あのことやったんか!」という気づきがあったり、逆に「あれ、思ってたのと違うのかも…」という振り返りがあったりして、大変興味深く読ませてもらっています。
どうも、かつおです。
元気な時には掴めない感覚?
今回は、つい先日の道場稽古の日に、稽古後に師範が話された一言に触れてこちらの漫画を読み返してみた次第です。
曰く、「何回も型の稽古を繰り返して、フラフラになって力が入らなくなった時、人間の体はよくできていて、いかに楽に動こうかということを見つけようとするんです。」とのこと。
この日の稽古は、いつになく全力の型稽古を連続して行うような稽古でした。
特にかつおは「観空大」という、流派内では最も挙動数の多い型を行なっており、昇段審査が控えているせいもあってか師範の目線もいつもよりかつおに注がれる時間が多い感じがして、全力マンキンの稽古が続きました。
最後の一回などは、仕事終わりの稽古ということもあり、それまでの全力稽古もあり、半ば意識も朦朧としながらの型でしたが、稽古が終わった後に「うん、これならいけるでしょう」と言ってもらえたのはラストの一回のものでした。
理屈は分からない…
その時に思い出したのが、件の漫画のフレーズです。
ヘロヘロになって「コツが現れた」ということなのでしょうか?
自分では上手くやれた感覚も、何かを変えた感覚もないのですが、不思議と符合するものがあったので思い出してしまいました。
そういえば、以前、泊手セミナーで山城先生も同じようなことを言っていました。
セミナー参加者に騎馬立ちをしばらくさせます。
みんながプルプルしてもやめません。
あと10秒、1、2、・・・6、しーち、はーち、しーち(笑)
と親父ギャグを交えながらそのシゴキが終わった後にこう言うのです。
「みなさんプルプルしてましたね。でも、これからが本当の空手の稽古なんです。表面の筋肉が疲れて使い物にならなくなってからが本番なんです。」
また、故横山和正先生が沖縄の仲里周五郎先生のもとで修行した時も、これでもかと言うくらいの全力最速の移動稽古を繰り返し、ある時突然に内側から爆発するようなエネルギーの出し方を感じたとのエピソードを著書にて紹介されていました。
うーん、皆さん、同じことをおっしゃるんですよね。
精神論ではないけれども、単純な理屈ではない何か。
そんなものが今回の体験に含まれている、そんな気がします。
これを読んでくださった方、感想やご意見などお聞かせ頂けますと幸甚に存じます。
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いやいや!
小生なぞ力みまくりの注意されまくりではないですか(笑)。
何かで、有段者の方が稽古するときに何を意識しているかという問いに対して「いかに力を抜くか」ということに注力しているという話を聞いたことがあります。
そこには安定した体幹筋と、基本に則った技があってのことなのでしょうから、変に物知り顔で真似をするようなことではないと思いますが、少なくとも指導資格のある先生からの「もっと力を抜いて」は、素直に聞き入れることのできる余裕もないといけないなぁとは感じています。
うちではあまりやりませんが、単発ではなく連続でのミット打ちを行う中での受け手と自分の身体からのフィードバックを得られる工夫は、自主練タイムにもう少しやってもいいのかもと思っています。
おぉ!やはりそうなんですね。
手負いのクマ状態とは、何とも絶妙な例えですが、10人組手に挑もうと思える力が身についているからこその本来の能力の発揮なのでしょうね。
小生なぞは手負いの子猫くらいのものでしょうか(笑)。
フルコン空手家の方は、スタミナ稽古も多くされておられるとお聞きするので、スタミナ切れではない力みの取れた状態というものがあるのでしょうかね?かつおは持久系スポーツは苦手ではないと思っていたのですが、空手の動作におけるスタミナは本当になさすぎて情けなくなってきます。こればかりは反復練習しかないと決めて打ち込んでおりますが…
貴重なご意見、ありがとうございました!
私はいつも「肩の力を抜いて!」と先生に言われるのですが、
力を抜くと極めが全くなくなり、ヘロヘロとした動きになるような気がしてました。
が、実際はヘロヘロの方を褒められました!
⁇⁇⁇「肩が決まってきました」って、極めは手先足先じゃなくて肩だったのか〜!です。
後、多分腰ですよね。
カツオさんにしてみれば今更、かもしれなませんが、ほんのちょっとだけわかった気がします。
フルコンの昇段のときに行う「10人組手」ですけれど、これ、もちろん昇段する人が一番大変なんですが、一方で相手をする人にとっては何番目に当たるかが結構大きいです。ご想像の通り、9人目、10人目に当たった人が一番大変です。昇段する人ははヘロヘロになって疲れていますが、まず、「手負いのクマ」状態になってます。精神の中に獣の雰囲気が宿ってきます。神経もそうとうに敏感になってます。
そして、なによりも、無駄な力が抜けているので、突き、蹴りの重みが侮れません。一見ヘロヘロになっている突き蹴りが、意外と効きます。疲れているから楽勝・・・・・というわけにはいきません。
うちの道場では9人目は黒帯、10人目は先生が行います。昇段者には最後の関門になりますが、一方で、相手をする側もそのくらい「ヘロヘロの相手」は脅威だということですね。